中華の立ち飲みは珍しいですが、それが寿司店の間借りと聞けば尚更驚きます。名古屋市・今池の『桑原飯店』は、いま近隣の飲兵衛注目の立ち飲み中華です。銀座アスター出身のマスターがつくる名物の麻婆豆腐が絶品。お店イチオシの「瓶チュー」とよくあいます。
(タイアップ:オエノングループ 合同酒精株式会社)
目次
週3日だけ営業。カオスで優しい店
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名古屋の中心である栄や名駅周辺とはまた違った、ちょっぴりディープな飲み屋街が広がる今池。何十年と親しまれてきた老舗から小箱で挑戦する若手オーナーの店まで、個人経営の飲食店が多いのが特長です。筆者のような”ごちゃまぜ繁華街”が好きな人にはたまらないエリアで、あの店もこの店も入ってみたくなります。
そんな今池を、この街に詳しい酒類メーカー・合同酒精さんに案内してもらいました。
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営業さんが個人的にも通っているという店に連れて行ってもらうことに。店の名は『桑原飯店』。大通りから1本入った小路にあるコンパクトな店で、店の看板はドアにそっと掲げられている程度。提灯の明かりが営業中の合図です。
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マグロの絵が貼られていたドアを開けると、寿司店のような冷蔵ショーケースを置いたカウンターが奥へと広がっています。店内に貼られた掲示物なども、立ち飲み中華というよりは和食店のようです。
実はここ、メインは「マグロー」という立ち食い寿司店で、『桑原飯店』が週三日間を間借りで営業しているのです。寿司と中華という非常に珍しい組み合わせで、双方のマスターは共同でSNS発信するなど協力関係にあります。
『桑原飯店』の店主、桑原さんに創業の経緯を訪ねたところ、なんと前職は中華の老舗「中国名菜 銀座アスター」で料理長をされていたとのこと。独立後、2020年11月よりマグローを間借りし営業を開始。大勢で運営する大きな中華レストランから、一人調理でまわせるコンパクトな店へとスタイルを変え、お客さんとのトークを交えつつ600円前後の大変リーズナブルな料理を提供してくれています。
品書き
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- 瓶チュー:390円
- しそ タンタカたん:290円
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- 陳麻婆豆腐:605円
- 小籠包・もち米シューマイ・えびシューマイ:各605円
- 春巻き:300円/本
- 木須肉:539円
- 牛スネとハチノス辛味和え:605円
- 油淋鶏:605円
- えびチリソース:715円
- よだれ鶏:429円
本格中華を立ち飲み価格で!
瓶チュー(390円)
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お店の皆さんもオススメの瓶詰のレモンサワー「瓶チュー レモン」。1.5杯ほどとれて390円は”お値打ち感”もありますね。それでは乾杯!
陳麻婆豆腐(605円)
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常連さんにも大人気の陳麻婆豆腐は、このボリュームで600円ほど。インパクトある黒さ、複雑なスパイスの香りも最高です。
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山椒の辛さを楽しむ本格的な味。余韻で続く冷たい辛さに瓶チューレモンがよくあいます。
鍛高譚 トーキョーハイボールしそ風味
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瓶チューのほかにもおもしろいお酒がありますよ、と教えていただきました。紫蘇でつくる焼酎「鍛高譚」を、梅しそ風味のどこか懐かしいエキスといっしょにソーダ割りにしたもの。紫蘇感が強く爽快な味です。
えびチリソース(715円)
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あわせるおつまみは、海老チリソース。大きな海老がゴロゴロと入った正統派のエビチリが1,000円以下だなんて、信じられない安さ。そしてなにより美味しい!
海老のXO醤炒め(869円)
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せっかくですからもう一品いただきましょう。イカやキクラゲと一緒に豪快に炒めたXO醤炒めです。これまた、間借りの立ち飲みとは思えないクオリティに驚きます。
ごちそうさま
町中華や本場の中華(いわゆるマジ中華)とは違う、高級中華路線を大衆化させた非常に珍しい『桑原飯店』。立ち飲み好きに限らず、中華で飲むのがお好きな方はぜひ訪ねてほしいお店です。酎ハイ、ビールも安く1,000円台でも十分満足できますが、料理が美味しいのできっともっと食べてみたくなるはず!
(取材・文・撮影/塩見 なゆ タイアップ/オエノングループ 合同酒精株式会社)
店名 | 桑原飯店 |
住所 | 愛知県名古屋市千種区今池1丁目12−6 |
営業時間 | 営業時間 [月〜水] 17:30~22:00 定休日 水曜日から土曜日まで |
創業 | 2020年11月1日 |