岡山県津山市。津山城跡のお膝元、京町に店を構える『東姫楼』は、創業から60年以上続く老舗中華料理店です。地方の街では珍しく、昼から夜までの通し営業をしているため、観光の合間のお昼酒にもぴったり。老舗の技が光るシュウマイと、中華店ならではの中華風カレーライスをつまみに飲んで飲んできました。
城下町の路地裏に佇む老舗中華

津山は出雲街道の宿場町として栄えた歴史ある街です。県都・岡山からはJR津山線の快速で80分。駅をはじめ、街全体が昭和で時間が止まったような雰囲気で、近年はレトロ散策が楽しめる街として注目されています。

津山のシンボルは津山城。街の中央には津山城跡の石垣がそびえ、その南側に広がる中心街には昔ながらの商店街や路地が入り組んでいます。

駅から歩いて6分ほどの場所にある『東姫楼』は、そんな路地の一角に静かに佇む店舗の大衆中華。色褪せた赤いひさしと筆文字の看板が、長年街を見守ってきた歴史を感じさせます。

引き戸を開けて店内に入ると、昭和の時代の内装が残る空間が広がっています。中華料理店らしい円卓や使い込まれた木の椅子、天井から下がる装飾的なランタンが並ぶ光景。壁にはレトロな振り子時計が掛けられ、地元のお客さんが新聞を読みながらくつろいでいます。旅行中にふと立ち寄ると、このいぶし銀の雰囲気に心が落ち着くはずです。
中華風カレーライスが絶品

席につき、まずは瓶ビールを注文。赤いテーブルに運ばれてきたのは、キリンラガービールの大瓶です。よく冷えたグラスにビールを注いで喉を潤す。歩き疲れた体に冷たいビールがよく染み渡ります。

ビールのお供に選んだのはシュウマイ。蒸し立てでつややかなシュウマイが、縁取りのある白いお皿に並んで到着。

薄めの皮に包まれた餡は肉の旨味が詰まっており、辛子醤油をつけて頬張るとビールのグラスがさらに進みます。

少し飲んだところで、ここの名物「中華風カレーライス」を注文。中華料理店でカレーライスを見かけると、ついつい頼みたくなりませんか?

たっぷりと盛られたカレーは、片栗粉による独特のとろみとツヤがある見た目。スプーンですくって口に運ぶと、中華スープのダシの旨味とともにピリッとしたスパイスの辛さが広がります。

細切りの豚肉や玉ねぎがふんだんに入っており、肉食文化が根付く津山らしさを感じるボリューム感。中華鍋で炒められた香ばしさがルー全体に溶け込んでいます。

カレーライスには中華スープが添えられています。澄んだ醤油ベースのスープにネギが浮かんでおり、あっさりとした味わい。お店の看板メニューである中華そばと同じベースのスープが使われているようで、しっかりとダシのコクを感じます。
旅の途中でふらりと立ち寄りたい街の味
長年地元の人々の胃袋を満たしてきた大衆中華の味は、初めて訪れた旅行者にも優しく馴染みます。
津山の中心街では貴重な通し営業のお店。昼食時を逃してしまったときや、明るい時間から軽く一杯飲みたいときにも気兼ねなく立ち寄れるのが嬉しいですね!駅から少し歩くので、津山駅から目指す際は事前に電話で営業しているかご確認されることをオススメします。
| 店名 | 中華料理 東姫楼 |
| 住所 | 岡山県津山市京町20 |
| 営業時間 | 11時00分~19時00分 火定休 |
| 創業 | 1960年頃 |
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