JR鹿児島中央駅すぐの場所には、毎日午後1時から営業している便利な立ち飲みがあります。『立飲み屋 キリツ鹿児島中央店』は、鹿児島の焼酎を80種類も揃えており、そのほとんどが1杯250円で楽しむことができます。列車やバスまでの一杯に最適な立ち寄り処としておすすめです。
目次
酒場が多い鹿児島ですが、昼飲み・立ち飲みは貴重
九州新幹線の終着駅・鹿児島中央駅。川内や宮崎方面、枕崎方面へ伸びるJR各線や市電、路線バス、空港連絡バスが集まる県内最大のターミナルです。
鹿児島の歓楽街は市電で7分の天文館にありますが、天文館は夜の街。昼飲みするなら、鹿児島中央駅周辺が何かと便利です。駅から徒歩1分の場所にある『キリツ』は昼飲みで特にオススメの一軒です。
外観
鹿児島中央郵便局の真正面。時刻は13時。南国の強い日差しが照らす店はまだ営業しているように見えませんが、提灯が灯りました。
内観
立ち飲みだから「起立」ということで『キリツ』。70名は入れる広い店内で店長さんが開店準備をされています。
お酒好きが多いイメージのある九州ですが、さすがに空いています。夕方になると仕事帰りの人々がどっと押し寄せるそうです。
利用方法は簡単。まずはテーブルやカウンターの場所を確保し、券売機でお酒やおつまみの食券を購入し、カウンターで商品と交換する仕組み。一般的なカフェテリアスタイルです。
ずらりと並ぶ本格焼酎の一升瓶はどれも焼酎が入った売りもの。ボトルに1杯あたりの値段がかかれていますので、焼酎を飲む際は飲みたい銘柄の値段を確認しましょう。250円の銘柄が多く、さすが焼酎文化圏だと嬉しく思います。
80銘柄もあると初めての人は決めかねてしまいますが、そんなときはお客さんが選ぶ人気投票や、店長さんに「お湯割り向きで、芋感強め」など相談して選ぶとよさそうです。
品書き
お酒
- 本格焼酎:250円~
- 樽生 キリン一番搾り:中ジョッキ450円 大ジョッキ750円
- 瓶ビール キリンラガー:中瓶550円 大瓶650円
- 瓶ビール キリン一番搾り<黒生>:小瓶450円
- 陸ハイボール:350円~
- キリンレモンハイ:350円
- きびなご刺身:300円
- とり刺:350円
- さつま揚げ:300円
- アジの南蛮漬け:350円
- きびなごから揚げ:300円
- 砂肝焼き:350円
- 若鶏唐揚げ(中津唐揚げ):350円
- レバーフライ:300円
- 串カツ盛合せ:450円
- 豚なんこつ煮込:400円
- 1口餃子:300円
鹿児島の郷土料理と焼酎が安い!早い!
一番搾り(450円)
焼酎が揃っていても、やはり最初はビールで整えたいもの。酎ハイやビール類もお手頃価格なので、まずは大樽から注ぐキリン一番搾り生ビールで乾杯です!
きびなご刺身(300円)
『キリツ』の魅力は安さと焼酎のバリエーションの豊富さだけではありません。おつまみは鹿児島料理が多く、しかもこれまた1品300円など気軽に楽しめる値段なのです。
冷蔵ケースに並ぶきびなごがキラキラと輝いていました。酢味噌をちょんとつけていただきます。プリップリです!
さつま揚げ(300円)
揚げたてのさつま揚げを鹿児島らしい地元の甘い醤油でいただきます。きびなごにさつま揚げとくれば、これは焼酎を飲まないわけにはいかないでしょう。
本格焼酎(250円~)
ロック、水割り、お湯割り、飲み方はお好みで。地域別、タイプ別、いろいろ飲み比べが楽しめます。首都圏では高騰するようなレアな銘柄も適正立ち飲み価格です。
ごちそうさま
壁には扱っている焼酎の一覧が掲示されており、駅前の手頃な立ち飲みというだけでなく、薩摩焼酎のアンテナショップ的な魅力も感じました。
駅の改札やバスターミナルまで徒歩5分ですので、発車時刻ギリギリまでお楽しみいただけますね!
また、天文館のアーケードにも『キリツ 天文館店』があり、こちらも午後1時から営業しています。
鹿児島散策の合間に、フルーツ入りかき氷も良いですが、焼酎で昼飲みを楽しむのはいかがでしょうか。
鹿児島の立ち飲み記事
(取材・文・撮影/塩見 なゆ)
店名 | 立飲み屋 Kiritsu(キリツ)鹿児島中央駅前店 |
住所 | 鹿児島県鹿児島市中央町2-5 1F |
営業時間 | 13:00~24:00 無休 |
予算 | 1,000円 |