墨田区鐘ヶ淵の『魚真』(うおまさ)は、激安海鮮居酒屋として有名です。改札口の真正面、徒歩7秒という圧倒的な立地にあり、店頭では刺身も販売中。お腹いっぱい刺身が食べたい常連さんで毎晩大盛況です。
月島「魚仁」スタイルを墨田区で
かつてはカネボウの企業城下町。いまも町工場やタクシーの営業所など中小の職場が多い鐘ヶ淵。
世代を超えて愛されてきた老舗の縄のれんがひときわ魅力的な街ですが、駅の真ん前にある毎晩満席になる人気店も外せません。今回ご紹介するのは、インフルエンサーの間で「コスパ最強」「刺身がヤバイ」と評判の、若者に人気の海鮮居酒屋『魚真』です。
東武スカイツリーラインの鐘ヶ淵駅改札の真正面には、いつも人だかりができている魚屋があります。正確には居酒屋で、店頭の持ち帰りコーナーの大盛況なんです。
市場で使われている発泡スチロール箱をそのまま並べ、刺身や焼魚などを平均的な小売価格よりも一回り安く販売しています。
アラ汁は一杯100円。刺身や焼魚も500円程度とかなり安い。まるでここだけ魚河岸です。
店内はテーブル席を中心に、調理場に向いたカウンターも配置されています。立ち上がりにはなんと毛ガニも鎮座。
さて、東京が生活圏の酒場好きの方はお気づきになったかも知れませんが、このスタイルは月島の「魚仁」そっくりです。それもそのはず、店主さんは長年魚を扱ってきた方で、月島の「魚仁」での修行を経て2018年に『魚真』をオープン。
市場との強い繋がりがあるからこそできる安さを武器に、あっという間に人気店になりました。
刺盛りとアラ大根は必須!お腹空かせて行きたい
安いのは魚介類だけではありません。お酒もひとまわり安く、樽生ビールも一杯400円と一昔前のお値段です。それでは乾杯!
こちらが名物の刺身盛り合わせ。このボリュームで1,500円は、確かにインパクトがあります。とくに中トロや分厚いハマチが嬉しいです。
内容は仕入れ次第でかわりますが、この日はマグロ中トロ、ハマチ、ホタテ、タコ、サーモンにアカエビ。魚仁譲りの飾りっ気のない盛り付けです。
こうなると飲みたくなるのが日本酒です。
定番は灘の白鹿ですが、今日は奮発して村上の〆張鶴を。といっても一杯600円。香りゆたかで、言うまでもなく刺身と相性抜群。
刺身もよいですが、なにより感動したのがこの自家製塩辛。浅く浸かっていて、いかにも海鮮居酒屋の塩辛という味。コリコリです。
焼き物からは、はまぐりをオーダー。そうそう、浜焼き的なこういうのがいいんです。
酎ハイは、エキスの入っていないプレーンのもの。このあたりでは、白ハイなんて呼ばれていますね。
どの料理も集客のために採算度外視にしているように思えてきますが、その最たるものがアラ大根。丼ぶりいっぱいに盛られてきます。大根だけで1/3はありそうな量です。アラはホロホロになっていますが、おそらく刺身にもなっていたハマチではないかと思います。
ごちそうさま
1人だと絶対に悔しい気持ちになります。いろいろ食べるために、2~4人くらいで利用されることをおすすめします。コンパクトな酒場ですから、隣のお客さんとの距離も近いです。動きやすい服装が安心です。
店舗詳細
- サッポロ生ビール黒ラベル:400円
- サッポロラガービール中瓶:500円
- レモンサワー:300円
- 男梅サワー:400円
- ハイボール:400円
- 日本酒 白鹿:300円
- 〆張鶴・八海山・久保田・越乃寒梅:各600円
- 魚真おすすめ刺身盛り合わせ:1,500円
- 自家製塩辛:300円
- 中トロ:1,500円
- ポテトサラダ:300円
- アラ大根:300円
- 帆立海老炒め:500円
- ローストビーフ:500円
- ハマグリ焼5個:500円
- ホタテ焼:500円
- 本日の焼魚:500円
- チャーハン:700円
店名 | 魚真(うおまさ) |
住所 | 東京都墨田区墨田4-1-2 |
営業時間 | 16:00 – 00:00 不定休 |
創業 | 2018年 |
(Special Thanks/Syupo酒場部の皆さん)