[えきざけ-1駅1軒 ] 山手線 各駅酒場(老舗編)

[えきざけ-1駅1軒 ] 山手線 各駅酒場(老舗編)

新コーナー、1駅1軒、各駅酒場、略して「えきざけ」。このコーナーは路線ごとに、各駅の駅周辺にある居酒屋から、Syupoがテーマ路線の個性やそのときの気分でおすすめするコーナーです。

仕事終わりに、旅行の合間に、ふらりと次の駅に降りてみて、素敵な酒場を訪ねてほしい。そんな想いから始めました。Syupoに掲載しているお店は気がつけば2,000軒ほど。すでにご紹介しているお店も、まだ記事にはしていないものの素敵な酒場をまとめました。紹介するお店は個人店(及び地元密着の老舗飲食店企業)が中心です。

 

第一回は首都・東京の主要なターミナルを結ぶ日本を代表する路線「山手線」です。

 

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JY01,東京「ふくべ」

 

 

1939年(昭和14年)創業のふくべ。東京駅の新幹線改札から徒歩5分でいぶし銀の空間に浸れます。ビールはアサヒ、お酒は約40種類。純米酒や吟醸酒もありますが、本醸造も多数。いい具合に燗をつけた本醸造は酒場の雰囲気もあいまって格別に感じるもの。おでんをつまみに一杯、干物をつまんでもう一杯。くさややはんぺん焼き、たたみいわしなど、昔ながらの酒の肴でじっくり一献楽しむ酒場です。

 

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東京「ふくべ」それはひょうたんの別名。全国40蔵の酒をきっちり正一合で。

 

 

JY02,神田「みますや」

 

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1905年の創業、東京を代表する酒場のひとつ「みますや」。関東大震災の復興の中で建てられた現在の店舗は、外観、店内ともに味わいたっぷり。みますや名物はお通しのおから。甘くコクがあり、キリンクラシックラガーを進ませます。刺身、煮物、揚げ物いろいろ。東京の名酒場ですから、ここは江戸の料理、小肌や煮穴子を摘んでみてはいかがでしょう。お酒は灘のハクタカ。王道の組み合わせに酒場の良さを再認識するひとときです。冬は、一度はみますやで桜鍋や柳川鍋で食べないといけない、なんて話す黒帯飲兵衛さんが座敷で宴会をしています。

 

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神田「みますや」 今年で110歳、時代変われど酒場変わらず

 

 

JY03,秋葉原「赤津加」

 

 

秋葉原電気街。電子部品や中古コンピューター機器の店、ゲーム専門店にメイド喫茶が立ち並ぶ一画に、黒兵衛の老舗酒場が残っています。そこはまるで異世界の入り口のように(アキバっぽく)。ベテランのお父さんたちが集う千代田区を代表する酒場の1軒で、界隈に暮らすご隠居さんたちの社交場。味噌味の鶏もつ煮込みが名物で、その余韻はキクマサを誘います。刺身や天ぷらなど、大衆割烹らしい料理が充実しています。※樽生ビールは現在はアサヒスーパードライです。

 

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秋葉原「赤津加」 変わりゆく街並で、変わらない価値がある

 

 

JY04,御徒町「岩手屋」

 

 

1949年(昭和24年)創業。盛岡ご出身のご主人が切り盛りされる大人の酒場。宮古など三陸沿岸の漁港から直接取り引きされている魚介類を提供してくれます。菊の司など、岩手の酒と岩手の肴をあわせて、東京にいながらにして気分はみちのく。〆のひっつみ汁は外せません。

 

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湯島「岩手屋(支店)」 この街で70年。いつもそこにある、しみじみ美味しい店

 

 

JY05,上野「たる松駅前店」

 

 

 

創業は1954年(昭和29年)。安い飲み屋が多く、平日でも日中からにぎやかな上野アメ横界隈。その中で、ゆっくりと日本酒を味わえる老舗酒場といえば「たる松」です。ここは外の賑わいとは別世界。といっても、価格も十分に安く、またお昼から営業している使い勝手の良さもあります。広島の剣菱、秋田の高清水が菰樽入にたる酒(1合580円)で常備されています。冬はカキフライ、夏はハモを出すなど、季節に応じた魚も楽しみです。

 

お店の紹介記事を読む (※紹介は上野駅前の駅前店ですが、下記の記事は御徒町駅近くのたる松本店です。)

上野「たる松本店」 ガード下で70年、王道の酒と肴を気どらずに

 

 

JY06,鶯谷「鍵屋」

 

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鍵屋は酒屋として江戸時代の1856年に創業。昭和にはいり飲み屋へと変わっていきました。現在の店舗も味わいのある木造建築で、耐震補強が行われているものの、江戸時代の酒場にいるような気分すらしてくるものですが、これは二代目。初代の建物は小金井公園に隣接する「江戸東京たてもの園」に移設されています。鍵屋はお燗酒を楽しむお店。銘柄は大関、菊正宗、櫻正宗の3種類。おすすめは櫻正宗。ご主人が燗銅壺でつけるお燗酒を飲むとじんわり幸せになるものです。冷奴、湯豆腐、煮奴、江戸の三大豆腐料理がおすすめです。女性1人では入店できませんのでご注意を。

 

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鶯谷「鍵屋」 1856年創業、名実ともに東京の銘店

 

 

JY08,西日暮里「鳥のぶ」

 

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常磐線の踏切横で半世紀以上。何を食べても美味しい「鳥のぶ」。昔はふらっと入れましたが、最近は予約しないとなかなか入れないお店です。刺身や焼き魚などの定番から、洋食アレンジや中華をアレンジしたものなどバリエーションがすごく多いです。鳥のぶの店名の通り、焼鳥や鳥刺しなどを提供していますが、なかなか鳥料理までたどり着かないのが悩ましい限り。酎ハイは色付きの下町ハイボールタイプです。

2代目ご主人は現在、根岸の系列店に立たれています。

 

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日暮里「鳥のぶ」 居酒屋料理が超進化!はずさない料理に感動

 

 

JY09,田端「魚河岸料理 初恋屋」

 

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「安くて美味しい、量が多い!田端は漁師町だったのか!」なんて一人はしゃいでしまうくらい、田端の初恋屋は魚好きにはたまらない酒場。創業から41年を迎えた老舗です。田端は漁師町ではなく鉄道の町なので、鉄道マンも御用達。店内には新幹線や貨物列車のカレンダーがいっぱい。ボリューム満点の料理はどれも絶品。日本酒・奥の松が定番酒というのも素敵でしょ。現在のマスターは、初代オーナーが営んでいた初恋屋の常連さんだった方。

 

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田端「初恋屋」 山盛り海鮮楽しみたい、北区の魚処

 

 

JY11,巣鴨「千成 本店」

 

巣鴨の駅前で半世紀以上。続く老舗は理由があるというのがよくわかるお店。濃厚な牛煮込みが絶品。もつ焼きが看板料理で、辛味噌を添えて出してくれる東松山風のスタイルです。年季が入った丸太や一枚板を多用した飴色の空間は、飲んでいると巣鴨に居る気がしなくなり、どこか山奥の小さな山荘酒場に来ているような錯覚を感じます。

 

 

JY12,大塚「伊勢元」

 

 

大塚駅から北へ都電の踏切を渡った先にある老舗もつ焼き屋。非常に薄いグラスを使用した色付き氷なしの焼酎ハイボールが絶品。もつ焼きも鮮度がよくてジューシー。かりふわな食感のシロは甘めのタレがとてもマッチしています。2016年に建て替えられてきれいになりましたが、味わいは昔のまま。丁寧な接客のご主人のお人柄も素敵で、連日満席になる賑わいです。

 

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大塚「伊勢元」 焼酎ハイボールを語る上で外せない城北の銘店

 

 

JY13,池袋駅「三福」

 

 

池袋駅北口徒歩30秒、急げば雨天でも傘いらず。1956年(昭和31年)創業の三福。奥に細長い店内で厨房に向いたカウンターが置くまでながーく伸びています。人気料理は塩ベースの「煮込み」。アクがなくすっきりした味の煮込みは絶品。もつ焼きは金串を使っているのも特長で、大ぶりに豪快、大きく頬張れば明日の活力が湧いてきます。グラタンなど、洋食も増加中。渋い雰囲気ですが、一度ここの雰囲気を知るとクセになる魅力があります。

 

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池袋「三福」 創業60余年。北口酒場の大定番。名物以外も全部おすすめ

 

 

JY15,高田馬場「とん八」

 

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高田馬場駅から北西に神田川の方へ伸びる小さな商店街「さかえ通り」。大小様々な居酒屋が並ぶとおりは学生や会社員で賑わっています。そんな喧騒から一歩離れた路地にある「とん八」。昔ながらの懐かしい雰囲気の大衆酒場です。もつ焼きだけでなく、刺身や小鉢料理も充実しているのが特長です。いまは珍しくなった樽ごと冷やす樽冷サーバーから注ぐドラフトキリンラガーや瓶の黒ラベルを片手に、家族経営のあったかい雰囲気に浸り楽しめます。

 

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高田馬場「とん八」 学生街にもあるものです、ホッとする老舗酒場

 

 

JY17,新宿「番番」

 

 

新宿歌舞伎町の入り口で40年以上。1本100円のもつ焼きと甲類明利焼酎をたっぷり入れた濃い目の酎ハイで人気の「番番」。地下にあるお店で、急な階段をくだっていくと、その先に松竹映画の昭和セットのような空間が広がっています。カウンターのみで一人、二人でちょっと飲むのに最適。おすすめはニラが練り込まれたつくね。未だに携帯電話の電波が入りにくいのですが、それもまたノスタルジー。

 

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新宿「番番」 昭和51年創業、いまや新宿の酒場史に残る銘店

 

 

JY20,渋谷「森本」

 

 

戦後の屋台としてスタートし、それから70年あまり。渋谷マークシティに近い「森本」は、この街の老舗暖簾です。看板料理は「焼鳥とうなぎ」。といってもうなぎ専門店のようなうな重を食べるようなお店ではなく、串打ちされて”くりから”の形をした鰻太巻きを片手にビールを飲むお店。カウンター中心の店内は、鮨店のようなパリっとした雰囲気があり、ベテランの職人さんたちのムダのない動きも素敵。焼鳥はゆずの風味がついたジューシーなつくねがおすすめ。

 

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渋谷「森本」 1948年創業、渋谷の焼鳥を語る上で外せない存在

 

 

JY21,恵比寿「たつや」

 

 

昭和51年創業の恵比寿を代表するもつ焼き店のひとつ「たつや駅前店」。なんと朝8時から営業中。通しで延々と暖簾が掲げられ、店じまいは翌朝5時。一日のうち3時間しか休まない、しかも定休日なしというものすごく元気な酒場。ここは黒ホッピー発祥の店としても知られています。頼めるもつ焼きは店内の電光掲示板で確認。品切れの赤い文字が点灯していないか要チェック。相撲の取組の勝敗を表示する装置に見えてきませんか。食材の回転がとにかく早い「たつや」のもつ焼きはフレッシュで肉汁たっぷり。

 

 

JY22,目黒「蔵」

 

 

 

目黒駅前にある奥に長い不思議な飲食店ビルの中にある蔵。土日は午後2時にオープンするのでスタートダッシュしたい方にもおすすめ。開業から20数年ですが、客層はベテラン飲兵衛さんが多く、雰囲気はすっかり街の老舗酒場。焼鳥、グラタン、磯辺揚げなどバラエティ豊か。餃子、シュウマイ、麻婆茄子など中華も豊富。店員さんが外国からきた人も多く、実は結構本場の感じ。サッポロ黒ラベルの大瓶が400円台、酎ハイはナカをおかわりできるので、安くしっかりお酒を楽しめます。

 

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目黒「居酒屋 蔵」 毎日通う人のきもち、わかります。安心の酒場で乾杯

 

 

JY23,五反田駅「あさり」

 

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大崎といえば、旧ソニー通りの「あさり」。名物は肉豆腐。料理は500円前後がほとんどでなかなかに良心価格。昔ながらの王道酒場の佇まいで、連日背広姿のお父さんたちが集う都会のオアシスになっています。創業から40年、酒屋で出会ったという元気なマスターと女将さんのご夫婦で切り盛りされています。樽冷式のサーバーから注がれるよく寝かして冷えた一番搾りで一杯目は軽やかに、二杯目はラガー瓶でじっくり、三杯目は吉の杉たる酒で。

 

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五反田「あさり」 ソニー通りの名物酒場で肉豆腐とキリンラガー

 

 

JY24,大崎駅「いわし料理の店 味楽」

 

味楽は、昭和のおわりに誕生した工業地帯・大崎の集いの場所。現在はゲートシティ大崎として再開発されてきれいな高層ビル群が立ち並んでいますが、もともとは明電舎などの工場が並ぶ工業地帯だった場所。かわりゆく街を見続けてきた大崎の老舗は、珍しいいわし料理が看板の店。いわしだけでなく刺身類をはじめ魚介類が充実しています。

 

 

JY25,品川駅「居酒屋マーちゃん」

 

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山手線の起点、品川駅。90年代から再開発が途切れることなく進行している変化の激しい駅周辺。高輪口はホテルなどの大型施設が多く、古くからの飲み屋街はありません。飲みに行くならば新幹線が発着する側の高輪口。ビルの間に細い飲み屋横丁があり、時代の変化に流されない昔ながらの飲み屋が多数残っています

港南口で飲むならば、もつ焼きの「マーちゃん」。木造2階建ての建物は、戦後復興期の残り香を感じるかなり渋いもの。食肉市場・芝浦と場のある港南口はもつ焼き屋が昔から色々とあります。肉の間に玉ねぎを挟むのが、港区の老舗もつ焼き屋の特長です。カウンターで一人、二人でどうぞ。

※写真はサッポロですが、現在ビールはアサヒです。

 

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品川「もつ焼きマーちゃん」 街は変わっても酒場は変わらない

 

 

JY27,田町「駒八」

 

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1975年(昭和51年)に三田で創業した居酒屋駒八は、本拠地である田町・三田エリアを中心に10店舗を展開しています。居酒屋業界の有名人の”駒八おやじ”が切り盛りする酒場は、一部の若いチェーン居酒屋企業のオーナーから「居酒屋学校」と呼ばれています。本日の目玉商品!!と銘打ったサービスメニューは刺身などがでて250円。宴会利用にも対応した大箱ですが、仕事終わりにカウンターでちょっと一杯、という一人飲みにも使えます。

 

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JY28,浜松町「秋田屋」

 

 

秋田屋は東京タワーができるずっと前、1929年(昭和4年)創業の街一番の老舗。創業者が秋田県横手のご出身で店名が「秋田屋」です。秋田のお酒、秋田酒類の高清水を定番日本酒に掲げています。料理は秋田ではなく、東京式のもつ焼きを中心に小鉢など。1日に2千本ももつ焼きが売れるそうで、開店前の仕込み・串打ちから店は戦場なのだと店員さん。冷凍されていないフレッシュなもつはその日売り切りです。店先の立ち飲みコーナーからは、見上げれば東京タワー。

 

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浜松町「秋田屋」東京タワーを見上げる都心の角で、みんな大好き大衆酒場

 

 

JY29,新橋「大露路」

 

 

昭和51年創業の大露路。メディアでの紹介も多く、新橋を代表する人気酒場です。相席ごめんのスタンスで、長テーブルに次から次にお客さんたちが座ります。すると、隣のグループの方と会話が始まるなんてことも多く、一期一会の乾杯が始まることも。人気の理由は手作り料理の数々と、全品300円均一という安くてわかりやすい価格設定です。分厚いハムカツが名物で、お客さんが喜ぶから分厚くしていったら、気づけばこんな厚みになったそう。トマト割りを飲む人が非常に多いですが、広島の日本酒「千福」もおすすめです。

 

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JY30,有楽町「新日の基」

 

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新橋から有楽町にかけてのJR山手線のレンガ製のアーチ型高架は、一世紀に渡り一日も休むことなく往来する日本の動脈を支えてきた構造物。そのアーチの中で飲める酒場が新日の基。新日の基も創業から70年以上も歴史を刻んできました。有楽町という町において、なくてはならない、あって当たり前の風景のような存在。三代目として暖簾を守るマスターはイギリス出身のアンディーさん。初代のお孫さんとご結婚されて店を継がれた方。アンディーさんの店「新日の基」の評判は欧米にも広まり、近くのシティホテルに宿泊する外国人で賑わいます。といっても、料理は典型的な酒場料理。美しい尾頭付きの鯛塩焼きや刺身、天ぷらが人気。ビールは黒ラベルとハートランドから選べます。フィッシュアンドチップスも人気。

 

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有楽町「新日の基」 日本最古の高架下で創業70年、マスターはイギリス生まれ

 

全駅紹介を目指していますが、まだ取材進行中の駅も多々あります。ですが、ご紹介できるところから先行して発信していきます。未掲載駅を楽しみにされていた方はごめんなさい。

駅周辺にはここでご紹介するお店以外にも素敵な酒場はたくさんがありますので、最後はご自身の足で探してみてください。

2019-11-26更新

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)