毎年11月11日は立ち飲みの日。ここでは、Syupoがオススメする東京の立ち飲み酒場をご紹介します。王道から、角打ち、チェーンに、超本格派まで、幅広いジャンルからイチオシをまとめました。
スタンダード
みんなが入りやすい、明るい雰囲気。立ち飲み入門にもおすすめ。比較的若いお店が多いです。
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新橋「立ちのみ竜馬」 2000年代おしゃれ立ち飲みの牽引役!焼酎とまぐろと赤星と。
坂本龍馬好きのオーナーさんがつくった、オシャレ立ち飲みの牽引役ともいえる「竜馬」も、創業20年。すっかり街の景色となりました。
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錦糸町「みつぼし村」 駅近くの好立地に、赤羽テイストの立ち飲み誕生
赤羽の人気店「いこい」で半年間修行をしたご主人が開いたお店で、いこい同様に嬉しいセンベロ価格です。おすすめ料理はあじなめろう(210円)。
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神保町「立呑み 魚勝」 都心のビル地下で楽しむ海鮮立ち飲み
2016年にオープンした「立呑み 魚勝 神保町」。キレイなオフィスビルの地階。はじめての一人立ち飲みという方にも安心しておすすめできるお店です。名物は「まぐろの血合い刺し」(300円)。
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高円寺「きど藤」 二人揃ってパワーアップ!安くて美味しい立ち飲みの新常識
地元の方だけでなく中央線沿線の人が途中下車でも飲みに来る人気のきど藤。老若男女、サラリーマンから若者グループ、女性のお一人様まであらゆる人達が各々楽しそうに過ごしています。100円台の海鮮メニューが豊富。写真は懐かしの「ハムキャベツ」。
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西荻窪「サレサイドサカエ」 JAZZが心地いい立ち飲み誕生。サレカマネPart2!
お酒がよくて、料理も良くて、内装にもこだわりを感じる「サレカマネ」と「サレサイドサカエ」。JAZZバーにいるかのような選曲で流れるBGMも音質がよく、立ち飲みなのにゆったりと過ごせる空間です。
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仙川「番兵」 すごいぞ!地域密着、昼酒楽しむ立ち飲み酒場
やきとり、串カツ、お刺身、なんでもござれ。なんでも美味しい、路地裏の超人気店。
クラシック
昔ながらの立ち飲みは、老舗ならではの安定感。ベテランさんに混ざって、若い人もそっと立ち寄り、古き酒場のムードを楽しむ姿が見られます。
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赤羽「いこい支店」 硬派だけどそれがいい、東京立ち飲みの原点
創業50年、赤羽を代表する立ち飲み。酒屋の角打ちコーナーが料理を様々提供するようになり、現在のスタイルに。
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茅場町「ニューカヤバ」 空間全体が肴になる、セルフを楽しむ立ち飲み
ニューカヤバは創業から半世紀を超える金融街茅場町の老舗立ち飲み。女性一人や、女性の人数が多いグループは入れません。100円玉入れると自動で注がれるキンミヤや、手頃な価格の瓶ビール、セルフ焼きとりなど、独特な雰囲気にファンが多いお店です。
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秋津「やきとり野島」 おかえりなさい!の笑顔が嬉しい、名物立ち飲み
「おかえりなさい」と声をかけてくれるアットホームな接客。満腹になるまで食べて、心地よいくらい飲んでも、二千円でお釣りが来るほどリーズナブルなやきとり(豚もつ)店です。
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三鷹「大島酒場」創業87年、美しい老舗の立ち飲みで魚とお酒
美味しいはもちろん、人がいい酒場がなによりです。立ち飲みなのに長っ尻してしまいそうな居心地の良さ。三鷹に降りたら「大島酒場」はもう立ち寄らずにいられません。老舗ながら、ピカピカでとっても清潔。はじめてのお一人様も歓迎してくれます。
角打ち
酒屋の隅っこでお酒を飲むことを「角打ち(かくうち)」と呼ぶのは、九州北部の方言から(広辞苑より)。かつては、「もっきり」や「たちのみ」と呼んでいた地域も、いまはすっかり角打ちという言葉が定着しました。
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人形町「加島酒店」 日本橋きっての老舗角打ちへようこそ
日本橋から1キロも離れていない、まさに江戸のまん真ん中にある酒屋さんです。冷蔵庫にならぶ瓶ビールやワイン。そして、無造作に平台に並んだ日本酒達。
どれもその場で飲めて、ご主人のところへ持って行きお題を払うとコップや栓抜きを貸してくれます。値段は上乗せなく売価のまま。
神楽坂「ぼっちりや」 高知の希少銘柄揃い踏み。アンテナショップで立ち飲みを。
全国的には出回らない高知県の小さな酒蔵の希少銘柄を豊富に揃えた「ぼっちりや」。小売を行う酒販店であり、お酒を買って帰る人の姿が多いです。また、店内でお酒を楽しむ角打ち利用も夜になるにつれ増えてきます。
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渋谷・神泉「みさわ(三澤酒店)」 使い勝手抜群!渋谷のゼロにぴったりな角打ち
コンビニからの酒屋へ転身。価格はコンビニの小売価格とほぼ同じで、とってもリーズナブル。朝8時から通しで営業しているので使い勝手も抜群。渋谷のゼロ軒目にぴったりの「みさわ」です。渋谷で貴重な角打ち。
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本所吾妻橋「明治屋酒店」 江戸時代は造り酒屋。現在は角打ち。
歴史ある店が始めた浅草らしい品揃えの角打ちは、浅草散策の合間にぜひ立ち寄っていただきたい一軒です。切り盛りされる皆さんのお人柄も隠し味。アサヒビールの樽生は、スーパードライではなく「マルエフ」です。
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麹町「いづみや」 オフィス街にある日本酒好きのオアシス。好きな銘柄に出会う夜。
享保元年創業、300年続くいづみや。日本酒の品揃えが大変充実しています。千円ちょっとの予算で飲める、日本の中枢に隣接する角打ちです。
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北千住「びあマ」 酒販店の本気が突き刺さる!クラフトビールと向き合う聖地
ここは北千住駅前のびあマ。言わずと知れたビールマニアの聖地です。クラフトビールと輸入ビールに特化した立ち飲み店。なんと世界のビールを1,500種類も揃えています。
プレミアム
着席のお店だったら、もっと高い値段になりそう!立ち飲みなのに、めちゃくちゃクオリティが高い料理を提供してくれるお店。
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浜町「富士屋本店 日本橋浜町」 大本命、みんなの富士屋が帰ってきた!
コンパクトな厨房を囲むコの字カウンター。つぎつぎとフレンチ・グリル料理がつくられていく様子を眺めて飲みます。ワインはソムリエの加藤店長が選んだ珍しい銘柄揃い。コストパフォーマンスと楽しさを突き詰めた、立ち飲みフレンチです。
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北千住「徳多和良」 ハイクラスな割烹料理を立ち飲みで
立ち飲み割烹という新たなジャンルをつくった徳多和良。人気店で行列ができますが、回転が早いので案外待たずに入れることも。
立ち飲みチェーン
いつも安定安心、ファミレス感覚でふらっと立ち寄り、のんびり過ごせるチェーンの立ち飲み。
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武蔵小山「晩杯屋 武蔵小山駅前店」 晩杯屋創業の地で復活、独自メニューも!
スーパーマーケットのお惣菜と並ぶ価格で手軽につまめる料理と、ちょっとおもしろくて珍しいお酒たち。やっぱり楽しい晩杯屋。最近はお店で魚を捌きたてを提供してくれることも。納豆オムレツがおすすめ。東京を中心に直営36店舗。創業の地は武蔵小山です。
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蒲田「じぃえんとるまん蒲田店」 赤星大瓶税込み410円!ハマの酒場、都内初参入
「じぃえんとるまん」が2019年12月15日、多摩川をこえて東京都内へ初進出。鉄板で焼くじぃえんとるまん式のピザは、飲み気分なのについつい炭水化物を注文したくなる美味しいもの。
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神田「神田屋」 センベロ好き必見!あのテングが始めたネオセンベロ店登場
テンアライド社による低価格酒場の新ブランド。さすが老舗の大手系と思わせる、安定した店員さんのフレンドリーな接客も感じられます。ちょい飲みの選択肢として、一度覗かれてみてはいかがでしょう。
中野『ほていちゃん中野店』中野駅徒歩1分、大瓶410円の立ち飲み処
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首都圏で拡大中の人気低価格(センベロ)チェーンの『ほていちゃん』が、26店舗目(スピンオフ・閉店含む)となる新店を2021年12月2日、JR中野駅前にオープン。二階は立ち飲み専用フロアで、グループ客と離れて落ち着けて飲めると好評です。もちろん、昼飲み宴会にも使えます。
(取材・文・撮影/塩見 なゆ)