天神橋筋六丁目駅1番出口から”30歩”の場所にある、人気の立ち飲み酒場があります。ほんのりと沖縄テイストが漂う、明るい店内で、名物料理は本鮪のお造りです。お通しはなく、料理は個性的でバラエティに富んでいるため、流行る理由がよくわかります。
目次
天満はしご酒で立ち寄りたい
外観
『やしの実食堂』という、立ち飲みらしからぬ店名に興味が惹かれます。ファサードには「The Coconuts Diner」とあり、ハワイアン料理の店?と思うかもしれませんが、実はここ、ベテランマスターが切り盛りするマグロにこだわる立ち飲み酒場です。
JR天満駅から天六(天神橋筋六丁目)までの巨大な飲み屋街にあり、ゼロ軒目から最後の一軒まで幅広い用途で利用できます。
内観
いかにも職人的なマスターとトーク上手な女将さんが切り盛りされており、料理はしっかり、雰囲気は賑やかです。マスターは以前天満にあったマグロの人気店で修行されていた方だそう。
品書き
- 生ビール キリンラガー:430円
- 瓶ビール アサヒスーパードライ・キリンハートランド・サッポロラガー:530円
- オリオンビール:600円
- キリン一番搾り黒生:450円
- チューハイ:400円
- 凍結チューハイ:550円
- ダルマチューハイ:400円
- 泡盛 久米仙:450円
- ピニャコラーダチューハイ:450円
- 梅干しチューハイ:450円
- 生しぼりゆずチューハイ:480円
- 具だくさん酒粕汁:480円
- 蓮根海老身挟み揚げ:680円
- 牛ホルモンから揚げ:500円
- 活あわびバター炒め:780円
- 本鮪頭部盛り:1,200円
- 本鮪中トロ:680円
- 本鮪赤身:580円
- 海老みそグラタン:800円
- イカ墨コロッケ:380円
- ミックスピザ:600円
- 骨付きフランクフルト:480円/本
- よだれ鶏:480円
- 太刀魚の野菜あんかけ:480円
- 漬けマグロカツ:380円
※金額は訪問時のものです。
しっかりとした料理と、こだわりの地酒
サッポロラガービール中瓶(530円)
飲み物にオリオンビールやピニャコラーダ(ラム・パイナップルジュース・ココナッツミルク)風のチューハイなどに、若干の南国要素がありますが、全体的には腕のいいマスターがつくる「うまいもの屋」的なラインナップです。
一杯目はいつものようにビールから。お隣の方にあわせて、私も赤星ことサッポロラガーを選びました。トクトクと注いで、それでは乾杯!
まぐろ中おちあて(580円)
皆さんがこぞって注文するのは、こだわりのマグロお造り。大阪府中央卸売市場本場などで仕入れているという本鮪を、赤身や中トロに加え、「ほほ肉」や「のう天」などの頭部の身の盛り合わせまで食べさせてくれます。
一番オトクな中おちも脂がのっていて満足感たっぷり。ねっとりとしていて濃厚、海苔で巻いていただきます。
酒粕汁(480円)
関西の冬の汁物系おつまみの代表格、粕汁もいただきました。ごろごろと入った具と濃いめの酒粕のとろみが嬉しいです。
愛宕の松(500円)
その日仕入れてある日本酒は壁に張られており、訪ねたときは両関酒造(秋田)の翠玉 純米吟醸(600円)、司牡丹酒造(高知)の裏司牡丹純米ひやおろし:580円などがありました。
選んだお酒は新澤醸造店(宮城)の愛宕の松別仕込み本醸造(500円)。品数は多くないものの、こだわりを感じる品揃えで楽しいです。
ごちそうさま
立ち飲み激戦区の天満~天六で、開業から今年で6年目になる人気の立ち飲み酒場です。コテコテの老舗立ち飲みや、しっかり食事をする着席型の居酒屋とも違う、幅広い世代がふらりと吸い込まれるような独特な雰囲気がありました。
近くの酒場
(取材・文・撮影/塩見 なゆ)
店名 | 立呑み The Coconuts Diner~やしの実食堂~ |
住所 | 大阪府大阪市北区天神橋6-3-26 |
営業時間 | 営業時間 17:30〜0:00 日曜営業 定休日 水曜日 |
開業時期 | 2017年5月8日 |