神田駅周辺でよく見かける『神田江戸ッ子寿司』。回転寿司の店が有名ですが、実は職人が目の前で握るカウンター店も4店舗構えています。昭和から続くサラリーマンのための大衆寿司の安さと美味しさ、そして気軽さをいまも提供。東京駅の隣駅である神田駅前にありますから、東京出張の合間に手軽に江戸前握りを食べたい人にもオススメ!
神田の胃袋を満たす歴史と職人技

神田駅の周辺を歩けば、あちこちで「神田江戸ッ子寿司」の看板を目にします。回転寿司や特急レーン店など低価格な店も展開しているため、チェーンの回転寿司の印象が先行しがち。
ですが、実は神田江戸っ子寿司は、昭和32年に神田駅前に誕生した小さな家族経営の寿司屋さんから始まった正真正銘の老舗の町寿司なんです。「安くて腹いっぱい」を掲げ、本格的な職人の味を気軽に楽しめるよう神田エリアに集中して出店。神田で働く人々に寄り添い半世紀になります。

なかでも「中店」は、職人さんが目の前で握ってくれる昔ながらのカウンター席が主役。ショーケースには豊洲市場から直接仕入れた新鮮な魚介が並び、威勢のいい声が響く活気ある空間です。
お昼から通し営業をしており、駅からもすぐ近く。神田で働く人たちが日常的に利用する、頼りになる一軒です。私も神田で会食する際、昔からお店に迷ったら「神田江戸っ子寿司」を選んできました。
分厚いネタと職人の手仕事に酔いしれる

まずは名物の緑茶ハイで喉を潤しましょう。

お通しは貝のヒモとキュウリを和えたもの。気の利いた小鉢が出ると、お酒が進みますね。

お寿司に合わせて、日本酒も豊富に揃っています。冷酒を傾けながら、職人さんの見事な手さばきを眺める時間は格別です。

お待ちかねの握り。見てください、このツヤとボリューム!二人でつまむ用にお願いしたのは、贅沢三昧。
大トロ、中トロ、アワビ、ウニ、いくら、赤貝、車海老、真鯛、甘鯛、穴子、真鯵、豪華ですねー!

惜しげもなく厚切りで出されるネタは、豊洲市場での強力な仕入れネットワークの賜物。

新鮮なだけではなく、魚介に合わせて一貫ずつ丁寧な飾り包丁や仕込みが施されています。

大車海老は絶妙な火入れで、本来の甘みと旨みがしっかり引き出されています。

大ぶりに肉厚、ぷりっぷりの食感がたまらない。

そして、こちらで外せないのが穴子です。ふっくらと煮上げられ、たっぷりのツメが塗られた一貫は、口の中でシャリと一緒にとろけていきます。これぞ伝統の江戸前の技。
ランチタイムは、握り盛り合わせ1,250円からと驚きのコストパフォーマンス。午後からの活力になるよう、大きめのシャリでしっかりとお腹を満たしてくれます。職人さんが手で握るからこその、口の中でほろりとほどける食感も素晴らしい。

磯の香り豊かなあおさのお味噌汁でほっとひと息。お腹も心もすっかり満たされました。
神田で寿司をつまむならここ
回転寿司の手軽さも良いですが、職人さんと会話を交わし、その日の美味しいところを握ってもらう時間こそ、江戸前握りの醍醐味。職人技を眺めてお酒を飲むといつも以上に美味しく感じます。神田を訪れた際は、白木のカウンターの席に腰を下ろして、粋な時間を楽しんでみては?
| 店名 | 江戸っ子寿司 中店 |
| 住所 | 東京都千代田区内神田3丁目19−8 桜井ビルデイング 1F |
| 営業時間 | 11時00分~22時30分 日定休 |
| 創業 | 1957年 |
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