全国でも珍しいJR駅の構内(改札外)にある立ち飲み処『よかたいマイング店』をご紹介します。200円ほどの本格焼酎をはじめ、手頃な価格のお酒と福岡・九州の郷土料理が並ぶ人気店。通勤で駅を利用する人や出張者で朝10から賑わいます。
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博多駅で30分あれば「よかたい」で飲もう
『よかたい』は福岡県の主に博多駅周辺で展開するローカルチェーン居酒屋です。株式会社快適空間創造研究所が平成21年からはじめたブランドで、マイング店はかつて「酒蔵美少年」という名前で営業していました。
その特長は、なんといっても使いやすさ。JRの改札から徒歩30秒という立地は当然ですが、営業時間は朝10時から夜23時まで。お通しがなく、料理もお酒も駅ナカ(改札外)とは思えない低価格です。
ファーストフードやカフェチェーン感覚でふらりと立ち寄り、生ビールと煮込み、餃子を食べ、それから街へ繰り出すというのがオススメの使い方です。
オープンキッチンでカウンター越し見渡せる調理場では、元気な店員さんが忙しく料理・接客をしています。マニュアル的なやり取りだけでなく、酒場らしい親近感ある会話もあり、そのため常連さんも多いです。
それほど大きくない厨房ですが、名物の煮込みや餃子、焼き物も丁寧につくっています。
品書き
お酒
- 樽生 サッポロ生ビール黒ラベル:529円
- サッポロラガービール大瓶:605円
- サッポロヱビスビール大瓶:683円
- 芋焼酎 あらわざ:217円
- 米焼酎 白水:217円
- 麦焼酎 南洲:217円
- 蕎麦焼酎 刈干:217円
- 清酒 磯乃澤:319円
- 濃いめのレモンサワー:341円
- デュワーズハイボール:330円(毎月8日は220円)
料理
- 博多一口餃子(6個):275円
- 手羽先唐揚げ:121円
- やみつきカルビ焼:429円
- もつ煮込み:297円
- 種鶏ももタタキ:500円
- ピリ辛牛すじ大根:450円
- 子持ちししゃも:350円
- 黒豚しゅうまい:380円
- パリパリ春巻き:350円
- 博多明太子:374円
- 〆鯖の薬味紅しょうがのせ:330円
- 酢もつ:253円
- 大きいアジフライ:275円
暖簾の外は駅、内側はいつも黄昏時の酒場
サッポロ生ビール黒ラベル(529円)
博多駅は九州新幹線の開業にあわせてリニューアルされ、すっかりキレイで近代的な駅になりました。改札前のコンコースも駅ビルもピカピカです。そんな駅ナカの一画で、ここだけいつも夕焼け色をしています。お向かいにコンビニとは凄まじいコントラストです。
朝でも昼でも「よかたい」はいつでもビールタイムです。大分日田の名水でつくるサッポロ生ビール黒ラベルで乾杯!
イワシ明太(374円)
目の前で炙ってくれるイワシ明太は、それほどお腹にたまらず、それでいてビールや焼酎を誘うゼロ軒目にぴったりな福岡名物です。脂がのっていてしっとりジューシー!
薬味まみれ奴(176円)
酢もつやひとくち餃子、ぐるぐるとり皮など、福岡の酒場料理・屋台料理は一通り揃っています。提供スピードが早いので、例えば列車の乗り継ぎ時間が30分しかなくても、ここにくれば福岡の味が楽しめます。こういう店があると、駅の魅力が高まりますね!
麦焼酎 南洲(217円)
福岡の酒場は焼酎がひとまわりもふたまわりも安い!ロックグラスに並々注いでだしてくれます。本坊酒造(知覧蒸溜所)でつくる黒麹使用の麦焼酎を。濃くてしっかりした味わい。
ごちそうさま
若い世代のお一人様から、飲み慣れたジャンパー姿の年配者まで幅広い客層が、入れ代わり立ち代わり飲みにきます。なんてパブリックな場所でしょう。
店名には立ち飲みと書かれていますが、ハイチェアの椅子もあり混雑していなければ着席利用も可能。博多駅でちょっと時間が空いたら覗いてみませんか。
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(取材・文・撮影/塩見 なゆ)
店名 | 立ち吞み酒場 よかたい マイング店 |
住所 | 福岡県福岡市博多区博多駅中央街1-1 博多駅 マイング横丁 |
営業時間 | 営業時間 〔月~日、祝日、祝前日〕 10:00 – 23:00(L.O 22:30) 日曜営業 定休日 無休 |
開業年 | 2009年(よかたいとして営業を開始した年) |