新小岩はお昼から手頃な価格で楽しめる酒場(せんべろ店)がたくさんあります。しかも祝日も営業しているお店が多数!この休日には総武線に乗って新小岩の昼飲み探訪に出かけてみてはいかがでしょうか。
1,『しげきん』
『しげきん』は、均一価格が嬉しい立ち飲み居酒屋。料理は基本的に全品390円!日曜日は定休ですが、それ以外は毎日14時から営業しています。
魚介類を中心とした品揃えはどれも魅力的。「まぐろ刺」や「いなだなめろう」、「すずきの昆布締め」などもあります。「天盛り」や「馬刺し」だって390円!
「しっかりとした料理が安い。しかもお昼からやっている!」ということで、2015年の開業時から一気に人気店となりました。駅に近く明るい雰囲気も魅力的。ベテラン大将の朗らかな人柄もあって、立ち飲みながら年配のご隠居さんたちも常連さんです。
老若男女、ふらっと立ち寄り軽く飲んでいくようなお店。
料理はどれも本格的で一人飲みとしては十分なボリュームがあります。
おすすめは「ゲソ唐揚げ」。濃い味でチューハイが進みます。安い店だとお酒が高いのでは?と思うかもしれませんが、酎ハイはいまの時代でも290円。安心して飲んで食べて、お会計は2,000円を超えることはまずありません。
焼売も名物料理のひとつ。自家製の花シューマイは濃厚な旨味がたまりません。
住所 | 東京都葛飾区新小岩1-30-8 |
営業時間 | 営業時間 14:00~22:00 定休日 日曜日 |
開業時期 | 2015年 |
2,『ふれあい酒場ほていちゃん 新小岩店』
いまでは札幌にまで進出している『ほていちゃん』ですが、その1号店は新小岩駅北口にあります。昨今の各種値上がりの中でもサッポロラガー(赤星)大瓶は410円をキープ!他のチェーン居酒屋と違い、おもしろメニューが次々加わるのがほていちゃんの魅力です。
立ち飲みで海ぶどうは珍しいですよね!ほかにも、札幌にも進出してから北海道食材も増えてきました。
揚げ物は300円ほど、マカロニサラダなどの小鉢は209円。焼きもの、揚げ物はできたてホヤホヤです。
看板料理の煮込みは、東京下町を中心に展開するチェーンとしては珍しく牛煮込み。ふらりと立ち寄って、一人でも安心して飲めるお店なので、最近ますます若いお客さんで賑わうようになりました。
年中無休で毎日15時開店。なお、新小岩店は他店と違い完全立ち飲みなのでご注意を。
住所 | 東京都葛飾区西新小岩1-3-11 |
営業時間 | 営業時間 15:00~24:00 定休日 無休 |
開業時期 | 2017年 |
3,『たちのみ わか』
今回ご紹介する新小岩のせんべろ的昼飲みスポットとしては最も古く、1988年の創業です。路地裏にあり、スマートフォンの地図を頼りにいかないと迷ってしまいそうな場所にありますが、訪ねる価値ある一軒。
いまも変わらず、14時30分開店。調理場を囲むように配されたカウンターは早い時間から常連さんでいっぱいになります。
料理のバラエティが非常に多いことが特長です。ホワイトボードには、豚モツ煮込みやレバニラ炒め(各250円)や 豚ロースステーキ(300円)などの肉料理に加え、グラタン(200円)、クリームコロッケ(150円)などの洋食や、いわし、あじ、つぶ貝、刺身盛り合わせ(500円)などの海鮮料理まであります。
お酒も料理も安く、ふらっと立ち寄って千円ちょっと。ディープな雰囲気がありますが、それもまた楽しみの一つです。
住所 | 東京都葛飾区新小岩1-49-12 |
営業時間 | 14:30~21:00 水定休 |
開業時期 | 1988年 |
4,『大衆酒場 かど鈴』
船橋の人気大衆酒場「増やま」の支店です。増やまでは、原則、支店名にはそれぞれ異なる名称をつけていますが、基本的には店の造りや料理やお酒の品揃えは変わりません。
開店は14時。休日だとあっという間に満席になります。お通しなし、料理はほとんどが200円台!
名物は重ネ(煮込みと肉豆腐)。ハチノスや牛すじを入れた甘辛い煮込みは、こってりしているようでペロリと食べられます。
漁師町の船橋で創業したグループで、船橋市場から仕入れた魚介類を低価格で出していたことで人気になりました。それは店舗数が増えた今でも変わりません。
刺身はもちろん、フライなどでも魚介類があり、この通り豪快な盛り付けで運ばれてきます。
宮崎本店の甲類焼酎「キンミヤ焼酎」にシロップをたらした梅割りは、かなり度数が高くガツンとくる一杯。濃い味の紅生姜天と一緒に飲めば、早い時間からほろ酔いになること間違いなし。
住所 | 東京都葛飾区新小岩1-29-10 |
営業時間 | 営業時間 [月~土] 14:00~23:00 [日・祝] 14:00~21:30 日曜営業 定休日 無休 |
開業時期 | 201 |
5,『大衆食堂 むらやま屋 新小岩店』
最後にご紹介する店は、「酔っ手羽」や「肉の村山」などを展開する飲食企業の食堂業態『大衆食堂むらやま屋』です。酒場としても利用できる、というよりお昼から飲むためにあるようなお店です。
リーズナブルなメニューがあり、最初の一杯はビール220円、サワー類は110円とびっくりする安さ。
ハムエッグダブルなど、食堂的なメニューが豊富で、どれもボリューム満点です。
運営母体が肉料理の業態を多く展開していることもあって、『むらやま屋』も肉料理が強い印象です。
お通しなし、お昼から通し営業で、しかも金曜日・土曜日は翌朝5時まで超ロングラン営業!頼れる一軒ではないでしょうか。
住所 | 東京都葛飾区新小岩1-42-3 |
営業時間 | 営業時間 [日~木] 11:00~24:00 [金・土] 11:00~翌5:00 日曜営業 定休日 不定休 |
開業時期 | 2017年 |
(取材・文・撮影/塩見 なゆ)