大森『中華料理 喜楽』飲める中華といえばココ!伝統の腸詰に黒ラベル

大森『中華料理 喜楽』飲める中華といえばココ!伝統の腸詰に黒ラベル

2021年5月17日

台湾出身の創業者が暖簾分けで開いた大森「喜楽」。夜は居酒屋ムードになる飲める中華。人気のおつまみは、台湾つながりで腸詰です。

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大森の〆の一杯はここで決まり!

大森駅からJRの線路沿いを南に100m。アーケードの大森銀座商店街ミルパや煮込みの老舗などがある、ちょっと懐かしい町並みの一画があります。

ここに約70年続く老舗の大衆中華(町中華)「喜楽」があります。地元密着、普段の夜は地元客で閉店間際まで大いに賑わっていたお店です。

レトロでごちゃっとしていて、建物そのものが一種のおつまみになっています。無造作に置かれた野菜のダンボールなどもご愛嬌。

昭和の中華ながら、店内は赤くありません。これはちょっとした違和感。むしろ、洋食系大衆食堂のような雰囲気です。

4名テーブルが並び、だいたい20名程度が定員です。一人飲みだとカウンターがないので4名テーブルを占拠してしまうことに申し訳ない気持ちを感じつつ、でも、やはり大森で2軒め、3軒めにここは外せません。

まずはビールでしよう。

銘柄は指定なければサッポロ生ビール黒ラベル。大森でサッポロは少数派。瓶だけでなく樽生もあります。おしんこの小皿と一緒にやってきます。それでは乾杯。

お酒は壁のポスターも要チェック

短冊をみるとお酒はビール、日本酒(菊正宗)しかないように見えますが、壁にいろいろ貼られているので実は豊富。

おつまみは、名物の腸詰(500円)、常連さんは「とり」と略して呼ぶとり肉の醤油煮(350円)が人気。最近メディアで豚肉玉葱の唐辛子炒めが紹介されたため、これを頼む人が増えたとお店のお姉さん。

ポスターがいろいろ貼っているので、ビール・日本酒以外で酔いを進めたい人は壁を要チェック。紹興酒もあり、宝酒造の塔牌花彫(600円)です。

腸詰とチャーハンに中瓶×2

台湾出身で戦後日本で店を開いたという歴史、それを料理で語りかけてくる腸詰(500円)は、変わらぬ店の味です。甘く独特の香辛料がビールを誘います。

料理の種類は品書きの写真の通り、中華店としてはかなり絞られています。だからどれも主役級。チャーハン(700円)はちょっぴり濃い味で、2本目の中瓶をあわせるのに最適。

この通りラードでしっとりつつもパラパラ。米粒大に均等に細かくされたチャーシューと焦がし醤油が味の決め手でしょう。

具材、盛り付け、色合い、すべてにおいてなんの変哲もない王道チャーハンなのですが、これがビールと合うのだから大変。今夜もカロリーオーバー。

ごちそうさま。

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

店名中華料理 喜楽
住所東京都大田区大森北1-7-4
営業時間営業時間
[月~金]
11:45~14:00 17:00~22:30(L.O)
[土・祝]
11:45~14:00 17:00~22:00
定休日
日曜日
開業年1952年頃