錦糸町『太田屋』名物クジラ刺しに舌鼓!駅から離れても通いたい昭和20年創業の老舗酒場 下町酎ハイもある

錦糸町『太田屋』名物クジラ刺しに舌鼓!駅から離れても通いたい昭和20年創業の老舗酒場 下町酎ハイもある

錦糸町駅から京葉道路を両国方面へ歩くこと約7分。駅前の喧騒から離れた緑四丁目に、昭和20年創業の老舗酒場『太田屋』が静かに佇んでいます。名物はクジラ料理と煮込み。今回は、落ち着いた空間で、下町特有の強炭酸酎ハイと正統派の酒場料理を味わう、至福のひとときをご紹介します。一人鍋もありますよ!

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喧騒を離れた先にある昭和のぬくもり

錦糸町といえば、千葉から見て都心入口にある巨大歓楽街。駅の南北で異なる顔がありますが、南口はとくにディープです。今回ご紹介する『太田屋』も、JR総武線の南側ではありますが、住宅街にあって落ち着いた雰囲気の店です。

大横川にかかる橋を越えたあたりに灯る赤ちょうちんが目印です。

創業は終戦直後の1945年。焼け野原となった東京下町で、労働者たちに安価な酒と料理を提供し始めたのが太田屋の始まりでした。

現在はお店を二代目・三代目が切り盛りし、長年通う常連さんとともに特有の心地よい空気感を作り上げています。引き戸を開けると、飴色に変色した壁一面に短冊メニューがずらり。L字型の大きなカウンター、テーブル席、そして靴を脱いでくつろげる小上がりが配置されています。

席に着くと、三代目の女将さんが朗らかな笑顔で迎えてくれ、一人でも安心して席に身を委ねられます。

カウンターの隅で自分のペースで杯を傾ける時間は、お酒好きにとって至福のひととき。昔ながらの酒場の情緒がそのまま残る、本物の昭和を体感できる貴重なお店です。

名物煮込みと多彩な料理で杯を重ねる

サッポロ黒ラベルと煮込み

サッポロ黒ラベル大瓶:680円

まずは喉を潤すべく、サッポロ黒ラベルの大瓶を注文。トクトクとグラスに注ぎ、ぐいっと飲み干せば、一日の疲れが吹き飛びます。

にこみ:500円

太田屋を訪れたら外せないのが、創業時から変わらぬ看板メニューの「にこみ」。

味噌ベースのふくよかなスープに、大ぶりのモツとこんにゃくがゴロゴロと入っています。丁寧に下処理されたモツは臭みが全くなく、噛むほどに脂の甘みが口いっぱいに広がる仕上がり。

強烈な下町強炭酸酎ハイ

酎ハイ:450円

この濃厚な煮込みに合わせるなら、名物の「酎ハイ」が一番。ジョッキで提供される一杯は、焼酎の割合が多く、さらに業務用の強炭酸水を使っているためガス圧が強烈。口の中に残るモツの脂を、シュワッと爽快に洗い流してくれます。あまりの喉越しの良さに、つい飲み進めてしまう危険な一杯です。

鯨料理としめ鯖

鯨さしみ:960円

戦後の貴重なタンパク源だった鯨料理も、太田屋を代表する名物。赤身肉の旨味が凝縮された刺身や、ごま油の効いた特製タレと卵黄を絡めるユッケは、牛や鹿にも似た力強い味わいが特徴。

日本盛:650円

これには日本盛の生貯蔵酒や菊正宗を合わせ、じっくりと魚肉の旨味を引き立てるのがおすすめ。

しめ鯖:700円

意外なことに、煮込みが名物でありながら串打ちされたもつ焼きは置いていません。その代わり、しめ鯖や天ぷらなどの海鮮から、ニラ玉のような定番メニューまで幅広く揃っています。しめ鯖は酢の締め具合が浅めで、サバ本来の脂の乗りと鮮度をダイレクトに感じられる絶妙な仕立て。

豊富な一品料理と季節の味覚

ニラ玉:450円
肉野菜炒め:750円
天ぷら盛り合わせ:750円

サクッと揚がった天ぷら、手早く炒められた香ばしいニラ玉など、どれを頼んでもハズレがありません。

ホタルイカ酢味噌
炙り銀杏

さらに、春先のホタルイカ、秋に炙って提供される銀杏、冬場の冷えた体を温める湯豆腐や一人鍋など、四季折々の味覚も完璧に網羅。

タラ入り湯豆腐一人鍋:900円

玉露ハイに切り替えつつ、その日の気分に合わせて自在にコースを組み立てる楽しさがあります。

玉露割り:500円

錦糸町で心落ち着く酒場を探すなら

鳥唐揚げ:650円

喧騒から離れ、昭和の面影を色濃く残す店内で、お店の方々の温かい接客に触れながら味わう下町強炭酸と絶品料理。

一人でふらりと立ち寄ってカウンターで静かに飲むも良し、気心の知れた仲間と小上がりで語り合うも良し。錦糸町では貴重な、心からリラックスできる名店です。お近くにお越しの際は、足を運んで欲しい一軒です。

店舗詳細

短冊メニュー
店名太田屋
住所東京都墨田区緑4丁目20−9 宮野ビル
営業時間17時00分~0時00分
日定休
創業1945年