久留米で朝から飲むなら、久留米市中央卸売市場内にある『牟田食堂』がおすすめ。市場仕入れの食材を使った料理はどれもとっても良心価格。職域食堂ながら、ビールを置いているのが嬉しいポイントです。
市場で働く人々のオアシス。一般人も利用可!
羽田を朝一に出発する飛行機を利用すれば、久留米には9時半には福岡県久留米に着けるのですから便利なものです。
福岡市ならば長浜の鮮魚市場にある食堂で朝から飲めますが、久留米で朝飲みとなると悩みます。実は、ここ久留米でもやはり頼れる存在はやはり市場です。地方都市の市場はバイパス沿いなど駅から離れた場所に多いものの、久留米では西鉄久留米駅から徒歩10分の場所にあります。
30万人都市・久留米の食を支えてきた久留米市中央卸売市場の設立は1961年。主に飲食店や青果店、鮮魚店などが仕入れに使う卸売・セリ施設のため一般人の立ち入りが規制されていますが、関連棟にある食堂は誰でも利用可能です。
守衛さんに会釈しつつ、入ってすぐの建物二階へ。
アルミサッシのドアに只今営業中の札がかかります。初めての人はハードルが高く感じる店構えです。それもそのはず、久留米市が管理する行政施設内にある食堂ですので、飾りっ気はほとんどありません。
店内に入ると明るいお姉さんと料理人さんが笑顔で迎えてくれます。お客さんは作業着やスーツ姿の市場関係者に混ざって、午前中にもかかわらず勤務帰り風のグループの姿も。夜勤明けの人々でしょうか。楽しそうにお刺身を肴にビールを飲んでいました。
品揃え
お酒
仙台中央卸売市場のように市場内ではアルコールを扱わないところがありますが、ここ久留米はばっちりお酒が楽しめます。
- ビール アサヒスーパードライ・キリンラガー:各580円
- 焼酎 芋・麦:各400円
- 日本酒1合:500円
料理
- ネギトロ丼:680円
- マグロ丼:1,500円
- 親子丼:580円
- ざるそば:600円
丼ぶりや麺類以外のおかずは、冷蔵ショーケースから好きなものを選びます。昔からある食堂でたまに見かけるこのスタイル、毎回ワクワクします。
- お刺身 本マグロ中トロ・エビなど:各400円
- 塩サバ:250円
- カレイ煮付け:250円
- いわし甘露煮:230円
- 天ぷら エビ・イカ・キス:350円
- エビフライ:250円
- たこキャベツカツ:250円
単品で飲むか、オトクなネギトロ丼で飲むか
今回は朝食をかねていますので、オトクなネギトロ丼をお願いしました。丼ぶりは口頭でオーダーし、単品は好きなものを選ぶという方式です。
まずは瓶ビールをもらってきゅっと一口。朝9時、旅先の朝食はビールで始まります。
待つこと3分。ささっと丼ぶりがでてきました。
このボリュームで680円は安い!
ネギトロのまぐろはしっかりすき身をこすりとったようなもので、自然な脂の美味しさと程よいコクがあります。
やっちゃ場もある久留米市中央卸売市場ですから、ネギも新鮮!
ごちそうさま
観光向けの施設ではありませんので華やかさはありません。そのかわり、日常的に利用する市場関係者が納得できるボリュームや価格設定です。旅慣れた方にはぜひこちらでの朝食をオススメ。
現市場が開設された1961年より以前、国鉄(現JR)久留米駅前にあった市場時代から営業していたという歴史ある食堂です。
店名 | 牟田食堂 |
住所 | 福岡県久留米市諏訪野町2631 中央市場 2F |
営業時間 | 月・火・木・金・土 05:30 – 13:00 水・日・祝日 定休日 |
創業 | 1948年 |