生麦『大衆酒場 大番』ビールの街の人気店が移転!マグロ中落ちを肴に麒麟で乾杯

生麦『大衆酒場 大番』ビールの街の人気店が移転!マグロ中落ちを肴に麒麟で乾杯

2024年1月16日

生麦を代表する立ち飲み大衆酒場『大番』が移転。新店舗でも値段は据え置き。今回は新しくなった『大番』をご紹介します。新鮮で盛りの良い刺身が350円からと驚くほど良心価格。地元の黒帯飲兵衛さんが集まるアットホームな雰囲気もそのままでした!

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キリンビールのお膝元で半世紀以上続く酒場

横浜市鶴見区の生麦は、旧東海道沿いにある岸村という漁村でしたが、徳川家康に生麦を献上したことから「生麦村」と呼ばれるようになりました。京急線の生麦駅が町の玄関ではあるものの、普通列車しか停車しないため、京急線ユーザーでもあまり馴染みがないかもしれません。

ですが、生麦は周辺の京急のローカル駅前と比べて飲食店がとても充実しています。横浜や鶴見にはないノスタルジーな飲み屋街が広がっており、酒場好きならば一度は訪ねてほしいエリアです。

生麦が飲み屋街になった理由は、駅南側にあるキリンビール横浜工場の存在が大きいでしょう。横浜で創業したキリンのフラグシップ工場であり、研究所やビアホールも併設した大規模拠点です。働く人も多いですから、生麦の大多数の飲食店は当然キリンを扱っています。

多くの飲兵衛がワクワクしながら暖簾をくぐってきた大番 旧店舗

そんな生麦で、おそらく坪あたりのキリンビール販売数が一番だったであろう『大番』。創業から半世紀以上になるいぶし銀の酒場で、電車に乗ってわざわざ飲みに来るお客さんもいた人気店ですが、2023年9月、一時休業となりました。

新店舗は第一京浜の海側

どうやら、移転するらしい。そんな話が聞こえてきた2023年12月末。第一京浜より海側の以前は弁当販売店だった場所で待望の営業再開となりました。明るくモダンな店構えで旧店舗とは雰囲気が異なりますが、大将は以前と変わらない親しみやすい接客で迎えてくれました。嬉しい!

店は以前の半分ほどのサイズになりました。店内の両サイドに向いたカウンターと、中央に6名ほどが使えるテーブル席という配置。定員は12名ほどでしょうか。自然とお客さん同士の距離が近くなるので、一人客同士のちょっとした会話がはじまることも。

平日の口開け17時から8割程度が埋まる人気ぶりです。昔からの常連さんが多くて安心しました。

品書き

お酒

  • 生ビール キリン一番搾り:小350円・中500円
  • チュウハイ・レモンサワー・お茶割り・ウーロン割り:各350円
  • トマト割り・梅酒サワー:各400円
  • ウイスキー陸・角:各430円
  • 日本酒 高清水:350円
  • 生酒 粋人:500円
  • むぎ焼酎:380円
  • いも焼酎:430円

料理

  • 刺身3点盛り:600円
  • まぐろ刺し:500円
  • まぐろ刺し(上):600円
  • なかおち:350円
  • まぐろぶつ:320円
  • まぐろとろぶつ:350円
  • しめさば・たこ刺し:各400円
  • あじ刺・たこぶつ:各450円
  • かんぱち刺・かつお刺:各500円
  • ちくわフライ・ポテトフライ:250円
  • イカフライ・ネギマ串:各380円
  • あこうだい・さば塩焼き:各380円
  • 大番汁:280円
  • いわし団子:250円
  • ポテトサラダ:350円
  • もつ煮込み:350円

豊富な刺身はどれもコストパフォーマンス最高

キリン一番搾り生ビール(500円)

ビール工場まで直線距離で250mという立地。一杯目はもちろんビールでしょう。横浜うまれのキリン一番搾り生ビールで乾杯

以前は瓶ビールの取り扱いがありましたが、新店では大樽(樽詰)ビールのみの提供になりました。品質抜群の一杯をぜひ。

なかおち(350円)

マグロ刺しが充実した『大番』で、常連さんの多くが注文するのは「なかおち」です。まずは食べてほしい一品。しっかりと盛りが良いのに、これで350円とびっくりするほど良心価格です。骨やスジのまわりから削ぎとった部分なので適度に脂がのっています。鮮度がよく、もっちりとした食感もたまりません。

高清水(350円)

美味しい刺身を食べると、日本酒が欲しくなる。ということで、二杯目は高清水をお燗です。

しめさば(400円)

普段、酒場で一人飲むときに刺身を何品も注文しませんが、『大番』は筆者的には”刺身を楽しむ店”なので、二品目も刺身を。分厚い銀皮のカツオにしようか、横浜・三浦半島が名産のタコ刺しにしようかと悩みます。

そうして選んだのは、技ありの「しめさば」です。どうですか、このハリ艶。

ぷりっとしていて、噛むほどににじむ旨味。酸味をおさえたまろやかな味付けで、お酒を進ませます。

ちくわフライ(250円)

こちらも常連さんに人気の料理、ちくわフライです。歯ごたえのあるモチモチのちくわを、細かな衣でサクッとなるように揚げたもの。揚げ物も移転前と変わっていません。再始動した老舗が、以前と同じ料理をだしてくれるって、とても嬉しいです。

キリンウイスキー陸ハイボール(430円)

あわせるお酒はキリンディスティラリー 富士御殿場蒸溜所がつくるウイスキー「陸」のハイボールです。陸ハイボールのパリッとした味とフルーティーな香りは揚げ物とよくあいます。

ごちそうさま

旧店舗時代のイカフライ
旧店舗時代のあじ刺身

移転開業間もないこともあってかメニューはやや少なくなりましたが、盛り付けもほとんど変わっていませんでした。常連さんが変わらず飲みに来ている理由がわかります!以前の『大番』のファンだった方も、安心して飲みに行けると思います。

店が以前よりコンパクトなので、グループでの利用はちょっと難しいかもしれません。ぜひお一人でどうぞ。

営業は不定休ですが、2024年1月は、17日、27日が休み予定とのことです。

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

店名大衆酒場 大番
住所神奈川県横浜市鶴見区生麦3丁目10−2
営業時間17:00~22:00(不定休)
創業2023年12月 移転再開

旧店舗時代の記事はこちら

生麦「大番」 魚介商の街、元気な立ち飲みで最高の肴を
2023年12月に移転しました。移転後の記事はこちら。 https://syupo.com/archives/93929 旧店舗時代の記事 江戸の頃から漁師町。…
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