問屋街として栄えた歴史を持ち、いまは成田空港と東京を繋ぐ京成線の接続駅として外国人旅行者で賑わう日暮里。西に夕焼けだんだんがある谷中銀座、東に日暮里繊維街と、この街ならではの情緒が観光名所になっています。
「人が集まれば、お酒を飲む店にも活気がうまれる」
日暮里は昔からお昼から飲める店がいくつもあります。今回はそんな日暮里のオススメ昼飲みスポットを4軒ご紹介します。
1,寿司居酒屋『たらく』
魚介類をつまみにお昼から飲みたいときは、『たらく』が頼れる存在。テイクアウトもやっている長く続くローカルな寿司店です。いわゆる老舗系の格式ある寿司店ではなく、大衆的な寿司居酒屋なので、ふらりと立ち寄り、2,000円台で十分楽しめます。
一人で飲むのはもちろん、二~三人で鯛かぶと煮(520円)やメヒカリ唐揚げ(410円)などのおつまみを囲んでお昼から飲み会を楽しむというのもぴったり。年中無休でお昼から楽しめます。
住所 | 東京都荒川区東日暮里6-59-12 |
営業時間 | 営業時間 11:00~21:30(L.O.21:00) 定休日 年中無休 |
WEBで予約 | HOT PEPPER |
2,角打ち『越後屋酒店』
谷中銀座にある角打ちです。軒先に清酒通函を並べ、これをイスやテーブル代わりにしています。かっこよく言えばオープンテラス。
谷中銀座は昭和のムードを残すことで知られる観光地ですが、同店も古き時代の酒屋の賑わいを演出しているように思います。
店頭では、お酒はコップ単位で売っています。結構珍しい銘柄や季節品もあるのでお酒好きなら見逃せません。
角打ちとは、お酒屋さんの一画でお酒を飲むこと。飲食店ではないので食事の提供はなく、あくまでコップ単位で売ってくれるお店です。おつまみの持ち込みが可能なので、慣れているお客さんは商店街のお肉屋さんなどで買った惣菜をつまみにしています。
なんと、生ビールもあります。しかも珍しい『琥珀ヱビス』を長年取り扱っています。谷中を散策するときは「ご褒美の一杯」いかがでしょう。
住所 | 東京都台東区谷中3丁目13-2 |
営業時間 | 営業時間 10:00~19:00 日曜営業 定休日 無休 |
創業 | 1904年 |
3,もつ焼き『焼マル 日暮里店』
日暮里エリアでドミナント展開する居酒屋グループのもつ焼き業態『焼マル』。近くには、カジュアルなピザを看板料理にしたバル「窯MARU」や、串かつ・串揚げ業態の「串まる」もありますが、店舗によって営業時間はそれぞれ異なります。
その中でも『焼マル』は、土日祝日が14時オープンと休日の昼飲みに最適です。写真の通り、明るく清潔感かある店内ですが、ネオン酒場のような若者向け感もなく、幅広い層が落ち着いて飲める雰囲気です。
串焼き1本100円~という
それでいて、シロやタン下、ハツなどの串は1本110円と大変良心的です。豚の軟骨を醤油味でトロトロに煮込んだ皿なんこつなど、個性的なメニューも魅力的。
住所 | 東京都荒川区西日暮里2-25-1 ステーションガーデンタワー 1F |
営業時間 | 営業時間 〔平日〕 16:30~23:30 〔土〕 14:00~23:30 〔日・祝〕 14:00~23:30 日曜営業 定休日 無休 |
開店 | 2017年 |
4,朝から飲める喫茶店『カフェ&レストラン談話室 ニュートーキョー』
かなり珍しいタイプの店もあります。駅前にある『カフェ&レストラン談話室 ニュートーキョー』は、昔の大箱喫茶店がそのまま続いてきたパターン。1950年創業なので70年以上続いてきた歴史あるお店です。
大理石調を多用しシャンデリアが照らす内装は、昔のホテルのロビーやパーラーの二階にあるようなカフェのような雰囲気。まさしく「談話室」という言葉がぴったり。
カフェと言いつつ、朝7時の開店からお酒を飲むお客さんがやってくるのも特長です。皆さんのんびりと生ビールやハイボールを飲みつつ新聞を読んで過ごされています。
本格的な料理もあるので、食事利用はもちろん可能。飲み会という雰囲気ではありませんが、軽く待ち合わせがてら飲むなどにはぴったりです。
住所 | 東京都荒川区西日暮里2-19-4 ニュートーキョービル2F |
営業時間 | 月~金 7:00~23:00 土日祝 8:00~23:00 |
創業 | 1950年 |
(取材・文・撮影/塩見 なゆ)