[東海道飲み屋旅]主要な酒場25軒一挙紹介!日本橋から京都三条大橋へ

[東海道飲み屋旅]主要な酒場25軒一挙紹介!日本橋から京都三条大橋へ

2021年7月25日

なかなか昔のように旅に出かけることが難しい今、せめてネットの記事の中で酒場旅をしませんか?東京から京都まで、東海道にある主要駅や宿場町にあるSyupoがオススメする名酒場をご紹介します。

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東京都

東京駅(日本橋)・長寿庵

明治40年創業の老舗蕎麦店。江戸の頃から「蕎麦前」といって蕎麦屋で飲む文化があった東京。温かい蕎麦をおつまみにするために蕎麦を入れない「抜き」は東京を代表するおつまみのひとつです。天抜きと菊正宗で乾杯。

茅場町『茅場町 長寿庵』天抜きで楽しむ老舗の味。蕎麦前という文化。
茅場町の交差点に面したビルの地階にある「茅場町 長寿庵」は、創業は1907年(明治40年)という百年続く老舗蕎麦店です。5代将軍、徳川綱吉が江戸を治めていた頃に…
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有楽町(銀座)・ライオンビヤホール

銀座7丁目のビヤホールは現存する最古のビヤホール。ハイカラの銀座を象徴する飲食店のひとつです。昭和9年に竣工した同建物は戦災を乗り越え、いまも変わらずそこにあります。サッポロビール恵比寿工場を引き継いだ千葉工場からできたてのサッポロ生ビール黒ラベルが、専用の巨大タンクで運ばれてきます。

徹底取材『銀座ライオンビル』現存する最古のビヤホールの全フロア
銀座通りにある歴史あるビヤホール、銀座ライオンビヤホール。 ビールファンに限らず、銀座を訪れる人々の間で知らない人はいないでしょう。今日・4月8日は同ビヤホール…
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新橋・まこちゃん

昭和43年創業、新橋で一番席数があるまこちゃん。伝統の濃い味のタレが最高。最盛期の新橋は山手線のドアが開くと車内にまでやきとり(ひらがなで書くと豚モツ)の香りが漂ってくると言われたくらい。サラリーマンの聖地がまた昔の賑わいを取り戻しますように。

新橋「やきとん まこちゃん ガード下」 山手線のドアが開けば、そこはもう酒場
へべれけサラリーマンの聖地・新橋。平日は明るい時間こそ人が少ない新橋の路地裏や高架下も、17時を過ぎればどっとスーツ姿・ワイシャツ姿のサラリーマンが押し寄せて毎…
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品川・タミルズ

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新幹線、羽田空港方面など遠距離旅行にとってもターミナルとなった品川駅。ここには全国でも珍しい改札内のビヤスタンドがあります。提供品質にこだわりがあり、状態のいい生ビールを乗り継ぎの合間に楽しめます。

品川「タミルズ」 ラチ内で美味しい黒ラベル、忙しない日々に一瞬の潤いを
JR品川駅の改札の内側、通称ラチ内に美味しい生ビールを飲めるお店があります。「タミルズ」という名で、「旅」をテーマにしたビヤ&カフェです。場所柄、JR東日本グル…
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神奈川県

川崎・丸大ホール

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朝からやっている大衆酒場。夜勤明けの人々で早い時間から賑わいます。インパクトある大暖簾から感じられる通り、1936年創業とかなりの歴史がある酒場です。

川崎『丸大ホール本店』創業80余年。朝からやってる街一番の大衆酒場
川崎で朝から飲める老舗酒場といえばここ『丸大ホール本店』です。早くて安くてボリューム満点の献立が、なんと100品以上。もちろん味もイイということで、川崎で働く人…
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鶴見・岩亀

生麦魚河岸近く、昭和28年からやっている正統派の大衆割烹。刺身がどれも美味しいですが、とくに自家製しめ鯖は絶品!近くにあるキリン生麦工場(正確には横浜工場)で製造された昔ながらの加熱処理ラガービールで乾杯!

鶴見「岩亀」 歴史ある街の歴史ある飲み屋で、旬の魚とキリンビール
江戸時代は東海道沿いの集落として、近代では1872年(明治5年)、日本初の鉄道が新橋と横浜を結んだ際に途中駅が設けられ、以来、鉄道の発展とともに栄えた鶴見の街。…
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横浜(神奈川)・豚の味珍

横浜駅前に残るレトロな小路に残る、豚モツの酒場。横浜らしい中華テイストのある味付けは独特で、他の豚モツ・ホルモン店とは一線を画す店。

横浜「豚の味珍」 狸小路奥の隠れた幸せ。豚の珍味で焼酎が進みます。
横浜で飲む。そんな話になれば「じゃあ桜木町駅前のぴおシティで待ち合わせ?」というのがよくある流れ。いやいや、横浜といったら「横浜駅」にだって横丁や角打ちだってあ…
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戸塚・鳥久

戸塚駅前で半世紀以上続く焼鳥店。再開発で移転するも地元に愛されており2020年初頭までは予約必須の人気店でした。焼鳥の店ですが、おすすめは鶏のハラミ。程よく噛みごたえがあり、鶏の旨味は非常に濃厚です。

戸塚「鳥久」 半世紀愛される駅前焼鳥。ベテランから若いグループまで楽しめます
歴史ある町の駅前には一軒や二軒、地元で長く愛されている酒場があるものです。東海道五十三次の5番目の宿場として栄え、近代も日本の大動脈、東海道線が通る街「戸塚」。…
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大船・鳥恵

鶏肉専門店ですが三浦半島の魚が美味しいと評判の店。真鯛にシマアジ、地ダコなどありますが、姿造りのマアジは絶品。奥に長く伸びるカウンター席で、老舗酒場特有の喧騒にひたりながら、キリン生ビールで乾杯。

大船『鳥恵』鶏肉店直営だけど相模湾の活魚も絶品!行列ができる人気店
午後4時半、開店まで30分はあるのにすでに行列ができ始めている――。ここは大船で大人気の大衆酒場、創業から約半世紀の「鳥恵」。隣り合う鶏肉専門店の直営で看板料理…
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茅ヶ崎・升源

昭和40年創業、大箱の酒場です。とれたての生しらすが人気。自家製のシュウマイも美味しく、これに黒ホッピーをあわせれば格別です。

茅ヶ崎「升源」 駅前で50年。湘南の風土を感じる大衆酒場の正統派
JR東海道線茅ヶ崎駅から徒歩1分。創業は1965年(昭和40年)の大衆酒場「升源」をご紹介します。南口で明るく灯る大提灯は、この駅を利用したことがある人にはおな…
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小田原・大学酒蔵

小田原松原神社周辺「宮小路」にある老舗のコの字の店。早川漁港で水揚げされた小田原らしい魚介類を豊富に揃え、そして手頃な価格で提供してくれます。地元の人たちの一体感の中に混ぜてもらうのも楽しみのひとつ。

小田原『大学酒蔵』刺身が絶品!老舗のコの字で、土地の人、土地の味。
一日時間があると、ふらりと日帰りの旅に出掛けたくなります。そうして、旅先で出会う酒場で、素敵なひとときを過ごすことが何よりの楽しみです。 今回はそんな日帰り酒場…
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真鶴・富士食堂

食堂とついていますが、完全に居酒屋です。じんだやめかぶといった地元の素朴な海産物をつまみながら、漁師町のおおらかな雰囲気に浸れます。

真鶴「富士食堂」 東京から一本、気軽に行ける港町の酒場で相模湾三昧。
相模湾に突き出した半島が鶴の頭に似ていることから「真鶴」と名付けられた、ここは神奈川県真鶴町。東海道本線で東京駅へ一本という便利な場所ながら、昭和の港町の風情を…
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静岡県

三島・むさし

三島の昼食はうなぎが人気ですが、お昼から飲むならば「むさし」がおすすめ。もちろん夜もやっています。駅前にあるレトロな商店街の二階にある店で、決して派手ではありません。ですが、ここで食べられる地魚刺身は間違いありません。

三島「むさし」 駿河湾の幸を板前さんの熟練した技で!駅近、酒飲みの穴場です
東京から新幹線や東海道線で簡単アクセス。駿河の街・三島。東西の移動で通過することは多いけれど、降りたことがないという人も多いのでは。 今でこそ通過点のひとつです…
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沼津・酒蔵かわむら

近海から遠洋まで様々な漁船の基地となっている沼津港。この街は漁師が朝から飲める酒場は昔はかなり多かったと聞きます。いまも朝からやっている店が「かわむら」。なんと創業は昭和7年です。

沼津『酒蔵かわむら』午前から通し営業。戦前より続く老舗でお昼酒。
東海道五十三次の12番目の宿場町・沼津。駿河湾にそそぐ狩野川が街の中央を流れ、川と海が交わる場所には県下2位の漁獲量を誇る沼津港があります。 江戸の頃より栄えた…
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新蒲原・酒場岩科

写真の魚は駿河湾でとれたハダカイワシ。ほかにもイルカのスマシなど、この地ならではの料理が豊富に揃います。もともと酒販店を営んでおり、広い意味ではここも角打ちでしょうか。

新蒲原「酒場岩科」 宿場町の老舗酒店直営の酒場は、地元の人々の集いの場
東海道五十三次の15番目の宿場・蒲原宿。鎌倉時代には整備された歴史ある宿場町です。歌川広重「蒲原宿・夜之雪」に描かれている景色が大きく変わることなく残っています…
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由比・さかえ食堂

桜えび漁が盛んな由比は、街の居酒屋や食堂の多くで桜えびを楽しむことができます。定番の生やかき揚げだけでなく、沖上がり(桜えびのすき焼き風)というソウルフードもおつまみとして用意されています。

由比『さかえ食堂』名物!新鮮生桜えびを、漁港すぐの老舗食堂で
創業半世紀、由比の大衆食堂「さかえ」は名物の桜えび料理が自慢。漁期に訪ねれば水揚げされたばかりの新鮮な生桜えびが味わえます。観光向けのレストランとは違った、ロー…
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清水・金の字本店

清水を府中宿代表するご当地料理である「もつカレー」。3代目が創業時から変わらない製法で味を守っています。無垢の一枚板をつかった立派な変形コの字カウンターは名店の風格たっぷり。

清水「金の字本店」 名物もつカレーはここから。味よし、人よし、名酒場。
清水の郷土料理「もつカレー」をご存知でしょうか。1950年に創業した「金の字」の初代店主、杉本金重さんが名古屋の土手煮を参考に考案した、モツ串のカレー煮込みです…
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静岡(府中)・多可能

100年続く名酒場。うみつぼなど静岡の貝類が大皿に盛られており、これをまずはつまみに、焼き魚や揚げ物を待ちます。地酒萩錦の1合瓶を傾けながら、名店の風情を楽しみませんか。

静岡「多可能」 変わりゆく街並み、変わらぬ大衆酒場。もうすぐ創業100年
駿河国の国府がおかれ駿府と呼ばれていた静岡。徳川家康が幼少期を過ごした駿府城を中心に東海道の19番目の宿場町として栄え、明治維新後は交通や産業の拠点として急速な…
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掛川・酒楽

昭和27年創業の酒場。元市場関係者の三代目が、非常にレベルの高いお刺身を500円程度の手頃な値段で提供してくれます。いまは貴重になった掛川の地酒「粋君」(復刻版)もここで飲めます。

掛川「酒楽」 のぞみ通過はもったいない!60余年の名酒場が待っています
東海道五十三次の26番目の宿場「掛川」。歌川広重「掛川 秋葉山遠望」でもお馴染み、掛川城を中心とした歴史のある街です。東海道新幹線の開業後も、掛川は東西をつなぐ…
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袋井・しみきん

豚足を煮た「おもろ」は袋井のご当地料理。スーパーのお惣菜としても売られるほど袋井ではメジャーな食べ物ですが、その発祥はここ「しみきん」です。

袋井『しみきん』郷土料理おもろ発祥の店。1950年代、駅前屋台が原点
袋井名物「おもろ」とは豚足煮のこと。宿場町の飲み屋街に暖簾を掲げる「しみきん」が発祥の店です。60余年のときを越え、2代目夫婦が守る老舗暖簾をご紹介します。 東…
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浜松・稲作

昭和12年創業。続いてきた酒場は良い酒場。大将が立つ板場に向いたカウンター席で御前崎のカツオ刺しを食べれば、きっと浜松の街がもっと好きになります。日本酒は定番に「若鶴」を置いています。

浜松「稲作」 昭和12年創業、老舗のカウンターに陶酔する夜
浜松は田町の酒場「稲作」。創業は1937年(昭和12年)、今年で81年目を迎えた街きっての老舗です。渋い店構えに落ち着いた暖簾が夜風でたなびき、今日も地元のお酒…
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愛知県

豊橋(吉角屋屋酒店

昭和2年から続く老舗酒販店の角打ち。路面電車が行き交う音をBGMに、蓬莱泉などの地酒を手頃な値段で楽しめます。愛知らしい八丁味噌味の冷奴など、おつまみもご当地色たっぷり。

【閉業】豊橋「旭屋酒店」 地元ノンベエが毎夜集う評判角打ちは昭和2年創業
豊橋駅前に一軒の老舗角打ちがあります。 雑居ビルに囲まれたなかにある大変立派な佇まいの歴史を感じる酒屋で、1927年(昭和2年)創業の旭屋酒店です。戦後すぐの昭…
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名古屋・角屋

大須交差点で70年続く老舗串焼き店。とん、キモなどの豚モツと、砂肝、とり玉といった鳥串をあわせ、串は10種類。サイドメニューに煮込みなどもなく、この串焼きだけで70年続いてきました。

三重県

四日市・あさひ食堂

60年以上続く四日市の大衆食堂です。お昼から飲んでいるお客さん多数。三重の近海マグロなどのお刺身がずらりと並ぶ冷蔵ショーケースはどれも手に取りたくなります。お昼から通しで営業しています。

四日市「あさひ食堂」 重工業地帯を抱える町の労働者食堂で昼酒を
三重県の経済の中心は、県庁所在地の津ではなく、工業地帯を抱える港町・四日市にあります。また、鈴鹿山脈と伊勢湾に挟まれた土地は水質が優れており、昔から日本酒づくり…
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京都府

京都(三条大橋)・赤垣屋 ※店は川端二条

昭和9年に創業し、戦後すぐに二条大橋のたもとに移転、その当時の店舗がいまも使われています。レトロな店内に、落ち着いたカウンター席。いまはなき名誉冠の復刻版樽酒が鎮座します。経木に書かれた品書きが素敵です。

京阪三条「赤垣屋」 川端の銘店で名誉冠、創業80余年の縄暖簾
東京や大阪の酒場といえば、駅を中心として飲み屋街が広がっていますが、京都は違います。JR京都駅周辺にもリド飲食店街など、多少は飲む場所はあるのですが、銘店と呼ば…
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(取材・文・撮影/塩見 なゆ)