茅ヶ崎『えぼし』創業50年!豆アジ、生しらす、釣り船からも仕入れる地域密着の鮮魚料理店

茅ヶ崎『えぼし』創業50年!豆アジ、生しらす、釣り船からも仕入れる地域密着の鮮魚料理店

実家が漁師だった女将さんが1974年に創業した茅ヶ崎の『えぼし』は、街で有名な魚料理の食事処。茅ヶ崎で海の幸を食べるならばココ!という常連さんは多いです。名物は相模湾でとれた新鮮な豆アジやしらす。小田原や豊洲経由で仕入れた魚介類も加わり品数は200品以上もあります。

(タイアップ/サッポロビール株式会社)

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これぞ浜辺の海鮮食堂の雰囲気

JR東海道本線の茅ヶ崎駅から、路線バスに乗車し10分ほど。団地中央というバス停で下車すると、目の前に真新しい商業施設「BRANCH茅ヶ崎」が広がっていました。停留所名の由来にもなった浜見平団地の建て替え事業で誕生した施設で、街の新たなコミュニティ拠点となっているようです。

今回ご紹介する『えぼし』は、そんな複合商業施設のお向かいにあります。なんとお店の前にバス停がありました。バス下車徒歩5秒で魚料理が楽しめる!

『えぼし』と言えば、茅ヶ崎のシンボルとも言われる茅ヶ崎海岸の沖合約1.4kmに浮かぶ岩礁群の名前ですね!

オープンは1974年。ザ・海辺の食堂といった店構えです。

創業時はカウンターメインで10坪・10席の焼鳥店だったそうで、店舗が大きくなった今もカウンターを選ぶ常連さんもいらっしゃるとのこと。

魚介類がメインの現在でも、カウンターでは変わることなく焼鳥を提供しています。※夜の営業のみ

畳敷きの入れ込み座敷。いまでは店全体で200席まで拡大されています。それでも、週末は予約でほぼ満席となるそうですから、『えぼし』が今もしっかり街に根付いていることがわかります。

えぼし本店 店長 織田浩史さん

インタビューに答えてくれた店長の織田さん。店の歴史や、特長的な魚介類の仕入れにについて教えてくれました。

多数の絵は、女将の鈴木マサ子氏が描いたもの。「2枚の絵には店の歴史が描かれています」と織田さん。

焼鳥台のあるカウンター(右上)や居酒屋のテーブル、大勢の人が描かれたこの絵は、『えぼし』創業当初の頃を表したものだそう。

茅ヶ崎海岸での地引網漁の様子

地引網漁を生業とする家で生まれた女将さん。茅ヶ崎海岸での漁の様子を描いたこの絵では、右下でやかんを持った少女の姿で描かれています。1974年に独立して焼鳥店を創業。実家の魚も扱い、これが評判となり今の『えぼし』の基礎を築いたそうです。

現在は、長年付き合いのある沖右ヱ門丸という茅ヶ崎の釣り船で釣れた魚をはじめ、小田原など近隣の魚市場から仕入れているそうです。牡蠣などの県外食材は豊洲市場経由。

近海物では、脂の乗ったキハダマグロやカツオも水揚げされるそうで、釣り船から直接電話で水揚げの報告が入るそうです。素晴らしいご近所付き合い。このような関係があるからこそ、郊外であってもわざわざ足を運んで食べに行こうという気持ちになります。

超新鮮な豆アジは絶対食べるべき!

サッポロ生ビール黒ラベル

『えぼし』の生ビールは、覆面調査を含むサッポロビールの基準を満たした提供品質の高い生ビール「ザ・パーフェクト黒ラベル」の認定店です。

美味しい魚を楽しむ前に、まずは美味しいビールで乾杯!

名物1,豆アジ刺身

数ある魚介料理の中でも、とくに『えぼし』で食べるべき料理はなにか。織田さんのオススメは豆アジです。

茅ヶ崎で上がった鮮度抜群のアジは、この通りハリ・ツヤがよくキラキラと輝いています。

爽やかな香り心地よい海の甘み。冬のアジは脂がのっていて、舌の上でふわっととろけます。

名物2,釜あげしらすおろし

茅ヶ崎漁港すぐの場所にあるしらす加工場「茅ヶ崎イシラス」から仕入れた「釜揚げしらす」も必ず頼みたい名物です。

取材時はオフシーズン(禁漁期)でしたが、春と秋には『えぼし』にも生しらすが入荷するそうです。当日の朝に水揚げしたものをお昼には提供可能という、海辺の食事処ならではの圧倒的鮮度が味わえるとのこと。

店先に「生しらす 入りました」の看板がでるので、それを目印にして欲しいと織田さん。

オフシーズンだって、この通り、釜揚げしらすは大変立派です。盛りがよいので、贅沢に頬張ります。

ふっくらとしていて甘く旨味が濃い。黒ラベルとの相性もぴったり!

名物3,刺身盛り合わせ

刺身は人数にあわせて柔軟にボリュームと価格を変えてくれるそうなので、いろいろ食べたいときは盛り合わせという選択も良さそう。

ベテランの職人(板前)さんが中心となって切り盛りしていることがわかる、美しい包丁さばきと盛り付け。タチウオやキンメ刺身など、相模湾周辺でもとれる魚種から、氷見のブリや甘エビ(子持ち)など遠方の魚介類が加わり、実に華やかな内容です。

木のぬくもりを感じる、ゆとりのある店内。鮮度抜群で丁寧な仕事のお刺身をつまみに、パーフェクト黒ラベル。魚好きの筆者にとってたまらないひとときです。

名物4,えびしんじょう

数ある定番料理の中でも、えびしんじょう(海老真丈揚げ)は人気の一品。取材に同席しているサッポロビール横浜支社の営業さんもイチオシの料理だそう。それは食べてみたい!

子どもの握りこぶし大はある立派なもの。

外はサクッとしていて、中はふっくら。粗挽きの海老が混じり、これが食感に個性をだしています。わずかな塩味でも、旨味が強い。これは日本酒も飲みたくなりますね!

地酒いろいろ

店にお酒を卸している酒屋さんは日本酒に力を入れているそうで、様々なお酒を提案してくれるそうです。そこから日本酒好きでもある店長の織田さんが、辛口・旨口・生産地のバランスを考えてピックアップしているとのこと。

選んだお酒は、川西屋酒造店(足柄上郡山北町)がつくる「丹沢山 魚々ッと(ぎょぎょっと)純米酒」です。

目の前で一升瓶から注いでくれます。

国府津から御殿場方面に進んだところに山北という町がありますが、このお酒はそこでつくられたもの。相模湾の幸と合わせたい、魚料理のためのお酒です。

本日のオススメ貝料理

魚介類は毎日書き換わるので、どんな料理が食べられるかはお店でチェック!この日は焼ハマグリや冬が旬の牡蠣もオススメとのこと。

肉厚で食べ応えがあるハマグリ

カキのガーリック焼きは貝殻ごと焼いています。焼くと小さくなるとはいえ、この牡蠣はとても大きい!

デザート

自家製のデザートは意外なほど充実しています。

かぼちゃのプリンは、スプーンが中まですんなり入らないほどしっかりとしたものでした。ぎゅっと詰まった濃い味が嬉しい。

取材時、隣のテーブルではシニアのグループがお昼飲みを楽しんでいました。皆さんが最後にスイーツを注文していたのには驚きました。「ここはスイーツも美味しいのよ!」と勧められたほどです。

ごちそうさま

駅前に大箱の飲食店があることは特に驚きません。ですが、ここは駅からバスで10分。郊外の駅からさらに離れた場所に、ひっそりと大繁盛店が存在することは稀ですが、そのような店を見つけたときは本当に心が躍ります。

行列が途切れないから拡大し続けて今の姿になったそうですが、その理由が十分にわかる料理の数々でした。座敷や個室も充実していますから、宴会やファミリーでの利用も安心ですね!

ごちそうさま。

店舗詳細

品書き

寿司も充実
食事メニュー
日替わりのオススメ料理
店名えぼし本店
住所神奈川県茅ヶ崎市南湖5-17-56
営業時間
11:30 – 14:00
火・水・木・金
11:30 – 14:00
17:00 – 21:00
土・日・祝日
11:30 – 14:00
16:30 – 21:00

定休日 月曜日(ただし祝祭日は営業)
休み:12月31日・1月1日
創業1974年