昨今のクラフトビールブームから、店内にいくつものビールタップを置くビール専門店が続々と登場しています。また、大手ビールでも「エクストラコールド」や「パーフェクト生ビール」、「神泡」など、ナショナルビール(大手メーカーの定番銘柄)をビールサーバーを工夫して、特別なビールにする取り組みも盛んです。
そんななか、突如誕生したのが”缶ビール”にこだわる缶ビール専門居酒屋。店内に並ぶビールは国内銘柄100種類という驚きの品揃えで楽しませてくれる「麦酒家みつよし」です。
場所は墨田区横川四丁目。春日通りに面していますが、鉄道でのアクセスは東京スカイツリー最寄り駅でおなじみ押上駅、もしくはJR錦糸町駅から徒歩10分と少し歩きます。歴史のあるエリアですし、散策ついでに訪ねてみてはいかがでしょう。
はいってすぐにこの光景。コンビニのビール棚だけでも毎回ワクワクしてしまう筆者には、これだけの缶があるともう大変。
あれもこれもみたことある。あ、こんなビールも発売していたの!?と、飲む前から興奮します。
ビールは大手4社の定番はもちろん、エクストララインや限定プレミアムラベル、地域限定缶だってあります。※品切れもあります。
クラフトビールも缶になっているものは一通り揃っているのでは?と思えるほどのラインナップです。
350ml缶で350円から。
大手4社もこの通り。期間限定品や特定のスーパー、コンビニ向けの限定品は登場時にご主人自ら店頭に行き仕入れてくるというこだわりです。サッポロクラシックのような地域限定銘柄や地ビール缶を求め、現地まで出向くこともあるそう。マスターが無類のビール好きだからこそできるこだわりです。
グラスによってもビールの味は変わるもの。こちらでは様々なビールグラスを用意していて、お客さんの好みで選べます。また、マスターにおすすめを聞いてみるのも楽しいです。
それでは、早速いただきましょう。気になるビールがあり過ぎて大変なのですが、ここは無難なチョイスで、サッポロビールがつくるこだわりのビール「SORACHI1984」をチョイス。
北海道空知地方で誕生したソラチエースというホップを使用した風味豊かで華やかな味わいのビールです。それでは乾杯!
地ビールのリストも紹介しきれないほどありますが、その一部をご紹介します。全国各地から本当によく集められています。樽生と缶ビールの違いで、缶が優れているところは「ジャケット」が見えることではないでしょうか。個性豊かラベルデザインも魅力です。
おつまみは当然ながらビールにあうものばかり。
100円からの乾き物や、ソーセージやコンビーフなど、ちょっと贅沢な角打ち的な内容です。主役はもちろん缶ビールなのですから。
400円までのビール1本とおつまみ6品がついた千円のセットがお店の定番コース。
結構おつまみが多いので、2本目を飲み進めること間違いありません。
二本目はグランドキリンのセッションIPA。季節限定品も在庫が選ぶことが可能。
ご主人やお客さんとのビール談義に花が咲く店「みつよし」。まるでレコードショップでジャケ買いをし、その場の視聴ルームで楽しむような気分です。
多様化した飲酒シーン、こんなお店も楽しいですね!まだ見ぬビールとの出会いを求めてふらりと立ち寄られてみてはいかがでしょう。
ごちそうさま。
(取材・文・撮影/塩見 なゆ)