有楽町『バーデンバーデン』は、ガード下で40年以上続くドイツビアホール!実は個人店です。

有楽町『バーデンバーデン』は、ガード下で40年以上続くドイツビアホール!実は個人店です。

バーデンバーデン』という名前でピンときた方は、ビール党か、もしくは有楽町が生活圏内の方でしょう。1980年の創業、日本で初めてホフブロイ樽生を取り扱ったドイツ風ビアホールです。ビールはもちろん、本格的なドイツ料理も大変魅力的!

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気分はベルリン、いえ、ミュンヘンです!

銀座・有楽町エリアは日本で最もビアホールが密集しているエリアです。現存する日本最古のビアホールである「ビヤホールライオン銀座7丁目店」をはじめ、戦前に創業した「ニユートーキヨー」など、国産ビールを主に扱う店が多いイメージがあるかもしれませんが、実は輸入ビールを看板に掲げた個性的な店も多数存在します。

都心を代表するドイツ風ビアホールのひとつである『バーデンバーデン(Baden Baden)』もそんな銀座・有楽町エリアの一軒。個性的な店名ですが、ドイツはバーデン=ヴュルテンベルク州にある温泉街の名に由来しています。

創業は1980年。金融関係だった初代がドイツにあこがれて創業したと聞きました。現在は息子さんである2代目が切り盛りしており、有楽町という都心の一等地ながら実は個人経営でご商売されています。

店はJR有楽町駅から赤レンガ鉄道高架橋に沿って数分の場所。明治時代に造られたレンガ造りで高架鉄道は、いまも山手線や京浜東北線が走る大動脈を支えており、バーデンバーデンはそんなレンガアーチの中にあります。

実はこの高架橋はドイツ人技師・ヘルマン・ルムシュッテルの協力で造られており、ベルリンのSバーン(ドイツ鉄道)と同じような構造となっています。ベルリンSバーンの高架下はビアホールが多数入っており、まさしくこの店構えとそっくりなのです。

ベルリン・Sバーンの鉄道高架下をつかったビアホール

ヨーロッパのレトロなレストランに似せた意匠でまとめられており、一歩店内に入ればそこはまさしくドイツのビアホールです。ほろ酔いになった私は、周囲から聞こえてくる日本語から「あ、日本人が飲んでいる」と、海外の酒場でなる”あの”が錯覚を感じました。

席数はカウンター、テーブル合わせて120席。本場のビアホールと比べればコンパクトなほうですが、東京の都心でこれは十分に広く、特有の開放感にも浸れます。

品書き

アルコール類

  • 樽生 ホフブロイ・オリジナルラガー / ホフブロイ・ドゥンケル / ホフブロイ ハーフ&ハーフ:759円~
  • HB・ミュンヘナー・ヴァイスビア:759円~
  • 樽生 HB・シュバルツヴァイス:759円~
  • 樽生 アサヒスーパードライ:792円
  • 瓶ビール ケルン フリュー・ケルシュ330ml:990円
  • 瓶ビール デュッセルドルフ ツム・ユーリゲ アルトビア(330ml):1,320円
  • ドイツワイン各種:880円~

料理

  • 手作りボイル・グリルソーセージの盛り合わせ:2,079円
  • ジャーマンポテト: 792円
  • 自家製ザワークラウト:528円
  • カリーブルスト:1,518円
  • ドイツ産ピクルスの盛り合わせ4種:979円
  • バーデンポテトサラダ:1,078円
  • 手作りハムの盛り合わせ:1,848円
  • 自家製アイスバイン(自家製クヌーデル付):2,398円
  • 自家製シュバイネハクセ(ジャーマンポテト・ザワークラウト付):3,278円
  • スペアリブ:1,958円
  • レバーケーゼのステーキ:1,848円
  • シュニッツェル:1,628円
  • ガーリックトースト(3枚):638

ドイツから取り寄せた本物の樽生で、プロージット!

ホフブロイ ハーフ&ハーフ(759円)

ドイツ・ミュンヘンのビール「ホフブロイ」シリーズの樽生を揃えていることが店の自慢。いまでこそホフブロイを扱う店は増えましたが、ここ『バーデンバーデン』が日本初の取扱店です。ラガー、ドゥンケル、ヴァイスビア、シュバルツヴァイスの4種類。ドイツから樽で運ばれてきます。

ジョッキだって本場と同じ。ドイツ好きの筆者には最高の空間です。それではドイツ語で、Prosit(プロージット)!

ミュンヘナー・ヴァイスビア(759円)

オリジナルラガーとダークビアのドゥンケルのハーフ&ハーフを豪快に喉へあてるも良し、ヴァイスビア(weisw=白)を少しずつ飲みながら、料理を楽しむも良し。

ドイツのビールといえば、このメモリが特徴ですね!アイヒシュトリヒ(Eichstrich)という線で、ドイツではなんと法律で定められています。ここは有楽町ですが、しっかりメモリぴったり”0.5l”です。

ホフブロイハウスはビール好きの間では大変有名なビールで、ドイツを代表する銘柄です。ミュンヘンに本拠地があり、400年以上の歴史があります。久しぶりのホフブロイはやっぱり美味しい!

フラムクーヘン(1,408円)

ビールばかり紹介しましたが、ビールにあわせる料理も大変本格的です。本場ドイツのビアホールを知る人も納得の品揃え。場所柄、ヨーロッパからの観光客の姿も多く、ドイツ語を話すグループも。

シュバイネハクセのような派手な料理も気になるところですが、ドイツのピザ・フラムクーヘンも食べてみたい!このパリパリ、ベーコンのコク、そこへあわせるホフブロイのビール、たまりません。

手作りグリルソーセージの盛り合わせ(2,079円)

贅沢な値段ですが、十分に価値を感じる手作りソーセージ盛り合わせもオススメ。本場の味付けです。ボイル盛り合わせならば、ミュンヘンの郷土料理「ヴァイスブルスト」もついてきます。

コースターも、しっかりミュンヘンにあるホフブロイハウスと同一のもの。こういう細かなこだわりが嬉しくなります。

ごちそうさま

バーデンバーデンを一言で表すならば、「気軽にドイツ旅行気分が味わえるビアホール」。お店の皆さんやお客さんが日本語を話し、品書きやお会計が日本円になっている以外は、かなり本場に近いと思います。ドイツ好き、オクトーバーフェスト好きの方なら、きっと楽しめます。

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店名バーデンバーデン
住所東京都千代田区有楽町2-1-8 JR高架下
営業時間営業時間
[月~金] 17:00 – 23:00(Lo22:30)
[ 土 ] 16:00 – 23:00(Lo22:30)
[日・祝] 16:00 – 22:00(Lo21:30)
創業1980年
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