2020年開店・移転記事リスト 今年も一年間ありがとうございました!

2020年開店・移転記事リスト 今年も一年間ありがとうございました!

大変な一年でした。とくに、飲食業界は波乱の年。

大好きだったお店がなくなり、悲しいニュースが続きました。そんな中でも、逆境に挑戦し新店舗のオープンや攻めの移転がありました。「ピンチをチャンスに変える」、ここでは、Syupoでご紹介した2020年に開業(経営変更での再開含む)・移転した店舗をまとめました。

既存のふんばっている店舗も、新進気鋭のチャレンジャーも、そして飲みに行く皆様も、どうか来年はいい年でありますように。

 

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目次

3月,国分寺「魚焼つばき」 立瓶復活!全国でも珍しい魚串焼きの酒場。

国分寺で2013年11月に開業した「立瓶」という店を営んでいたバッキーさんが、2020年3月9日、「魚焼つばき」の店名で開業させたコの字の魚串酒場。

串は定番のまぐろからはじまり、キンメダイ、ブリ腹、サメなど。130円~・1本から注文可能です。おつまみは200円台からですし、立瓶時代からの手頃な価格は継続しています。

 

3月,浅草「雑派」 最古の地下街に新店。北極圏料理人が始めた焼酎300円の店

東京メトロ銀座線の浅草駅に直結する昭和30年竣工の「浅草地下街」は、日本最古の地下街です。

ここに、2020年3月、久しぶりに新店がオープンしました。店名は「雑派」(ざっぱ)。焼酎好きの大将と親切で人懐こいお兄さんが二人で始めた「雑派」。特長はなんといっても、こだわりの焼酎が300円均一ということ。料理も300円、お通しはなし。

 

3月,関内「じぃえんとるまん関内マリナード店」 赤星大瓶410円!人気のガーリックピザを頬張る

桜木町のぴおシティや上大岡、最近は東京都大田区・蒲田に出店し、東京参入を果たすなど、新店を増やしている横浜発の立ち飲みチェーン。

最新の店舗は、2020年3月10日に開業した「関内マリナード店」。関内駅に併設した地下街にオープンしました。

 

5月,小岩「木村家」 再開発に合わせ移転オープン。80余年の暖簾をご夫婦で守る。

小岩駅周辺は現在再開発が進行中。木村家も移転することが決定し、2020年5月、小岩駅近くのJR総武本線の高架下に暖簾を移しました。トレードマークの黄色い看板類はそのままなのが嬉しいです。

元気な酒場に今日も粛々と地域の方が集い、静かに飲んでいきます。

 

5月,亀戸「いぐち式」 酒場好きがつくる、酒場好きのための新・立ち飲み

評判の店が集まる亀戸に、また新たな人気スポットとなりそうなお店が誕生しました。立ち飲み店の「いぐち式」です。とっても料理上手で、そしてなにより飲み歩きが大好きという女将さんがお一人で切り盛りされていらっしゃいます。

 

6月,関内「品濃酒場」 東戸塚の人気もつ焼き店、ハマスタ近くに移転!晩酌セットが超お得

“しなさか”の愛称で親しまれてきた東戸塚で人気のもつ焼き店「品濃酒場」が、この夏、関内駅前の商業施設「CERTE」に移転オープン。東戸塚時代からの人気料理や全国の日本酒はそのままに、より使いやすい立地と値段で営業を再開しています。

 

6月,船橋「豚焼肉 ジンギスカン 若林」 煙もくもくビールがススム!一人ジンギスカンの店

たまには一人ジンギスカンで飲むのもよいものです。本格的なお店はもちろん楽しいのだけど、もっと手軽に飲みたいな…そんな要望に応えてくれるお店が船橋にできました。

2020年6月開業、船橋発の人気大衆酒場「増やま」の系列店で、同店で船橋は3店舗目となります。

 

8月,錦糸町「みつぼし村」 駅近くの好立地に、赤羽テイストの立ち飲み誕生

8月30日にオープンした「立呑み みつぼし村」。赤羽の人気店「いこい」で半年間修行をしたご主人が開いたお店で、いこい同様に嬉しいセンベロ価格です。

ご主人は洋食畑の出身。錦糸町からも近い江東区住吉で、「三ツ星村」というイタリアンを営んできました。このレストランに卸している酒販店が、北区赤羽の「いこい」の運営元であり、「立ち飲みをやるなら!」といこいで修行することになったのだそう。

 

8月,仙台「元祖炉ばた」 仙台の名店の歴史を紡ぐ、三代目のタスキ。

名店と言われた「元祖炉ばた」ですが、感染症拡大により、国分町にある同店は客足が激減。創業70年目にして、2020年6月30日、店の歴史にピリオドが打たれることになりました。全国紙で取り上げられ話題になったことは記憶に新しいです。

この「元祖炉ばた」を継ぐ人が現れ、2020年8月1日、なんと驚きの復活を遂げました。

 

9月,水戸「大衆酒場ラクダ南町店」 酒場好きなら旅の途中に立ち寄りたい、手頃な価格で土地の味

開店は2020年9月4日の大安吉日。

特長はなんといってもその安さ。水戸で随一のコストパフォーマンスの高さと話す常連さんもいるくらいです。一人前サイズで値段は200円前後。手作りが多く、また、ご当地の食材や郷土料理を中心にしているのも魅力です。

 

10月,御徒町「やきとん元気 御徒町店」 西口やきとん閉店からの大復活!レモンハイボールと皿ナンコツを

「やきとん元気」は、浅草橋にある西口やきとんのオーナーの息子さんが開いたもつ焼き店。

御徒町の西口やきとんの跡地に、1ヶ月のブランクを空けてやきとん元気が開業。早い時間から営業しています。若い店員さんたちがにぎやかに接客中。

 

10月,新宿「ほていちゃん新宿西口店」 ついに巨大歓楽街に誕生、キーワードは”炭火焼き”

ほていちゃんは、立ち飲みで瓶ビール大瓶410円(税込)といった安さと、毎回驚かされる高級魚などを使用したお刺身、ちょい呑みに使いやすい小皿の酒場メニューを揃えた人気店です。2020年も新宿のほかに、浅草、松戸、柏、上野4号、巣鴨などを次々開きました。

2021年も有楽町、船橋を計画中!

 

10月,湯島「大衆食堂ゆしまホール」 ちょっと台湾テイストのネオ大衆酒場

究極のお楽しみ系サワー、安定のバイス(左・280円)と初恋のゆしま(右・280円)。ナカとして甲類焼酎をシャリシャリに凍らせたシャリキン(200円)とあわせて頂きます。

御徒町からも近い文京区・湯島に、レトロで可愛い、とってもユニークなネオ大衆酒場「大衆食堂ゆしまホール」が2020年10月20日にオープン。

 

11月,神田「大衆酒場食堂ななつぼし」 ワンコインの刺身が驚くほど上等。間借りという新しいカタチ。

世の中が大きく変わるなか、外食にも新しい取り組みが増えています。

そのひとつが「間借り」という営業形態。もともと開いているお店が営業時間外に店舗を他者に貸し出すというもの。夜や土曜日の日中に開く「大衆酒場食堂ななつぼし」もそんなお店です。

 

12月,所沢「百味(新)」 コロナ禍で閉業からの大復活劇。新オーナーの元、昔からの百味が始まる。

2020年5月、所沢を代表する大衆酒場がコロナ禍による緊急事態宣言による休業から再開しないまま、なんと閉業。地域ナンバーワンの人気の老舗だけに、誰もが再開するものと思っていたため、百味好きの人々の間には衝撃が走りました。

喪失感が芽生えた頃に、驚きの大復活。7ヶ月の沈黙を破って、2020年12月9日、装いはそのままに経営がかわり”新”「百味」として営業を再開しました。

 

12月,新宿「神田屋新宿三丁目末広通り店」 神田屋3店舗目は新宿。味ヨシ、雰囲気ヨシ、価格ヨシ!

テンアライドは「会社帰りのチョイ飲み居酒屋」をコンセプトに、新業態「神田屋」を立ち上げ、神田・中野北口の2店舗体制となっていました。

2020年12月16日、神田屋は3店舗目を新宿三丁目の三角地帯にオープン。従来の立ち飲み・クイックなムードから、完全着席型の居心地重視型に変化した店舗となりました。

インスタ映えのおつまみを低価格で提供!

 

12月,駒込「高賢」 酒場好き3人が下積みからついに開業。品数豊富なもつ焼きの店。

2020年12月18日、JR山手線駒込駅から徒歩1分の豊島区駒込にもつ焼き酒場がオープン。店主・石山高賢さん名前から「高賢」と名付けられた同店は、大衆酒場好きの3人が開いた待望の一軒です。

秋元屋の系譜と水道橋などの「でん」のハイブリッド型。焼酎ハイボールも老舗に負けず劣らずの美味しさ。

 

飲食店さま、酒類関係者さま、そしてなにより読者の皆さま、今年もお世話になりました。来年は状況が改善し、皆さまにとってどうか良い一年でありますように。

どうぞお元気で穏やかなお正月をお迎えくださいませ。

 

Syupo
塩見 なゆ