【東京昼飲み】お昼から座って飲める老舗大衆酒場15軒 [深夜勤務・明け番の方向け]

【東京昼飲み】お昼から座って飲める老舗大衆酒場15軒 [深夜勤務・明け番の方向け]

2021年1月8日

お昼から座って飲める老舗の大衆酒場をご紹介します。夜勤明けに食事がてら飲みに行くお店をお探しでしたらご活用ください。

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どうしても外食しないといけないときに…。お酒はほどほどに。空いているお店で、静かに一人で粛々と。

※営業時間は通常時のものです。現在は変更となっている場合がございます。

銀座「三州屋銀座店」 サッポロ・白鶴・並木通り・魚河岸、半世紀続く名酒場

銀座でお昼から飲むのならば、いつもの大衆割烹三州屋。

名物の銀ムツあら煮や鳥豆腐をはじめ、豊洲から仕入れる鮮度抜群の魚介類を刺身や焼き魚で楽しませてくれる店です。白鶴のお燗は湯煎でつけたもの。寒い季節、並木通りから隙間に入り込んだ三州屋で飲むお燗酒は最高です。

11:30~

神田「一亀」 朝10時開店、馴染みの酒場でお昼から

神田の人気店、升亀で働いていた従業員の方が、升亀のスタイルを引き継いではじめた酒場。神田・小伝馬界隈で早くから飲める大衆酒場は本当にわずかで、一亀は地域のオアシスのような存在。名物は升亀の頃から人気の「げそ天」や、鶏モツでつくる煮込みなど。刺身もものがいいと評判です。

「スペシャル」という、ワインと甲類をブレンドしたオリジナルカクテルは飲みすぎないように気をつけたい。

10:00~(※通常の開店時間)

渋谷「鳥竹」 街を代表する名物おおぶり焼鳥を肴に乾杯!

井の頭線渋谷駅のホームにまで焼き鳥の香りを届けそうなほど、駅に近く、そして大人気の老舗焼鳥店「鳥竹」。おおぶりの焼鳥はやっぱり美味しい!大ジョッキの黒ラベルを大きく抱えて飲んだら、みんな揃って笑顔になっちゃう。鶏鍋も美味しいので一度おためしあれ。本店が混んでいたら、井の頭線を挟んだ反対側に「二丁目店」があるので、そちらで密集回避を。

12:00~

恵比寿「たつや駅前店(1F)」 麦酒の街の眠らない酒場

恵比寿でお昼から飲める老舗といえば「たつや」。平時は朝8時からやっています。おしゃれな街というイメージが強い恵比寿ですが、かつてはビール工場を中心に栄えた地。地産ビールを楽しむ大衆酒場が多く誕生しました。いまでも何軒か老舗が残っていて、たつやも貴重な一軒です。黒ラベルを飲んだら、次はぜひ黒ホッピーを。

08:00~(※通常の開店時間)

池袋「ふくろ」 1953年創業、バラックからはじまた店はいまではビルまるごとふくろです

池袋の老舗で早くから飲むならば、いつもの「ふくろ」へ。湯豆腐と貝柱かき揚げがおすすめ。大ジョッキのスーパードライと、不思議な瓶にはいった甲類焼酎でホッピーをさくっと飲めば、あっという間にいい気分。さっと切り上げ帰ります。

朝8時から開き、一旦午後2時に中休み。3時から再オープンします。

08:00~(※通常の開店時間)

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上野「大統領支店」 ある意味、パンダと並ぶ名所です。愛されて68年目

「大統領」は、昭和25年創業。国電の高架下でもつ焼きを食べさせ続けて60年。戦後の復興を「酔・食」の方面から支えてきたお店です。名物は馬モツをつかった煮込み。

高架下の本店はだいぶ黒帯向けの雰囲気です。比較的入りやすく、席も多いのは肉の大山とカドクラに挟まれた大統領支店のほう。

10:00~(※通常の開店時間)

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王子「山田屋」 変わらないという素晴らしさ、昭和にタイムスリップ

王子で朝から飲める店「山田屋」。通常は朝8時に開き、13時で一度店じまい。16時に再びオープンする中休みがあるお店です。

創業80年をこえるどっしりと構えた老舗は、オイルショックもバブル崩壊も乗り切ってきた酒場。安定感が違います。200円台を中心とした低価格メニューが充実しているのも魅力のひとつ。お酒はレトロな筒式酒燗器が現役です。

08:00~(※通常の開店時間)

赤羽「まるます家」 定番の飲みどころ、最近はデートで来る人も!?

お昼から飲む人が昔から集まる赤羽。かつては工業地帯であり、いまもタクシードライバーなど夜間の仕事をする事業所が多く、歴史的にも日中から飲むスタイルが定着していた街です。

赤羽で早くから飲める大衆酒場といえば「まるます家」ははずせません。鯉と鰻の店で、珍しい鯉の刺身などが食べられますが、がっつりいきたいときは写真のメンチカツがおすすめです。

11:00~

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北千住「幸楽」 この街でお昼から飲むなら立ち寄り必須の酒場

「幸楽」は東口で昔から暖簾を掲げている老舗の一軒。創業は昭和43年。なんと朝10時から営業しています。ここがあることでどれだけの人がお昼を楽しく過ごせたことでしょう。私もその一人。

色付きハイボールの「幸楽ボール」は城東エリアでお馴染みのおりじなる酎ハイです。

10:00~(※通常の開店時間)

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小岩「けやき」 この街で昼酒するならココで間違いなし

そんななかで心強い味方がこの「けやき」。午前11:30からオープンしています。定食もあるからランチ時は昼食利用が多そうですがそんなことありません。開店とともにご近所の旦那衆が集まってきて、お昼時から皆さん飲み始めます。

千葉の大原港直送の活魚がいけすを泳ぎ、アジなど活造りにしてもらうこともできます。こんな場所に、こんな魚介の大衆割烹が!?と驚きます。

11:30~

中野「第二力酒蔵」 お昼2時の口開けから魅力知る人で埋まる店

中野駅北口でお昼酒といえば、ニュー浅草か、ここ「第二力酒蔵」です。

中野の飲み屋街の中でひときわ目立つ巨大な大衆割烹で、近くのふぐ店と経営がいっしょ。旬の魚の品揃えは築地の専門店に負けないほど。刺身、焼き魚、煮魚、揚げ物までどれもみんな美味しいです。定番の日本酒は京都のキンシ正宗というのが、また好きになっちゃうポイントです。

14:00~

西荻窪「戎 南口店」 西荻の酒文化発信地。人に寄り添う酒の場所。

西荻窪駅南口の三角地帯で知らない人はいないやきとり「戎」。北口店、そして吉祥寺店ともに午前11時から営業しています。焼鳥をつまみに焼酎のお湯割りをきゅっと。あ、焼酎は3杯までがお店のルール。あと一日一回しか入れません。

焼鳥、お刺身、名物のいわしコロッケ、日中から飲むのには十分すぎる品揃えです。

11:00~

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吉祥寺「いせや公園店」 私にとっていせやは学校でした

吉祥寺で昼飲みといえば、大定番「いせや」。精肉店が開いた焼鳥店で、この地で90余年。公園店、本店ともに早い時間から老若男女が集う店です。北口店には、キリンのタップマルシェがはいり、クラフトビールも飲めるようになりました。

12:00~

立川「酒亭 玉河」 昼酒の王道、愛され続けて65年の大衆居酒屋

立川駅北口、お酒好きが集う秘密基地「玉河」。ビル地下にある大箱の店で、早い時間から黒帯飲兵衛さんたちで静かに賑わいます。年中無休、土日祝日も変わらずやっているのが嬉しいところ。刺身に煮込み、きくらげ玉子とじといろいろありますが、意外と老若男女幅広く人気なのは揚げ物です。冬はカキフライをおつまみに赤星を傾けたい!

11:00~

八王子「酒蔵一平」 ザ・昭和の大衆酒場。お昼から通しで飲める店!

八王子でお昼からやっている王道の飲み屋をお探しならば「酒蔵一平」。八王子で悩んだら、ひとまず「一平」へ行けばなんとかなる、ありがたい存在です。

人気料理はいかげそ唐揚げ。冬は一人鍋もおすすめです!

09:00~(※通常の開店時間)

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

夜間営業短縮による昼飲み・お昼酒へのシフトを推奨するものではありません。訪問時間を分散し、混雑のない酒場にしませんか。酒場に付随する食材の卸や酒販店、その先にある割材や酒類メーカーの存在を大切に。近所の食事処の情報としてご活用くださいませ。