虎ノ門「弌鳥 虎ノ門」昭和28年創業、名古屋コーチンの卸直営店が東京初進出

虎ノ門「弌鳥 虎ノ門」昭和28年創業、名古屋コーチンの卸直営店が東京初進出

2021年11月22日

名古屋コーチンで評判の店「一鳳」の姉妹店が東京初進出。運営する株式会社アイアールハーツの今津 邦博代表は、1953年創業の鶏肉卸の三代目で名古屋コーチンの専門家。焼鳥、親子丼、名古屋コーチン味噌鍋と、本場の味が虎ノ門で味わえます。

(タイアップ:キリンビール株式会社)

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一鳳と弌鳥

2007年、名古屋コーチンを得意とする鶏肉卸の三代目である今津氏が、卸直営店として金山に開いた「名古屋コーチン・旬菜 一鳳(いちおう)」は、料理屋の店構えでひきずり鍋(鶏すき焼き)などを食べさせてくれる店として評判になりました。

その後、手軽に名古屋コーチンを楽しめる焼鳥店として「弌鳥(いっちょう)」を名古屋で3店舗開店。そして2021年7月12日、東京・港区虎ノ門に東京初進出となる「弌鳥」をオープン。当初はノンアルコールでの営業となっていましたが、状況が改善した今、東京では貴重な卸直営の名古屋コーチン専門店として関心が寄せられています。

虎ノ門駅すぐ。東京タワーを眺める神谷町プレイス内

東京メトロ日比谷線の2番出口すぐ、竣工したての商業施設「神谷町プレイス」内にあります。

会食や宴会に向いた落ち着いた内装です。ボックス席があり、子供連れでも利用可能です。店の奥は個室があり、2名から20名まで対応しています。

焼鳥好きの”通”が一人で楽しみに来ることがあるという、カウンター席。会食でなく、食を楽しむことが目的ならばこちらが特等席でしょう。

乾杯はキリン一番搾り

落ち着いた雰囲気の店には、キリン一番搾りがよく似合います。丁寧に注いだ極上の一杯で乾杯です。

品書き

弌鳥 虎ノ門」のこだわりは、名古屋コーチン。運営の原点である「今津屋」は鶏肉卸で、そのノウハウや仕入れルートは虎ノ門でも活かされています。今津氏自身も店頭に立ち焼鳥を焼いています。

日本三大地鶏のひとつとして古くから知られている名古屋コーチンですが、今津氏によれば養鶏場や卸など関わる人や企業は多くないと話します。見える範囲で流通が完結し、名古屋で朝じめした鶏は、翌日には虎ノ門で料理として提供されるそうです。トレーサビリティという言葉が浸透する以前からの、人付き合いの商売というわけです。

飲み物のメニュー

大樽はキリン一番搾り(680円)、瓶はキリンラガー(中びん700円)。燗酒には日本盛の上撰(650円)を、焼酎は百年の孤独(1,500円)も用意があります。

地酒のメニュー

愛知の地酒・蓬莱泉 特別純米(グラス770円)、千瓢 純米吟醸(グラス860円)、義侠 純米火入れ(880円)、三重の瀧自慢 超辛口特別純米(グラス830円)、岐阜の恵那山 純米大吟醸(1,500円)の6品が揃えられています。各お酒にグラスのほか、竹に入れて冷やしたものがあります。

焼鳥の品書き

名古屋コーチン串焼きからはじまるメニュー。串は1本単位で焼いてくれます。

「一鳳」で好評の「名古屋コーチン味噌鍋」(3,800円)や手羽先唐揚げ(750円)など、名古屋のご当地料理の店という内容でもあります。

専門店ならではの、鶏刺しも充実しており、コーチン造り盛り(2,800円)や、胸肉炙りたたき(1,800円)や肝造り(880円)も楽しめます。

名古屋「一鳳」の名物料理として県外からも食べに来るという評判の名古屋コーチン親子丼は、シメの一品として単品(900円)での注文が可能。

一人飲みで、軽く焼鳥で飲んでから親子丼を食べるという気軽な晩酌も歓迎とのことです。

食べるペースに合わせて丁寧に進めてくれます

名古屋コーチン炭火串焼コース(4,800円)

最もポピュラーな利用方法である名古屋コーチン炭火串焼コースを実際に体験しました。事前の予約も不要で、空席があればふらっと立ち寄れる気軽なコースです。

野菜スティック 弌鳥特製味噌添え

特製のコクのある味噌は、一杯目のビールのおつまみとしてもぴったり。

弌鳥風肝造り

定番のコースの先付として鶏の肝造りを出してくるあたり、鶏肉卸としての自信が感じられます。鮮度の良さを感じる爽やかな味です。

炭火串焼き 六種

焼台に立つのは今津社長ご自身。一鳳の居酒屋業態が「弌鳥」ですが、虎ノ門店は初進出ということで特別なお店。今津氏も東京に単身赴任で店を育てているそうです。

味付け、焼き具合はすべておまかせです。炭火を操り、部位ごとに焼き方を変えています。まずは、ねぎま。パリッとした表面と、ジューシーな肉汁。噛みごたえがしっかりあり、力強さを感じる肉質です。

店名を冠した弌鳥焼きは、特製の味噌ダレでいただきます。大きくカットした肉は食べごたえがあり、実に美味。

弾力がある肉からは、養鶏農家とともに飼育法にこだわってきたこだわりが感じられます。

一味、もしくは山椒をお好みで。

せせりはしっとりしてコクがあります。

つくねはあらい肉と細かいミンチが混ざり、歯ごたえが特徴的。

砂肝は強烈に日本酒を誘う、旨味のかたまりです。

梅しそ焼はしっとり口に馴染む美味しさ。焼き加減が絶妙で、思わず笑顔になれる1本です。

手羽唐揚げ二種(柚子塩ポン酢・八丁味噌だれ)

名古屋名物の手羽唐揚げ。豪快に食べるのが名古屋流です。

極上親子丼

〆の親子丼が、この通り驚くほど美しい盛り付けです。歯ごたえのあるぶりっぶりな肉は、噛むと気持ちいいほど肉汁がしみだし口の中でホロホロになっていきます。

コースではこのほか、味噌汁・香物、そしてデザートに名古屋コーチンの卵でつくったプリンがでてきます。充実した名古屋コーチンづくしです。

地酒 竹入り

ここでビールの次に飲むものとしたら、やはり日本酒でしょう。こだわりの提供方法である「竹」にいれた冷酒にテンションが上がります。

【弌鳥特製】名古屋コーチン味噌鍋

名古屋コーチンを楽しむもうひとつの看板料理である【弌鳥特製】名古屋コーチン味噌鍋(一人前3,800円)。

名古屋コーチンは弾力があり濃厚で強い肉質が特長です。それに負けない味で相互に旨味を引き出し合うのが八丁味噌だといいます。

八丁味噌の鍋も関東ではあまり食べる機会はありません。これは一度は食べてみる価値ある逸品です。

名古屋コーチンといえば「一鳳」と言われるくらいまで、同グループを牽引してきた今津 邦博氏。

名古屋の名店が東京進出ということで、これからますます注目の店になっていきそうです。

(取材・文・撮影/塩見 なゆ タイアップ/キリンビール株式会社)

店名名古屋コーチン弌鳥 虎ノ門
住所東京都港区虎ノ門5-3-3 神谷町プレイス 2F
営業時間営業時間
・ランチ/11:30~14:30(平日のみ)
・ディナー/17:00~23:00
日曜営業
定休日
不定休
開業年2021年7月12日
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