相模大野『かめや別館 もつ焼き こがめ』3代続く名店の系譜、厚木直送のモツが絶品!

相模大野『かめや別館 もつ焼き こがめ』3代続く名店の系譜、厚木直送のモツが絶品!

相模大野でもつ焼きといえば、戦後すぐに屋台で創業した酒場「かめや」。街の歴史とともに歩んできた名店です。厚木直送の新鮮モツが評判。今回は同店の3代目が11年前に開店させた、品数豊富な『こがめ』の魅力をご紹介します。

(タイアップ/サッポロビール株式会社)

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屋台として創業、相模大野で開いた理由は小田急の基地?

新宿から小田急線のロマンスカーや快速急行で35分。町田と並ぶ巨大な繁華街を抱える小田急線の相模大野駅にやってきました。一日に11万人以上が利用するターミナルで、駅前の賑いはかなりのもの。

駅前は再開発によって大型の商業施設が立ち並ぶ近代的な町並みになりました。そうした中にも、昔ながらの賑わいを感じるアーケードが残っています。一本は入れば味わい深い飲み屋街もあり、酒場好きなら探索のしがいがある街です。

大きな赤提灯が営業中の目印

一足早く16時30分から営業を開始する『こがめ』に、開店とともにお客さんが吸い込まれていきます。

『こがめ』の開業は2013年ですが、すでに老舗酒場のムードたっぷりです。というのも、冒頭で紹介した通り、戦後すぐの昭和20年代から相模大野で営業を続けている老舗もつ焼き店「かめや」の姉妹店です。取材時は、「かめや」の三代目が『こがめ』の焼き場に立っており、両店は一体的に運営されています。

二・三人で利用しやすい落ち着いた雰囲気

店の歴史について、初代御夫婦のお孫さんである3代目店主・斎藤 誠さんに伺いました。

「昭和20年代に屋台で創業しました。正確な年は定かではありません。終戦直後、祖父は米軍関係の仕事をしていましたが、祖父の兄が世田谷区の奥沢駅近くで『さいとう』というやきとり(もつ焼き)店を営んでおり、伯祖父のススメもあってもつ焼き店を開いたそうです。これが『かめや』のはじまりです」と斎藤さん。

なんと相模大野の老舗『かめや』は、奥沢で現在も続くもつ焼きの名店「さいとう」の親戚筋のお店でした。

この地を開いたのは、祖父が大叔父から「鉄道の車両基地がある場所は鉄道マンがよく飲みに来る」というアドバイスを受けたのがきっかけだといいます。小田急線の車庫がある相模大野は、その後、ロマンスカーも停車するターミナル駅として急成長し、「かめや」は大盛況に。こうして支店の『こがめ』も誕生しました。

原点である「かめや」。駅前再開発で移転するも、味わい深いカウンターが広がっている

元祖の「かめや」と『こがめ』の違いは、お客さんの雰囲気と料理のバリエーションとのこと。『こがめ』は、はじめての人や普段は大衆酒場を利用しない人でも入りやすい雰囲気を心がけているそうです。

ビールは、3代目の斎藤さんもお好きというサッポロビール

老舗ゆえの仕入れ力。モツの鮮度を堪能あれ

もつ焼き店は、モツの鮮度が命です。近年はもつ焼き店の増加や正肉の流通の変化もあり、新規開業の店はモツの仕入れに苦労するという話も耳にしますが、『こがめ』や「かめや」は70年近い食肉卸との関係から、安定した仕入れルートを維持し続けているそうです。

仕入先は、初代が奥沢のやきとり(もつ焼き)店から紹介された厚木市にある神奈川食肉センターがメイン。とくにシロの良さは厚木が良いそうで、『こがめ』の名物にもなっています。

毎朝のように仕入れ、朝9時から昼過ぎまで仕込み続けているそう。やはりもつ焼き店は、舞台裏(仕込み)が大切ですね。

もつ焼きだけの硬派なスタイルではなく、誰でも気軽に使えるようにとグループで囲める揚げ物やサラダにも力をいれています。

短冊状のキレイな串打ち。一口食べてわかる丁寧な仕事

中ジョッキ 781円

さぁ、70年以上の暖簾を守る3代目のこだわりを伺ったところで、状態抜群のサッポロ生ビール黒ラベルで乾杯!

昔ながらの大きな中ジョッキ(500型ストレート)は3代目が守りたいポイント。

2023年に、生ビールの品質の高さがサッポロビールより認定されている

長年の人気メニュー、モツ煮込み(616円)。ハーフサイズ(352円)もあり、お一人でももつ焼き前の1品として選びやすいです。豚の大腸をフワフワになるように煮込んでいます。

味噌ベースでクサミは皆無。ただただ旨味でいっぱいです。

もつ焼きは一般的な酒場より一回り大きく、1本209円から。シロ、カシラ、レバ、ハツ、ナンコツにチレ…と定番が用意されており、10年以上継ぎ足し続けてきたタレをメインに、ガーリックパウダーなど、部位にあった様々な味付けで提供してくれます。

強火の炭火でふっくりと焼き上げたもつ焼き。繊細な部位も焦がさず焼き上げる絶妙なテクニックを披露してれました。希少部位のハツモトは、大動脈周辺にあるプリプリなお肉がとってもジューシーです。

味噌漬けかしらや、1頭から2本程度しかとれないテッポウなど、もつ焼きを食べ慣れた人でも改めて感動する味が続きます。

こちらはタンもと網焼き(638円)。

炭火の香ばしさが脂の甘さを引き立てた濃厚な一品です。

好物の豚足もいただきます。プリプリですね!

一般的に豚足は骨ごとでてきますが、こちらでは食べやすいような予め切り落として提供してれて、しかもハーフサイズ(312円)も用意されています。もっちりとしていて噛むほどに豚の旨味が広がり、これにサッポロラガービールが実にマッチしています。

〆にはカシラを使ったほほ肉カレーも人気

鮮度の良いモツを炭火で焼き上げ、タレ、塩だけでなく様々な味付けを用意する。『こがめ』のもつ焼きは一般的なもつ焼き店とはまた違った魅力で溢れていました。3代目のオススメ「ほほ肉カレー」も興味がありますが、私はこのあと続いて「かめや」も訪ねたいので次回のお楽しみにしたいと思います。

小田急線沿線で新鮮なもつ焼きが食べたいときには、最高の一軒ではないでしょうか。大満足です。

店舗詳細

店名かめや別館 もつ焼 こがめ
住所神奈川県相模原市南区相模大野3-14-10 1F
営業時間月・火・水・木・金・土・祝前日・祝後日
16:30 – 00:00
L.O. 料理23:00 ドリンク23:30
日・祝日
15:30 – 23:00
L.O. 料理22:00 ドリンク22:30
創業2013年(本店は昭和20年代)
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