銀座『とん㐂』豚かつ昼飲み天国 銀座。カラっと揚がったロースに★生

銀座『とん㐂』豚かつ昼飲み天国 銀座。カラっと揚がったロースに★生

2022年2月26日

有名とんかつ店が集まる東京・銀座。場所柄、ビジネスパーソンに混ざってお昼からお酒を楽しむ人が多いのも特長です。高級店も多いですが、『とん㐂』は普段から通いやすい価格設定です。手軽で美味しい、銀座の定番とんかつ昼飲みをご紹介します。

スポンサーリンク

銀座6丁目、ソニー通り沿い

銀座はお昼から飲める店が多いです。価格帯を気にしなければ、おそらく日本でも最多のエリアではないでしょうか。居酒屋やビヤホールやワインバルなどの専門業態に加え、洋食店や天ぷら、寿司店も通しで営業する店が実に豊富です。

そういえば、とんかつ屋さんも多いなとグーグルマップで軒数を数えてみたら、なんと30軒近くもありました。銀座でとんかつ飲みというのもいいなと思い、目指した店は『とん㐂(七を3つ)』。知り合いの居酒屋の店主から教わったとんかつ店です。

場所は銀座6丁目のソニー通り沿いのビル地階。やや「知る人ぞ知る」という立地ですが、ここはなかなかの評判です。

階段の先にある、評判のとんかつ店

ラードの香りに誘われて、階段を降りた先。ちょっぴりレトロな店構えが見えてきました。創業から40余年になるそうです。

店の入口に品書きがかかっています。この立地でランチタイムはとんかつが1,050円で食べられるのは、かなりリーズナブルに思います。

乾杯はサッポロ生ビール黒ラベルで

銀座は戦前から1990年代までサッポロビール(旧 日本麦酒)が本社を構えていた街です。歴史的背景もあって老舗ではサッポロを取り扱う店が非常に多く、とん㐂で頼んだ生ビールもサッポロでした。それでは乾杯。

品書き

お酒

サッポロ生ビール黒ラベル中:640円、:790円、チューハイ:590円など

ランチ

ひれかつ定食:1,100円、ロースかつ定食:1,100円、カツ丼定食:1,050円、海老丼定食:1,100円など。

おつまみ

なす揚げ:590円、ポテトサラダ:540円、酢の物:440円など。

一品

ロースカツ:1,320円、メンチカツ:1,320円、キスフライ:1,320円など。

カウンター席に座り、仕上がりを眺めて待つ楽しみ

ロースカツ定食(1,050円)

フライヤーを中心にした調理場に、客席とわけるカウンター。対面にテーブル席という配置。調理場が最も明るく、カウンター席に座るとまるでステージを眺めているような気分です。ベテランの料理人が黙々と調理する光景はとてもかっこいいものです。

次々と仕上がるとんかつやカツ丼を眺めては、「あれが私のかな」と目で追いかけビールをひとくち。

ラードでからっと揚がったロースは、そのまま待ったなしに包丁が入り、数秒でカウンター目の前に到着しました。和風でも楽しめるように大根おろしがつくほか、キャベツが入る豚汁、お新香、ご飯が並び定食が揃いました。ごはんはもちろん少なめで。

衣とカツの比率がよく、食べやすい。ぎゅっと引き締まっているのに噛むとジューシーで肉汁が溢れ、意外なほど柔らかいです。肉はそれほど厚くはありません。だからこそ低温で時間をかけることはせずに、サクっと仕上がっているのだと思います。

キャベツの下からは、いかにも昭和の洋食屋さんの味付けという味付けの、ポテトサラダかマカロニサラダが顔を出します。これがビールを誘うから大変。生ビールは2杯、ロース定食とあわせて2,000円少々。こんな銀座の昼飲みもいいものです。

昼営業は15時まで(ラストオーダーは14時30分)と長めなのも嬉しいポイント。

ごちそうさま。

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

店名とん㐂
住所東京都中央区銀座6-5-15 銀座能楽堂ビル B1F
営業時間営業時間
11:30~14:30 17:00~20:00
日曜営業
定休日
土曜日
開業年1977年