銀座「長浜屋台やまちゃん銀座店」 深夜の歌舞伎座裏、ネギラーメンつまみに生ビール

銀座「長浜屋台やまちゃん銀座店」 深夜の歌舞伎座裏、ネギラーメンつまみに生ビール

2020年2月5日

普段、中華料理店で飲むことはあっても、滅多にラーメン専門店に入ることはありません。ですが、ときおり無性に食べたいと思う味が、東京銀座は歌舞伎座裏にある「長浜屋台 山ちゃん」にあります。日中から通しで、深夜から明け方まで営業。時間を気にせず立ち寄れることもあって、何軒か飲み歩いた後にぷらぷらと松屋通りを歩いていると、気がつけば吸い込まれてしまいます。

銀座店の開店は2002年。店名の「長浜屋台」の通り、創業は福岡市長浜、福岡市中央魚市場近くで1984年から続いています。

 

さてさて、そんな銀座の「山ちゃん」。夜も飲んだ〆に立ち寄るお客さんで賑わっています。また、意外にも飲んでいる人も多いです。福岡出身、大手飲食店情報サイトのオウンドメディア担当者も足繁く通ったお店で、深夜に偶然カウンターで隣に座ったことがありました。

食券式ながら、樽生のサッポロ黒ラベルも用意されています。長年、黒ラベルの缶のみの取り扱いでしたが、省スペース型のビールサーバーが開発され、近年、めでたく生ビール(500円)の提供がはじまりました。ビールのほか、ウーロンハイ(400円)も用意されています。

では乾杯。

 

おつまみは、小鉢の酢モツ(350円)が用意されていますが、私のおつまみは、ネギラーメンで麺半分。さらっとしたスープ豚特有のクセは控えめながら味わいは深い。軽く麺をすすりながら、メインはスープでクタクタになった刻みネギと、チャーシューをビールとあわせていきます。

 

長居する場所ではなく、ささっと生ビールを楽しむ程度で。店員のお兄さんたちの接客も丁寧で、本場の雰囲気に浸りながら、〆の一杯を気軽に楽しむことができます。

スポンサーリンク

中洲川端「長浜屋台山ちゃん福岡中州店」

さて、実は「山ちゃん」は、福岡では飲めるラーメン屋として知られています。それでは、続いて福岡市中洲にある「中州店」の様子を御覧ください。

※地名は中洲ですが、店名は山ちゃんの公式WEBサイト(http://nagahama-yamachan.jp/)では中州と表記されています。

 

九州最大の繁華街、博多・中洲・天神。歓楽街・飲食店街が広がる眠らない街です。山ちゃんは、創業の地、長浜の屋台店舗は現在は営業を終了しており、天神と中洲の2店舗で営業しています。

 

中洲の目抜き通りである「国体通り」から2本北にある「錦小路」。老舗のやきとり店や餃子専門店など、飲兵衛好みのお店が揃うこの小路に、中州店はあります。

 

銀座店と同じような暖簾ですが、看板にはやきとりの文字。さらには提灯に海鮮の文字まであります。

 

そこそこ広い店内には、カウンターだけでなくテーブル席も用意されていて、スーツ姿のお客さんが会社帰りの一杯を楽しんでいます。ラーメンを食べずに、飲み屋として利用することもあるよ、と福岡の友人が話していましたが、まさにそんな雰囲気。もちろん、ラーメン一杯という人も多いです。

やきとりは、バラやナンコツなど150円~。屋台料理発祥なので、高級品のサガリ(1,500円)や地鶏(900円)、ヤリイカバターなどの鉄板メニューも用意されています。提灯の海鮮の文字の通り、九十九島の酢牡蠣や、カンパチ、サザエなどの刺身だってあります。

 

ビールは銀座と同様、サッポロ黒ラベル(550円)。こちらは九州日田工場でつくられたもの。ではでは、中洲からも乾杯。

 

店舗こそ建物の中に収まっていますが、スタイルは屋台とほぼ同じ。お酒のお燗はチロリで提供されます。

 

最後はスルスルと、ラーメン(650円)を。銀座店が私の最初の「山ちゃん」だったため、中州店のラーメンを食べて「おぉ、銀座と同じ!」という変な反応をしてしまいました(笑)

あっさりとしているようで、豚のコクがクセになるラーメン。ラーメンだって、ビールのお供になりますよね!

ごちそうさま。

 

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

 

長浜屋台 やまちゃん 銀座店
03-5565-1838
東京都中央区銀座3-11-10
11:00〜28:00(祝は23:00まで・日定休)
予算1,500円