西荻窪『八龍』の台湾丼が黒ラベルを進ませる!故郷の町中華の味

西荻窪『八龍』の台湾丼が黒ラベルを進ませる!故郷の町中華の味

2023年1月28日

ひき肉、ニラ、万能ねぎを卵で綴じたピリ辛餡の丼、それが『八龍』の台湾丼です。創業は1995年、新潟出身の大将が独立して開業。西荻在住の方なら知らない人は居ないくらいの人気店となりました。

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ここにしかない味を求めて、西荻へ通う人がいる

東京都杉並区、JR西荻窪駅から商店街を南へ徒歩7分ほど。赤いテントが目印の大衆中華(町中華)『八龍』を紹介します。

西荻窪周辺に暮らす人にはなくてはならない一軒で、常に混雑している人気店です。大陸出身の人がはじめた店ではなく、新潟出身の大将が上京し、東京で腕を磨き独立した、最も典型的な街の中華屋さんです。

品書き

  • ビール(サッポロヱビス小瓶):500円
  • ビール(サッポロ黒ラベル中瓶):550円
  • 缶チューハイ(キリン氷結):350円
  • 餃子:500円
  • スタミナ丼:850円
  • 台湾丼:850円
  • 野菜炒め:700円
  • 生姜焼き:700円
  • レバうまに:800円
  • 回鍋肉:750円

など(取材時等に確認した金額です。値段は変更になっている可能性があります。)

夜は酒場利用で賑わう、名物の台湾丼も酒の肴

サッポロ黒ラベル中瓶(550円)

店内は白を基調とした明るい空間。蛍光灯が照らす店内に入ると、何軒梯子酒していてもシャキッとします。ここに来るときは決まって飲み歩きの〆ですが、また飲みたくなるから不思議です。

ランチタイムは忙しなく昼食を食べる人ばかりですが、夜は晩酌を兼ねて夕飯を食べる人がゆったりとしたペースでくつろいでおり、なんともいい雰囲気なのです。

ビールは昔からサッポロビール。紹興酒や日本酒、酎ハイまであるのも嬉しいポイント。

“ビアタン”ではなく「冷やタン」に注いで、それでは乾杯!

豚煮込み(500円)

名物の台湾丼はもちろん注文しますが、なにも焦る必要はありません。まずは餃子やおつまみを食べながらビール瓶を傾けましょう。

おすすめは豚煮込み。つまりは豚バラ角煮ですが、かなりトロトロ・ホロホロになっています。夜だけのサービス品でなんとワンコイン

器に敷かれた千切りキャベツは豚煮込みの甘いタレがしみてシナシナになっています。豚バラそのものだけでなく、このキャベツも素晴らしいビールのお供です。

台湾丼(850円)

中瓶をもう一本!そして台湾丼もお願いします。

たっぷりひき肉とニラ、万能ねぎを玉子と和えたもの。皿にかかれた店名の赤文字もあって、黄色・緑色・赤色が揃い、見るからに美味しそう。いえ、美味しいのです。

名前の由来を大将に尋ねたことがありますが、「わかりやすいでしょ」と教えてくれました。

塩味はほどほどに、出汁の豚骨の旨味で美味しさを感じます。ピリッとした豆板醤の辛さが時間差できたら、もうお酒を飲まずにはいられません。ビールもよいですが、この味には紹興酒もよくあいます。

紹興酒(550円)

紹興酒は宝酒造が販売する塔牌。おちょこで飲むのはご愛嬌。台湾丼についてくる豚骨出汁の玉子スープとともに、ちびりと飲んで大満足。

ごちそうさま

西荻を代表する町中華のひとつです。

遠方から電車を乗り継いで食べに行くようなタイプの店ではありませんが、一度味を知るとまた食べたくなる記憶に残る味であることは間違いなし。西荻の飲み屋街をハシゴしていると、最後は自然と『八龍』に足が向かいますよね?西荻在住のノンベエさん。

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

店名中華料理 八龍
住所東京都杉並区西荻南2-22-3
営業時間営業時間
12:00~15:00 17:30~22:00
日曜営業
定休日
木曜、水曜(月1~2回)
開業年1995年