曳舟『三祐酒場 八広』57年続く理由がある!元祖焼酎ハイボールと鯵フライ

曳舟『三祐酒場 八広』57年続く理由がある!元祖焼酎ハイボールと鯵フライ

2023年3月7日

1966年から続く『三祐酒場八広店』は八広を代表する老舗酒場のひとつ。秘伝レシピのエキスを使う強炭酸の焼酎ハイボールが数多の常連さんに支持されてきました。腕自慢の2代目大将がつくる酒場料理も絶品揃いです。

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都内に3軒あった三祐酒場も、いまはここだけ

1927年に酒屋として創業し、角打ちが姿を変え酒場になったのが曳舟(墨田区京島)にあった「三祐酒場本店」。しかし、曳舟南口エリアの再開発に伴い、本店は惜しまれつつも2013年に閉店してしまいました。小岩と八広に2軒の暖簾分けがありましたが、八広店のみが営業を続けています。

八広店の開業も1966年と半世紀以上の歴史を持っており、隅田川沿いの工業地帯で働く人々とともに歩んできました。いわゆる駅前酒場という立地ではなく、町工場の多い住宅街の中にあり、現在も近隣企業で働く人達のオアシス的な存在です。また、休日は15時から営業していることもあり、各地から焼酎ハイボール好きが電車に乗って飲みに来る「酎ハイの聖地」の一軒になっています。

外観

今回は亀戸駅と日暮里を結ぶ都営バス[里22](毎時4本程度)を利用しやってきました。橘通り停留所下車すぐ。明治通り沿いに赤提灯を灯すV字型の酒場なのでとても目立っています。

入り口は3箇所あり、どこから入っても大丈夫です。

内観

外観同様、店内も尖ったつくりで横に長く、カウンターも長い。テーブル席があり数名程度の飲み会も可能ですが、まずは一人・二人できてこのカウンターの空気感を味わうことをおすすめします。

いらっしゃい!と迎えてくれるご主人は二代目。店内に飾られたガンダムグッズは大将の趣味ですね!

品書き

  • 元祖焼酎ハイボール:350円
  • おばばハイ(梅干し入り緑茶ハイ):450円
  • 樽生ビール アサヒ生ビール(通称マルエフ):中580円・大930円
  • 樽生ビール アサヒ黒生:中640円
  • 瓶ビール大瓶 アサヒスーパードライ / キリンラガービール:680円
  • 普通酒 奥の松:1合480円

料理

  • 極上一本釣りあじ刺身:600円
  • ねぎとろ:500円
  • たら白子ポン酢:750円
  • 赤なまこ酢:700円
  • ゆでタン:550円
  • 燻製いぶしウインナー:550円
  • 赤鶏くわ焼き:600円
  • 激辛山椒あさり四川風炒め:800円
  • はんぺんピザ:650円
  • 本生カキフライ:800円
  • にんにく豆腐鍋:800円
  • 串かつ:650円
  • 生いわしフライ:650円
  • イカフライ:650円
  • 大判さつまあげ:600円
  • にら玉:600円
  • ぬか漬けにしん焼き:750円
  • むろあじくさや
  • 日替わりつけもの
  • その他ホワイトボードに日替わり(カレイ煮付け、さば味噌煮、大穴子天ぷら、生まぐろブツなど)

焼酎ハイボール”マジック”で、料理もお酒も進む

元祖焼酎ハイボール(350円)

甲類焼酎を飲みやすくするために、三祐酒場の創業者がウイスキーハイボールをヒントに開発した焼酎ハイボール。三祐酒場特製のエキスが入り、黄金色に輝いています。このエキスは家族の間でしか継承されていない秘伝のレシピと聞きます。

隅田川から江戸川周辺の酒場は色付きの焼酎ハイボールが多いですが、各店が独自に調合してきたエキスの味が集客の決め手であるため、レシピは門外不出というのが基本。

大手酒類メーカーが発売する下町の酎ハイをイメージした缶酎ハイも美味しいですが、やはり本場の味が嬉しいですね!

それでは乾杯

お通し

お通しはお椀ものです。今日はしじみのおすまし。癒やされます。

キャベツナムル(300円)

品揃えが多く品書きを見渡すのが大変なので、まずはすぐにでそうな小鉢から選んでみました。しみじみ美味しい味付けです。

赤なまこ酢(700円)

ぷりっぷりの赤なまこは、お腹にたまらない素敵な酒の友。

生アジフライ(650円)

三祐酒場ではぜひフライを頼んでいただきたいです。巨大な串カツが人気ですが、今回は生アジフライを注文してみました。刺身に使うような大きな生の真鯵を三枚にして揚げたものです。ポイントは衣の細かさと、絶妙な熱の入れ方で、ザクザクの中から汁がにじみ出てきます。

二代目はホテルなどで板前修行ののち店を受け継いだ料理人一筋の方です。創作料理から本格和食、そして酒場料理までワンランク上のものを食べさせてくれます。

アサヒ黒生・アサヒ生ビールのハーフ&ハーフ(640円)

一部店舗や関西限定発売だった樽詰アサヒ生ビール(マルエフ)が解禁されたことでアサヒ生ビールを扱う店がグンと増えましたが、やはり昔から続く店で飲むアサヒ生ビールが一番しっくりきます。黒生もありますから、ハーフ&ハーフの注文も受けてくれます。

カレイの煮付け

ホワイトボードにあるカレイの煮付けを注文したら、すごいものがでてきました。大皿からはみ出すほどの切り身です。特大のカレイを仕入れましたね!

和食の料理人である大将のこだわりがしっかり感じられる絶品でした。

色付きの焼酎ハイボールはしっかり焼酎が入っているのにスイスイと飲めてしまう魔法のドリンクです。酎ハイディスペンサーから注がれる強炭酸の刺激も食欲を高めてくれるので、おつまみもつい食べすぎてしまいそうです。

ごちそうさま

土日祝は15時から営業していますので、京成線・東武スカイツリーライン沿線でお昼から飲みたくなったら、老舗の焼酎ハイボールを求めて『三祐酒場』を目指してみてはいかがでしょう。

はじめての人もきっと温かく迎えてくれます。

店名に『八広』とついていますが、最寄り駅は京成曳舟駅なのでお気をつけください。

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(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

店名三祐酒場 八広
住所東京都墨田区八広2-2-12
営業時間営業時間
[月~金]
17:00~24:00
[土]
15:00~24:00
[日・祝]
15:00~21:00
日曜営業
定休日
無休
開業年1966年11月