鰹と昆布の合わせ出汁に車麩が浮かぶ。昭和の雰囲気を色濃く残す『じゅんちゃん』は界隈で働く人の”いつもの店”です。看板料理はおでんですが、地魚刺身も豊富に揃います。駅前で新潟自慢の酒と肴に浸りたいとき、選択肢の一つに入るはずです。
駅前の裏路地にある賑やかな昭和酒場
酒造りが盛んで、尚且つ魚介類が美味しい新潟は、酒好き・酒場好きならなにかとご縁がある街。昔からの飲み屋街「古町」だけでなく、駅前の飲み屋街にも好きな酒場を見つけておきたいものです。
JR新潟駅は高架化が完了し、すっかり近未来的な駅舎に生まれ変わりましたが、駅前の飲み屋街はまだまだ昭和の風情を残しています。路地裏の目立たない場所にあるのにいつも賑わっている店といえば『じゅんちゃん』です。
外観
営業時間は長く、なんと週末は深夜3時まで営業しています。はしご酒飲兵衛のゴールになっているだけでなく、夜間作業等がある職業に就く人や飲食店関係者なども集う、深夜の新潟駅前のオアシスです。
内観
1980年代の創業ということもあり、外観、そして暖簾をくぐった先も昭和そのもの。一階はおでん鍋を中央に配したカウンターと、その対面に畳敷きの小上がりが並んでいます。二階は畳敷きの座敷が広がっていますが、けして広くなく19時頃にグループで利用する際は予約したほうが良さそう。
いかにも渋い表情の板前さんと割烹着のベテラン女将が仕切っていそうな雰囲気です。ですが、お店に立つ店員さんは皆さんお若く元気いっぱい。昔からそうなのですが、安定感は十分にあると思います。お客さんは飲み慣れた黒帯さんがほとんどです。
刺身とおでんに地酒をあわせる
キリン一番搾り
地酒が手頃な価格から揃っていますが、まずは樽生のキリン一番搾りで乾杯!
刺身5点盛り
つぶ貝、カレイ、ブリ、天然マグロ、しめ鯖を盛り付けた5点盛り。これで950円なので、とてもリーズナブルです。つくづく新潟の魚は美味しいと思います。
八海山
お酒は1合400円から。地元の人で賑わう酒場で美味しい魚をつまみにしているのですから、ついつい杯が進みます。※お酒は適量で。
しめ鯖
しめ鯖はしっかり〆たタイプ。きゅっと引き締まり脂が旨味にかわっています。
ぶり刺
ブリ刺しはこの厚さ!口いっぱいに寒ブリの甘味が広がります。
おでん
おでんを看板料理に掲げる店ですから、おでんは通年で提供しています。1個110円からと良心的。車麩など新潟らしい種など20種類ほどが飴色に染まっていました。しっかり色がついたつゆは鰹と昆布の合わせ出汁で、しっかりと主張があり日本酒を進ませます。
辛子をつけて食べた後は、柚子胡椒をつけて食べても味変も楽しみたい!
串焼き
もうひとつの名物が串焼き。豚モツを扱うもつ焼き店がそれほど多くない新潟ですから貴重です。
とちお油揚げ焼き
この分厚さこそ、栃尾揚げのアイデンティティ!新潟の酒場の大定番です。これを肴に吉乃川の熱燗をきゅっと。体を芯から温めて、そろそろ次の酒場へいきましょうか。
ごちそうさま
新潟で飲むといえば、万代橋を渡った先、昔からの歓楽街・繁華街である古町に行くことが多いと思います。ですが、新幹線や宿泊場所等の都合から駅前で飲みたいことも多いですよね。そんなとき、『じゅんちゃん』は頼れる存在です。
店舗詳細
お酒の品揃え
- 樽生ビール キリン一番搾り:500円
- 瓶ビール アサヒスーパードライ・キリンクラシックラガー:600円
- 地酒 吉乃川:400円
- 地酒 麒麟山・北雪:各500円
- 地酒 〆張鶴:550円
- 地酒 八海山:600円
- 地酒 男山・ゆきつばき:各700円
- サワー類:420円~
料理の品揃え
- 天然マグロ:780円
- ぶり刺:770円
- ばい貝刺:660円
- クジラ刺:750円
- 本日の白身刺:660円
- 刺盛り:660円~
- 本日のなめろう:660円
- おでん(車麩おでん、たこ、つぶ、ちくわぶ、はんぺんなど):110円~
- 串焼き(豚バラ・ねぎ豚・しそわさび・鳥ももなど):110円~
- ブリ・サケ・カキ柚子胡椒騎士焼き:各320円
- ブリカツ・サケカツ:各320円
- 真鱈白子ポン酢:700円
- サケホワイトグラタン:790円
- 岩もずく:430円
- とちお油揚げ焼き:420円
店名 | じゅんちゃん |
住所 | 新潟県新潟市中央区弁天1-3-23 |
営業時間 | 月~木、日、祝日: 17:00~翌1:00 (料理L.O. 翌0:00 ドリンクL.O. 翌0:00) 金、土、祝前日: 17:00~翌3:00 (料理L.O. 翌2:00 ドリンクL.O. 翌2:00) 営業時間を短縮することがあるため、深夜は要確認 定休日:年中無休 |
創業 | 1987年頃 |
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