2024年版 日本全国魚河岸酒。市場や漁港で朝・昼酒ができる食堂・酒場紹介

2024年版 日本全国魚河岸酒。市場や漁港で朝・昼酒ができる食堂・酒場紹介

2021年8月5日

市場や漁港で食べる刺身や煮魚、海鮮丼は格別です。近所の市場も遠くの魚河岸も、行ってみればそこは非日常、魚好きの楽園です。今回はそんな市場や漁港で楽しむ朝酒・昼酒の老舗や人気店をご紹介します。

いつかの旅行のプランにお役立ていただけたら幸いです。(2023/5/15加筆修正)

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目次

北海道

札幌『札幌中央卸売市場場外市場 / 定食 めし屋』

北海道唯一の中央卸売市場の場外には数多の鮮魚店が立ち並んでいます。道内各地から集められた魚介類が揃うため、魚種は非常に豊富。飲食店は、とくにディープでお得感があるお店をご紹介します。その名もずばり「定食めし屋」。

朝限定の四色海鮮丼は1,500円(写真の雲丹は追加トッピング)とは思えない豪華さです。生ビールはなくお酒はサッポロクラシックの缶ビールのみですが、楽しい朝酒になること間違いありません。

札幌・二十四軒『定食 めし屋』旅先の市場酒。場外で海鮮丼をつまみに朝酒タイム
旅先の朝食は、迷わず漁港や市場に向かいます。深夜から早朝にかけて働く市場の人たち御用達の「飲める朝食」が揃っているからです。 今日は、北海道・札幌で"市場飲み"…
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釧路「釧路和商市場 / 市場食堂 | 竹寿司」

北海道三大市場のひとつに数えられる釧路の民間市場「釧路和商市場」。道東観光の拠点であるJR釧路駅にも近いことから、出張や観光の乗り継ぎ時間を使っても利用することができます。

人気は市場のの刺身などを自由に組み合わせて自分だけの海鮮丼をつくる「勝手丼」。それだけでなく、市場併設の食堂や寿司店でも、比較的手頃で新鮮な釧路の海の幸が味わえます。

釧路「釧路和商市場 / 市場食堂 | 竹寿司」 漁師町の市場で季節の魚介とクラシック
北洋漁業の拠点、釧路港を中心に17万人が暮らす釧路市。日本有数の漁師町として、同時期に成長した第二次産業とともに、道東経済を牽引してきました。 釧路駅前には、そ…
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厚岸「厚岸漁業協同組合直売所」

漁協直営の直売所。名産の真牡蠣をはじめ、毛ガニやホッキ貝などがかなりリーズナブルに販売されています。牡蠣は1個単位で購入可能で、なんと120円という驚きの安さ。

宅配や持ち帰りがメインですが、場内にイートインコーナーがあり、電子レンジで簡単にできる蒸し牡蠣やお刺身が追加料金なし楽しめます。缶ビールや日本酒の販売もあります。

厚岸「厚岸漁業協同組合直売店 エーウロコ」 牡蠣好きの楽園。産地で食べるぷりっぷりの牡蠣に舌鼓。
日本を代表する牡蠣の名産地のひとつ、北海道厚岸町。地名の厚岸も、アイヌ語の「アツケシ」(牡蠣のあるところ)から来ているという説があるほど、古くから牡蠣の町として…
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函館「はこだて自由市場」

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函館は駅前の市場のほかにも「自由市場」という主に地元向けのマーケットがあります。函館名物のイカをはじめホタテなどを扱うお店が多く、お店によってはその場でお刺身にもしてくれます。

店頭に並ぶイカは新鮮そのもの。隣接するコンビニでお酒を購入し常識的な範囲内で持ち込むこと可能です。

函館『はこだて自由市場』闇市を起源とする市民の台所で大人の買い食い
函館の市場といえばJR函館駅から南へすぐの場所にある朝市が観光名所としても有名ですが、実は飲食店が立ち並ぶ街の中心方向、電車通りに面した場所にもうひとつ市場があ…
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また、場内にある食堂『市場亭』のヤリイカ刺しみ絶品。70年続く老舗です。

函館『市場亭』旬のヤリイカで昼ビール!70年続く自由市場の大衆食堂
函館のヤリイカは冬が旬!夜は居酒屋で落ち着いてつまむのがよいですが、昼酒に豪快に頬張るというのも楽しいです。飲食店が仕入れにも使う函館の台所「函館自由市場」内に…
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東北地方

岩手・宮古「宮古市魚菜市場」

三陸沖や素潜り漁が盛んなリアス式海岸など、多様な漁場がある三陸。港町の宮古には豊富な魚が集まります。

宮古市魚菜市場にはそんな三陸の魚介を扱う鮮魚店がいくつもあり、店頭で買った刺身などはその場で食べられます。併設した食堂でご飯を購入し、鮮魚店で買い集めた具材を乗っければオリジナルの海鮮丼の完成です。場内のコープスーパーで缶ビールやコップ酒が調達できます。

宮古「宮古市魚菜市場」 地元の魚介を買い集め、朝から市場で乾杯です
盛岡からJR山田線の快速列車で約2時間。本州最東端の街、宮古市。三陸を代表する景勝地「浄土ヶ浜」に代表される太平洋沿岸の豊かな自然に囲まれた街です。 三陸沖漁場…
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秋田「秋田市民市場」

秋田市民の台所、秋田市民市場。JR秋田駅から5分の場所にある協同組合型の市場です。早朝からお昼にかけて賑やかとなり、旬の日本海の美味しい魚介類が売買されています。アクセスの良さもあり、新幹線や飛行機の時間など、このあとの旅程があるというときにでもさくっと「市場で朝酒」できるので、ぜひ立ち寄られてみてはいかがです。

食堂、回転寿司店などのほか、鮮魚店から買ったものをその場で楽しめるイートインスペースも完備されています。お酒の販売あり。

市場内で魚介類を買い集めてオリジナルの丼ぶりをつくる「のっけ丼」も人気です。

自由につくれる「のっけ丼」を満喫!『秋田市民市場』でお昼酒
「旅先の市場は好きだけど、持って帰れない…。できれば、ここで食べたい!」そんなニーズに応えてくれる市場が増えました。『秋田市民市場』もそのひとつ。鮮魚店に並ぶ魚…
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福島・いわき「小名浜漁港 / うろこいち」

小名浜漁港に隣接する水産仲卸が直営する大箱の鮮魚店兼食堂のうろこいち。

小名浜で水揚げされるベタやキンキ、カレイ、遠洋のカツオやマグロなどが豊富に揃ろいます。観光用ではなく、主に水産関係者が利用する職域食堂といった感じですが、市場酒好きとしては、むしろそちらが嬉しいくらいです。

泉『鮮魚食堂うろこいち』いわき・小名浜で海鮮丼食べるならこの食堂
福島県いわき市、小名浜港。常磐の海運拠点として江戸時代から栄えてきた港は、石炭の産出によって日本有数のエネルギー産業を支える港として整備され、現在も重工業やエネ…
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関東甲信越

茨城「那珂湊おさかな市場 / 久楽」

那珂湊漁港は、根魚やカツオだけでなく、マダイやメジマグロ、伊勢海老にアワビなど多種多様な魚類が水揚げされる、茨城を代表する漁港のひとつです。とくに茨城の県魚でもあるヒラメは県下最大の水揚げを誇ります。

併設の飲食店はどこも大人気。比較的古くからやっている久楽の海鮮丼はおすすめ。

那珂湊『久楽』市場に隣接した海鮮食堂。地魚豊富な海鮮丼を肴に飲む
遠洋漁業で栄えた港町、那珂湊。現在は底引き漁で水揚げされるヒラメ・カレイ類、アイナメ、ホウボウ、そしてアンコウなどの近海魚が中心で、さらに廻船によりカツオも運ば…
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千葉「松戸市場 / 江戸ッ子寿司」

市場の開設は1966年(昭和41年)。約4万6,000㎡の敷地に、水産、青果、関連物販の施設があり、6軒(取材時点)の飲食店を併設しています。

場内にある『江戸っ子寿司』は朝9時から暖簾を掲げる市場の寿司屋。市場仕入れの新鮮な魚介類が楽しめます。寿司だけでなく、刺身盛り合わせも絶品で、午前中からお酒が進むこと間違いありません。

松戸南部市場『江戸ッ子寿司』市場で飲もう!朝9時開店の本格寿司店
朝から魚をつまみに飲みたくなったら、市場の食堂へ!松戸市の台所的な存在の「松戸南部市場」内にある『江戸っ子寿司』は朝9時から暖簾を掲げる市場の寿司屋です。市場仕…
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東京・築地「築地場外市場 / 多け乃・本種」

言わずと知れた東京の魚タウン築地。中央卸売市場は豊洲に移転しましたが、仲卸が入る区営の施設や、昔からの場外市場はいまも活気に満ちています。

寿司店に代表される通り、市場酒スポットも数多。市場らしい雰囲気を楽しむならば、昭和10年創業の「多け乃」が筆者のおすすめです。

築地『たけの食堂』市場とともに歩んできた粗野な空間でいい気分
今日は自宅近くでのんびりお昼酒。築地で昼酒といえば、やはり「たけの食堂」は外せません。1935年(昭和10年)の築地市場稼働とともに築地の空腹と飲み欲を満たし続…
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寿司も刺身もつまみたい、日曜日にも利用したい!という方には、本種もおすすめ。アルミサッシが入り口の不思議な屋台風の店です。奥は宴会もできる大部屋完備。夜は居酒屋になります。

築地『本種』場外市場の路地裏で朝飲み。市場関係者も集う魚の店。
朝から鮮魚でお酒を楽しみたいというときに、築地の「本種」はいかがでしょう。朝10時30分から入れます。日曜日も営業。ざっくりと盛り付けられた刺身が驚くほど上等で…
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東京・豊洲「豊洲市場 / 磯寿司」

築地の市場移転に伴い、場内にあった多くの飲食店も豊洲へ引っ越しました。新しい飲食店が入るエリアは商業施設のレストランフロアのようで、昔の築地の場内のようなゴチャゴチャ感がなく、ちょっぴり寂し気もします。ですが、お店の皆さんは築地時代のまま。

よく利用するお店は、築地時代から10年ほど通っている磯寿司です。

豊洲市場『磯寿司』市場とともに70余年。目利きが選ぶ極上の握り寿し
創業は昭和26年。豊洲市場内にある『磯寿司』は、築地市場時代から続く老舗寿司店です。長年市場関係者が愛用した磯寿司の味は、移転した現在も変わらぬ職人さんたちの腕…
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移転前の場内市場・磯寿司の様子はこちら

【閉店】築地「磯野家」 働く男女の市場酒!昼酒専用食堂で乾杯を
世界最大の魚介取扱量を誇る東京中央卸売市場。日本各地だけでなく世界中からありとあらゆる海産物が運ばれてきます。皆さんご存知の通り東京観光に欠かせないスポットでも…
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東京・北千住「千住大橋 / とくだ屋」

東京都唯一の魚介類専門の市場である足立市場。ここの市場内にある仲卸の直営の海鮮食堂「とくだ屋」は素敵な市場酒スポット。朝8時からやっています。定番の海鮮丼だけでなく、海鮮天丼やフライなども充実しています。

食堂ですが地酒も揃えられているのが特長で、朝から本格的に飲めてしまいます。

千住大橋『とくだ屋』休日の朝は、足立市場で海鮮料理を肴に市場酒
足立市場内の海鮮食堂「とくだ屋」は、仲卸の直営。魚種豊富でボリューム満点、さらに値段も手頃と三拍子揃うお店です。休みの日は、朝から市場で鮮魚を肴に一献いかがです…
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東京・大田「東京中央卸売市場 大田市場 / 三洋食堂」

東京都中央卸売市場大田市場。1989年(平成元年)に秋葉原の旧神田市場、五反田の旧荏原市場(蒲田分場)を、平和島の旧大森市場と一体化して開設さた、比較的新しい施設です。

市場内の食堂では、場内の仲卸から仕入れた魚を豪快に盛り付けた海鮮丼や天ぷらが楽しめます。

流通センター『三洋食堂』大田市場で朝酒を!1950年創業の職域食堂
朝5時から飲める!大田市場で大衆食堂を営む『三洋』は、かつて秋葉原にあった神田市場から続く老舗です。市場仕入れの鮮度が良い刺身をつかった定食や丼ぶりが人気。利用…
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神奈川・横浜「横浜中央卸売市場 / さがみや」

横浜中央卸売市場の場内、関連棟にはいる「さがみや」は、なんと明治10年の創業。

市場関係者がワイシャツネクタイに作業着姿で次々やってくる市場の人向けの寿司店です。深夜から早朝にかけて働く市場関係者は、仕事終わりのお昼頃にはお酒を楽しむということも珍しくないそうで、明るい時間から独特の市場酒の楽しい雰囲気に満ちていました。

横浜「寿し さがみや」 市場とともに140余年。駅から遠いけど行く価値あり!
日本各地、東京・豊洲や漁師町に限らず、鮮魚市場で新鮮な魚介類を肴にお酒を飲むのは格別の楽しさがあります。市場はその稼働時間から朝からやっているお店が多く、通し営…
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神奈川・新杉田「南部市場 / 南部亭」

かつては公設市場だった横浜の南部市場は、いまは商業施設と一体化し、地元密着の食のテーマパークになっています。市場の機能はそのまま維持されており、公設時代から食堂として営業していた店舗も営業中。レトロな食堂コーナーで、手頃な価格で豪快な盛りつけの海鮮丼が楽しめます。

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新潟・古町「青海ショッピングセンター / 本町鈴木鮮魚」

新潟古町エリアには、複数の鮮魚店が立ち並ぶエリアがあり、朝から市場のような活気があります。青海ショッピングセンターという古くからある長屋型の商店街の奥は、知る人ぞ知る市場飲みスポットです。

お酒の持ち込みも可能なので、新潟の朝食は缶ビール片手に鮮魚店のスペシャルな朝食を楽しみませんか。

新潟「本町鈴木鮮魚」 日本海の幸で朝から乾杯!魚屋の肴にうっとり
新潟平野を雄大に流れ日本海に注ぐ信濃川。豊富な栄養をもった水が育む新潟・海と川の幸は言うまでもなく最高です。のどぐろを筆頭に南蛮えび、カレイにブリ、サザエにカニ…
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新潟・古町「青海ショッピングセンター / 古川鮮魚」

のどぐろ入りの刺盛りと小鉢、ビールがついたちょい飲みセット(1,500円)がとってもオトク。3代目が毎朝魚河岸で仕入れています。佐渡沖の新鮮な魚介類を満喫できるおすすめの一軒。

新潟『古川鮮魚』鮮魚店でお昼飲み!ちょい飲みセットは手頃なのにノドグロ入り
昭和20年頃創業、新潟・本町商店街にある鮮魚店『古川鮮魚』は、知る人ぞ知る昼飲みスポットです。人気の佐渡前の刺身と小鉢、お酒がついたちょい飲みセットはノドグロ入…
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中部・北陸

静岡・沼津「沼津港 / にし与」

魚の水揚げ量は県内一位の沼津港。観光向けの大型の飲食店も多数ありますが、古くからの食堂でビール片手に飲むのもいいものです。

おすすめは関係者や地元の魚好きが集まる市場の食堂「にし与」。

朝6時からやっています。

沼津「にし与」 駿河湾の幸を肴にちょいと一杯。幸せの朝酒を求めて西へ
桜えびは、ほぼ100%が駿河湾で水揚げされています。さらに禁漁期間もあるため、とれたてを食べるなら年に二回、春と秋がチャンスです。春は3月から6月にかけて、秋は…
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静岡「清水港 / どんぶり君」

1989年からやっている、清水の漁協事務所に隣接した食堂「どんぶり君」。

刺身や海鮮丼よりも、揚げ物が充実している珍しいタイプのお店です。窓の外は清水港、浜の潮風を感じながら、朝から瓶ビールを1本つけて楽しいひとときを。

清水『どんぶり君』漁港で朝ビール。働く人の食堂で暮らしの息吹を感じる。
「清水港」は静岡県有数の海運拠点であり、同時にマグロに代表される豊富な水揚げを誇る漁港でもあります。 漁港には観光市場が併設されており、休日は多くの観光客で賑わ…
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福井「福井市中央卸売市場 / 喜多亭」

越前の海の幸が集まる福井市場にはいる食堂へ。山盛りの海鮮丼は市場関係者にも評判。駅からバスで向かう距離ですが、行く価値は十分にあります。

福井『喜多亭』朝酒は卸売市場で!超豪快、丼ぶりの8割刺身の海鮮丼
丼の8割が魚介類!比率が逆転した海鮮丼を食べさせてくれる店『喜多亭』は、福井市場の中。朝5時から関係者で賑わう本物の市場食堂。仕事終わりの人に混じって、朝酒を楽…
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福井・小浜「若狭フィシャーマンズワーフ / とれとれ寿司」

小浜港にある蘇洞門めぐり遊覧船の発着場を兼ねた鮮魚店や飲食店が入る施設。ここにある「とれとれ食堂」では、店内で売られている魚介類をそのままイートインコーナーで楽しめます。紅ズワイガニが1パイ1,200円ほどとかなりリーズナブル。朝8時30分から営業。

小浜「とれとれ寿司」 小浜線に乗って若狭の幸を食べに行こう!市場のイートイン
若狭湾の海の幸といえば京都の高級割烹でも重宝されるブランド。鯖棒鮨につかわれる鯖に、名前を聞くだけでよだれが出てくる若狭ぐじ。冬のカニも魅力的です。東京からはや…
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愛知・名古屋「名古屋中央卸売市場 / 一力」

名古屋の台所、中央卸売市場の管理棟にある創業70年の食堂「一力」。安くてボリューム満点の魚が大量に並び、自分で好きな組わせで定食を組むことができるなど個性もあります。

写真の海鮮ちらし丼(朝6時30分から数量限定)は、これでなんと900円!名古屋の朝酒スポットはとってもお値打ちです。

金山『一力』魚介たっぷり至福の一皿!70年続く市場メシで飲む
1949年の市場開設にあわせ開業し70年。安くてボリューム満点の料理と癒やしの一杯で、名古屋の台所で働く人々を支えてきた食堂「一力」。名古屋で朝から飲むならば、…
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西日本

大阪「大阪中央卸売市場本場 / 大輝」

起源を豊臣秀吉の大阪城築城の頃まで遡る、大阪の大規模食品市場。「天下の台所」とまで呼ばれたこの街の食料流通を支え、関西食文化を生み出す基礎の役割を果たしてきました。

ここで市場関係者に親しまれている食堂が「大輝」です。

大阪・野田『大輝』市場奥深く朝5時開店、自家製出汁の海鮮丼と麦酒
朝酒楽しむならば市場へ。大阪中央卸売市場の場内にある食堂『大輝』をご紹介します。旅館の料理長から市場の職域食堂へ転身した大将の店です。朝の安治川散歩からの海鮮丼…
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岸和田「岸和田青果市場 / 市場食堂」

下松『市場食堂』岸和田青果市場で楽しむ禁断の"朝飲み"。マグロが安い!
朝5時30分から営業している岸和田青果市場関係者向けの食堂『市場食堂』。市場内にありますが一般の人も利用できます。安くて美味しい刺身や天ぷらが揃っており、ビール…
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兵庫・明石「明石市地方卸売市場 / みなと食堂」

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淡路島を結ぶ淡路島ジェノバラインの発着場の目の前にあり、水産物市場の目と鼻の先にある食堂です。朝7時からやっており、早朝から飲めます。

ここも漁業・水産関係者が集う地元向けのお店です。創業は昭和15年。

明石「みなと食堂」 海の男御用達、港に一番近い昼酒処
なんとなく明石駅に降り立った筆者。うろ覚えの記憶で、確か、駅前の賑わう歴史ある商店街「魚の棚商店街」を抜け、山陽道を渡った先にお昼から飲めるいい場所があったなー…
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境港「鳥取県営境港水産物地方卸売市場 / かいがん」

市場前で一軒だけポツンと営業している『お食事処かいがん』は漁港・市場関係者御用達の店。水産流通で働いていた大将が2006年に開店。カレーライスから海鮮丼まで幅広く扱いがあり、単品ではモサエビ刺身なども揃えています。週末は観光客が多く、境港が漁獲量日本一を誇る紅ズワイガニの食べ放題を頼む人もいるそうです。

【閉業】境港『かいがん』漁港の食堂で職員に混ざって海鮮丼とキリンラガー
日本有数の漁獲量を誇る境港にある市場食堂『かいがん』。魚河岸に隣接する関係者向けの食堂ですが一般の利用可能。元水産関係で魚を扱い40年の大将が営んでいます。境港…
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愛媛・八幡浜「八幡浜港どーや市場 / どーや食堂」

魚が豊富にあがる八幡浜は、市場内に並ぶ魚も驚くほど安くて新鮮。漁港の魅力度としてここは非常に高いです。

どーや食堂は市場直営の食堂です。写真のまかない海鮮丼はこれで600円!朝から営業、生ビールの用意もあり、フェリーで四国上陸する際の四国一杯目としてもおすすめです。

八幡浜『どーや食堂』まかない丼600円が超オトク!ビールをつけて港酒
八幡浜港の市場に併設した「どーや食堂」は、朝7時から魚介類を肴にビールを楽しむことができます。とくに10時までのまかない海鮮丼は600円とは思えないほど豪華な内…
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高知「高知市場 / 幸寿し」

京都市場に次いで二番目に長い歴史を持つ市場。

港に突き出した構造で、接岸した漁船から直接市場への搬入が行われています。水揚げ直後の魚介類はすぐにセリにかけられ、昼には高知の飲食店に届く。高知で食べる魚が美味しい理由のひとつがここにあります。

市場内の老舗寿司屋は安くて新鮮です!

高知市場『幸寿し』知る人ぞ知る場内の安・旨な店。カツオ握りが絶品
市場内の食堂や寿し店は、あまり知られていない朝・昼酒スポット。今回は、高知市中央卸売市場内にある『幸寿し』を訪ねます。職人歴半世紀になる大将が握る高知の魚を使っ…

山口・下関「下関港 / 一善」

港湾エリアが中心市街という下関。ここで歴史ある朝酒可能な食堂といえば「「一膳」です。マナガツオやタチウオなど地元でとれた魚介類がずられと並びます。なかでも、貝汁やくじら汁といった汁ものが人気で、大きめのお椀一杯にだしてくれます。

港町の朝から飲める食堂には特有の空気感があり、これが非日常でなかなかいいものです。

下関「一善」 安くて美味しい。海峡の大衆食堂は朝から深夜まで営業中!
食堂飲みを愛する方々にぜひとも足を運んでほしいお店があります。山口県下関市、海峡の街の大衆食堂「一善」です。 JR下関駅前で、なんと朝9時から深夜23時まで通し…
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九州

福岡「福岡市中央卸売市場 / 博多魚がし」

なんと中心街のすぐ近くにあります。しかも、全国的にも珍しい、漁業者が直接漁船を接岸して市場内に水揚げできる「産地市場」の機能を有しています。

場内にある「食堂博多魚がし」は市場らしい朝型の営業時間で、7時から14時過ぎまで。居酒屋づかいできる店ですが、夜は営業していません。その代わり、朝から飲みたい人には最強の一軒です。

赤坂(福岡)『博多魚がし』関係者が多いのも納得!長浜鮮魚市場の食堂で朝から刺身三昧
福岡の「食」を支える福岡市中央卸売市場。魚介を扱う鮮魚市場は長浜にあり、市場内の食堂では朝から新鮮な魚介類を肴にお酒を楽しむことができます。市場内に2店舗を構え…

長崎「長崎地方卸売市場 / 水産食堂」

長崎で朝から美味しい魚をつまみに飲むならば、長崎魚市場の食堂『水産食堂』!漁業・市場関係者向けの施設ですがお酒も提供されており、一般の方も利用可能。長崎市中心部から路線バスを利用すれば、気軽に行けます。

長崎魚市場『水産食堂』1947年創業、港の職域食堂で地魚たっぷりの海鮮丼
長崎で朝から美味しい魚をつまみに飲むならば、長崎魚市場の食堂『水産食堂』がおすすめ!漁業・市場関係者向けの施設ですがお酒も提供されており、一般の方も利用可能。長…
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鹿児島「鹿児島中央卸売市場魚類市場 / 市場食堂」

鹿児島中央卸売市場魚類市場内にあり、70年以上の歴史を持つ老舗の職域食堂です。錦江湾をはじめとした鹿児島の海から水揚げされたばかりの新鮮な魚介類を手頃な価格で味わえます。

鹿児島中央『市場食堂』安くて美味しい刺身に舌鼓。朝から楽しむ市場酒
鹿児島で朝から魚を楽しむなら『市場食堂 城南店』。鹿児島中央卸売市場魚類市場内にあり、70年以上の歴史を持つ老舗の職域食堂です。錦江湾をはじめとした鹿児島の海か…

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)