押上は今も昔も交通の要所。京成や東武だけでなく、半蔵門線や浅草線にも繋がっているので、下町飲み歩きのときには頻繁にお世話になる駅です。
飲み屋さんとしてはもつ焼き店が非常に多く、梯子酒には困らない場所でもあります。そんな押上で、何軒か飲んだ帰りにふらりと立ち寄れる酒屋さんが「半田酒店」です。
夜23時まで営業されていて、実に頼もしい。店内の一部が立ち飲みスペースとなっていて、ワインアドバイザーの店主がオススメするワインをグラス単位の酒屋値段でいただくことができます。また、店内で売られているものを摘みにすることも可能で、営業時間の長さと本格的なワインを楽しむことができることから、地元のお酒好きに愛されているお店です。
グラス売りのワインは、そのときどきにご主人が選んだボトル数種類から選べます。一杯200円とリーズブル。
老舗の酒屋さんで、近隣の昔から住まれている方や酒場やスナックも贔屓にしているお店です。最近は高層マンションに引っ越してきた新しい客層も増えているとのこと。商品にしっかりとポリシーを持つことは、量販にはできない酒屋の魅力と言えますね。
ラインナップは幅広く、定番の銘柄はここで揃いそう。
地下には専用のセラーがあり、温度管理のしっかりされた空間でビンテージや高級シャトーのラベルが眠っています。
ワインの有料試飲がこちらの看板ですが、一般的な角打ちとしての飲み方も可能です。スナック菓子をつまみにビール系飲料を飲む。自宅でもできるこの組み合わせですが、酒屋でお酒に囲まれて飲むと雰囲気からより美味しく感じます。
ちょっと贅沢な500mlカンのサッポロヱビスビールで乾杯。
小型のビールサーバーが置かれていて、それに繋がるのはハートランドの樽詰。もちろん、ハートランドとはいえ酒屋価格で生ビールを楽しめます。
日本酒や焼酎もありますが、ここでどっしりと日本酒を飲むよりは、ワインを試飲したあとに簡単な缶酎ハイやビールをさくっと飲むほうが良さそう。
店内で飲んでいる人は私のほかに3人でしたが、立ち飲みコーナーそのものは10人くらい飲めそう。大勢でくるのはあまりオススメしませんが、お酒好き同士のコミュニケーションの場にもなりそうで、良い雰囲気でした。
お店のすぐ近くがとうきょうスカイツリー。首が痛くなるくらい見上げないとてっぺんが見えない、そんな立地です。スカイツリー内の商業施設で楽しんだあと、下町のオシャレ角打ちにもぜひお立ち寄りを。
ごちそうさま。
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(取材・文・撮影/なゆ)
半田酒店
03-3622-6818
東京都墨田区押上2-12-7-101
9:00~23:00(基本無休)
予算1,000円