神田「つみき瓦 神田店」 もつの鮮度を楽しむ大衆酒場。仕事帰りの軽い一献に最適。

神田「つみき瓦 神田店」 もつの鮮度を楽しむ大衆酒場。仕事帰りの軽い一献に最適。

2018年6月30日

会社帰りにふらっと一人酒。まさに至福のひとときですが、せっかくならば良き酒場を選びたいですよね。

サラリーマンの街・神田で、美味しいもつ焼きを楽しみたいときには、北千住の人気もつ焼店が開いた「つみき瓦 神田店」はいかがでしょう。特長はもつの鮮度と絶妙な焼き加減、そして普段から飲めるお財布に優しい値段です。

焼台に向いたカウンターとテーブル席の配置。新しい店舗ではあっても、親しみやすいぬくもりある空間です。サラリーマンが中心ですが、老若男女幅広く利用されています。北千住よりも敷居の低さが感じられるかもしれません。

お酒が安い。もつ焼きも1本100円と、都心の駅前立地とは思えない価格で商売されているので、こちらが心配になるくらいです。たくさん通って、いっぱい(適量の範囲内)飲まなくては。

生ビール(サッポロ黒ラベル)は380円、瓶ビールは赤星で500円、ホッピーやバイス、レモンサワーなどは割材とナカが別に提供されるもので、ホッピーだけでなくレモンサワーでも、ナカをおかわりしてリーズナブルに2杯目も楽しめます。

しっかり入るジョッキが嬉しいワイドジョッキ。生ビールの状態はばっちりです。では乾杯!

卵黄がはいったオニオンスライス。もつ焼きの箸休めにぴったりです。タレで焼いてもらったら、そのタレをかけて食べるのもおすすめです。

なお、お通しはありませんが席料100円がかかります。そのかわり、飲食代金の1の位は切り捨てと小さいながらサービスしてくれます。

料理の種類はかなり絞られています。だし巻き卵は常連さんに人気の一品で、もちろん手づくりです。珍しいもので、ラビオリ揚げがあり、最近ハマっています。

もつ焼きは1本100円で、希少部位も値段はいっしょ。モツの鮮度の良さが「つみき」の人気の秘訣で、刺しでなくともその差はわかるものです。

串もよいのですが、一人ならばあえて最初から頼まずに、はらみ1本焼きというチョイスはいかがでしょう。漬け込みのハラミを豪快に炭火で焼き上げたものです。食べごたえ十分で300円と嬉しい値段。

熱々のまま包丁をいれて出来上り。薄いピンクがじんわり小麦色になっていく絶妙な焼き具合です。大根おろしにくぐらせて頬張れば、笑顔になること間違いありません。

ラビオリ揚げ(380円)。揚げたてサクサク、ケチャップを気持ち多めにつけていただきます。酎ハイ、ホッピー、ビールが進みます。

賑やかな空間で、目の前で次々焼かれていく串を眺めつつ、もつ焼き肴に飲む時間。酒場は日常のオアシスです。

二千円あれば楽しく過ごせる大衆酒場、今宵は「外飲み」しませんか。

ごちそうさま。

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

もつ焼つみき瓦 神田店
03-6206-8929
東京都千代田区鍛冶町2-7-10 三新ビル 1F
17:00~22:00(17:00~22:00・平日ランチあり・日定休)
予算1,800円