11月11日は立ち飲みの日(立呑みの日)です。そこで、今回はおすすめの立ち飲みを18軒をご紹介。北は北海道から南は沖縄まで、土地々々の雰囲気の違いもおもしろいです。
目次
立ち飲みの日とは
「1」が4本並ぶ11月11日。その見た目が立ち飲みのカウンターに立つ人々に見えることから、2010年に酒場好きのブロガー・ライターの藤原さんと浜田さんによって制定、日本記念日協会に登録されました。
立ち飲みの文化は世界中にあり、日本では江戸時代に屋台で飲んでいたことが記録として残っています。また、その頃から酒屋の店頭では、「もっきり」や「たちのみ」と呼ばれる、現在の角打ちが行われていました。立ち飲みの風習は意外にも古くからあります。
おすすめの立ち飲み
1,旭川「立ち呑み処ゆきちゃん」
日本最北の立ち飲み(当サイト調べ)です。JR旭川駅から徒歩2分ほどのビルの地階の飲食店街あります。旭川周辺の日本酒・男山、国士無双、大雪の蔵などの日本酒もリーズナブルな価格で楽しめます。ハローキティ好きのママが切り盛りされており、どこか雰囲気は新宿ゴールデン街のよう。
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2,札幌「大衆酒場おたる三幸 札幌北4条店」
札幌駅近く、地下鉄の地下道直結。酒場は16時から営業します。19時まではドリンク2杯とおつまみ2品がついたせんべろセットが税込み1,000円ととってもお得。サッポロクラシックの生も390円と嬉しい安さ。80人は入れる大箱の店で、ふらっと一杯飲みに立ち寄れる気軽さが嬉しいです。運営はサッポロビールグループなので、ビールやサワー類のクオリティも期待できます。
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3,仙台「ぼんてん酒場」
青葉区一番町、バラックの横丁を起源に持つ「東一市場」にある「ぼんてん酒場」。一部メニューを除き300円均一とお財布に優しいお店。炭火の焼台があり、宮城の魚介類を中心に、焼き立ての料理が楽しめます。
カウンターで両隣に会釈しつつ、一体感を感じながら飲むようなお店です。一部着席可能。
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4,埼玉・浦和「ひとりあじ」
浦和の人気立ち飲み「ひとりあじ」。2014年創業と立ち飲みとしては新しいお店ですが、個人経営ならではのあったかい雰囲気に包まれています。商店街にあるため、さまざまな客層がふらりと入っては軽くひっかけていきます。
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5,東京・赤羽「いこい」
赤羽のいこいは、元は地元の酒屋さんが半世紀前にはじめた角打ちが原点。現在、本店と支店の2店舗が赤羽にあります。支店は朝7時から営業していますが、夜勤明けの人などで一日中賑わっています。刺身、もつ焼き、揚げ物とメニューのバリエーションは意外と豊富。
東京を代表する立ち飲みのひとつです。
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6,東京・新宿「ベルク」
JR新宿駅直結、改札から徒歩40秒。ルミネエスト地階にあるベルク。こちらも朝から営業し、終日さまざまな客層で賑わいます。お店の半分が立ち飲みスペースです。シャルキュトリーが充実しており、軽い一杯、昼飲みなど幅広い用途で楽しめます。
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7,東京・茅場町「ニューカヤバ」
ビジネス街日本橋にもいくつか立ち飲みがありますが、茅場町の「ニューカヤバ」は、界隈ではとくに有名な1軒。残念ながら昔から女性のお一人様は入れません。コインをいれると注がれる焼酎の自販機や、自分で焼く焼鳥など、会社帰りのオフィスワーカーの皆さんが童心に帰って楽しんでいます。
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8,東京・蒲田「レバーランド」
全国的にも珍しいレバー料理の専門店です。ここの人気メニュー「レバカツ串」(190円)は一度食べるとクセになる美味しさ。サクっとした衣に包まれながら、しっとりぷりっとしたレバーが特徴的。白レバー鉄板焼き(430円)も名物料理のひとつ。お客さんは若い世代が中心です。
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9,横浜・大倉山「大倉山もつ肉店」
東急線のベッドタウンにある、ひときわディープな雰囲気の立ち飲み店。昭和40年代の商店建築を今に残す貴重な建物で、創業は1965年。名物のもつ焼きは串打ちしたものではなく、鉄板で甘辛く炒めたもの。敷居が高く感じるかもしれませんが、近隣の若い世帯の人がお土産に買いに来るような街に根付いた1軒です。
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10,横浜・桜木町「ふくふく」
横浜最大の飲み屋街・野毛の玄関口・桜木町。駅前にあるぴおシティという複合ビルの地階は立ち飲みの宝庫。ディープな店から上場飲食企業の酒場業態まで幅広く揃っています。なかでも、「ふくふく」は、女性に人気の1軒。柱状になるように果実スライスを凍らせ酎ハイ(凍結丸ごとレモンサワー)を広めたと言われる1軒。
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11,名古屋・金山「歓酒亭 大安」
名古屋はいま立ち飲みブームと言われていますが、火付け役となった店のうちの1軒、「大安」。300円台のお刺身や、立ち飲みでは珍しい鳥刺しが楽しめます。「お値打ち」な酒場です。
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12,名古屋・名駅「のんき屋」
とん焼、きも焼、串カツの名店。60年以上続く名古屋を代表する酒場のひとつ。JR名古屋駅から徒歩圏とは思えないいぶし銀の雰囲気がたまりません。店内は着席ですが、ツウな人は店頭のカウンタースペースでちゃちゃっと立ち飲みをしていきます。
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13,京都・四条大宮「庶民」
京都で一番行列ができる立ち飲みかもしれません。四条大宮の庶民。最近は京橋、天満、大阪駅前第2、及び第3ビルにも支店を出店しています。生ビールは1杯250円、日本酒(白鶴)は200円と破格。お酒の安さだけではなく、刺身3点(500円)がボリューム満点だったりと、料理もコストパフォーマンスが非常に高いことも人気の理由です。
14,梅田「銀座屋」
大阪駅前ビルの地下は、ノンベエの楽園。100店舗を越える大衆酒場や立ち飲みがひしめき合っています。とくに銀座屋は人気の1軒。2021年でも、瓶ビールはダイビンで380円と驚きの安さ。14時からやっているので、つい大阪駅にいるときは吸い寄せさられます。
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15,奈良「蔵元豊祝 奈良店」
近鉄奈良駅の改札階にある立ち飲み店。奈良の地酒「豊祝」の蔵元の直営店です。観光地のまん真ん中にありながら、手頃な価格なのが嬉しいです。改札すぐの場所で14時からやっています。直営店だから飲める日本酒や、ハッピーアワー(17時まで)で270円のハイボールが人気です。立ち飲み慣れしていない方もふらっと入れる明るい雰囲気なので、ぜひ覗いてみてください。
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16,広島「寅造」
紙屋町交差点近くにある人気のおでん立ち飲み。2014年のオープンながら、常連さんも多く連日賑わっています。入りやすい雰囲気ですし、一見さんも多いのでご安心を。一寸一杯ならば、こちらの「酒肴セット」がおすすめ。1,000円で飲み物、小鉢、おでん三種類がついてきます。
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17,宮崎「タチキン」
人口あたりのスナックの件数が日本一の宮崎。最近は気軽に飲める立ち飲みも人気がでています。そのひとつ、「立呑酒場タチキン」は地元の若い世代が集う人気の店です。
500円から飲める半ベロセットや3杯も飲めるせんべろセットでリーズナブルに楽しむもよし、宮崎の焼酎や宮崎の土地の食材をふんだんに使ったご当地サワーを楽しむもよし。南国感ある明るくラフな雰囲気も心地良いです。
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18,那覇「足立屋」
沖縄のせんべろブームの火付け役、足立屋。いまや鹿児島にも支店をだすなど、勢いのあるグループです。その一軒目は国際通りから少し入った、牧志公設市場近くにあります。営業時間はなんと朝6時から。早い時間から飲んでいる人が大勢いることに驚かされます。お酒3杯におつまみがつく「千ベロ」セットは、泡盛ソーダ割りを頼むと、大きなオリオンジョッキになみなみと入ってきます。ここは本当にベロベロになるので、飲み過ぎにご用心。
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立ち飲み・低価格居酒屋チェーン
このほか、チェーン店でも立ち飲みや低価格のグループが首都圏を中心に展開中。晩杯屋、かぶら屋、じぃえんとるまんなど。どこでも安定していて、チェーンだからこその使い勝手の良さが嬉しいときもあります。