東京証券取引所がある日本橋兜町は、日本を代表する金融街です。この街は、後場(ごば)に向けて気合を入れるための証券マン向けのガッツリ系食事処が豊富。昭和53年創業の洋食店『バンボリーナ』もそのひとつ。サイコロステーキ発祥の店ですが、夜の飲み利用もお手頃価格なのでぜひ訪ねてほしい一軒です。
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昭和53年創業、サイコロステーキの元祖を謳う店
創業は昭和53年。証券会社に囲まれた兜町の路地にあります。店舗は地階ながら、レトロな黄色い店構えはよく目立っています。
この界隈には特別な日に予約して利用するようなハイクラスのレストランから、ランチや仕事帰りに気軽に使える大衆的な洋食店まで様々揃っています。
バンボリーナは普段から通える洋食店の代表的な存在のひとつで、数多の証券マンが愛用してきたであろう一軒です。
昭和で時がとまったような空間は、非常に牧歌的に見えますが、そこは日本橋エリア。働く人のためにスピード重視で、それでいて接客も丁寧。
名物のサイコロステーキは、午後の取引を前に気合を入れるべくステーキを食べていた証券マンが、ナイフを入れる時間も惜しんだことから、予め切って出すようにしたことが始まりだそうです。
品書き
お酒
- キリン一番搾り:18時30分まで330ml 350円・中ジョッキ580円
- ハイネケン:600円
- ギネス:720円
- 赤・白ワイン:350円
- ジョニーウォーカー赤ラベル:350円
- フォアローゼズ:350円
料理
- サイコロステーキ:980円
- エスカルゴ:1,100円
- スパゲッティナポリタン:880円
- ポルトガル料理 タラのコロッケ:2個600円
夜こそ行きたい!都心の洋食飲みを楽しむ
ハイネケン(600円)
長く日本橋茅場町にはキリングループの事務所や本社があり、この界隈の老舗はキリン率が高いです。『バンボリーナ』もキリンなのですが、一番搾りの樽生ビールは18時30時までなんと350円と大変良心価格。
よくみれば、ワインやフォアローゼズなども350円と安い!
と言いつつ、一杯目は今年150周年を迎えたハイネケンを選びました。カタカナのラベルが印象的ですが、これは期間限定の記念ラベルどのこと。
それでは乾杯!
お通し
お通しは、日本洋食店らしい?、さつま揚げやちくわの煮物。忙しないビジネス街にあって、この地下の空間はまるで別世界の癒やしがあります。
スパゲッティナポリタン(880円)
名物のサイコロステーキを数人で囲んででもりもり食べて飲むのもよいですが、夕飯を兼ねてナポリタンをツマミにするというのもよいですね!
濃い味でお酒が進みます。
エスカルゴ(1,100円)
ほとんどの料理が1,000円未満のなか、ステーキと並ぶ贅沢な値段の料理があります。といっても都心価格とは思えない値段設定!
ゴロゴロとはいるエスカルゴ。オリーブオイルもたっぷり使っていてこれで何杯もワインが進みます。
バケットをくぐらせて一口。うん、ワインをお代わりしなくては!
ごちそうさま
本格的な欧風料理も品書きにいくつかありました。地中海に近い大衆的なバルやタベルナと日本の街の洋食店が融合したような雰囲気です。
ラフに洋食で飲みたい、そんな気分にぴったりです。
(取材・文・撮影/塩見 なゆ)
店名 | バンボリーナ |
住所 | 東京都中央区日本橋兜町9-2 兜町第二ビル B1 |
営業時間 | 営業時間 10:50~15:00(L.O.14:30) 16:30~22:30(L.O.22:00) ※土曜日は予約のみ 定休日 日・祝 |
創業 | 1978年 |
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