北区赤羽、OK横丁で長く続く酒場「若大将」。正統派の総合居酒屋で、刺身、やきとり、炒めものにハンバーグまで、なんと200種類も料理が用意されています。普段は朝10時から深夜2時までやっており使い勝手は抜群です。
朝から飲めるお店が集まる北区・赤羽。インフラを支える夜勤職場で働く人々の明けのオアシスです。
人気酒場は日中から行列ができるほど賑わい、休日になると酒場ファンが集まり観光地のような雰囲気になりますが、一本路地に入ればまだまだ落ち着いていた頃の景色が残っています。
今回ご紹介するお店は、OK横丁の居酒屋「若大将」。チェーン居酒屋が台頭することで、姿を減らし続けている総合居酒屋の個人店。オールマイティーに利用できるなんでも揃う、昔ながらのお店です。
いつでもやってる、いつでも入れる
“だいたい何時でもやっている”というのが嬉しいです。そして二階席もあり、合計50席ほど。これまた、”だいたい入れる”というのがポイントです。赤羽は、飛び込みで入れない混雑するお店もありますから…
お客さんは長く通うベテラン揃い。店員さんもこの道何十年という人が多く、どっしりと構えた雰囲気もお店の特長です。
店名入りの昔ながらの寸胴500ジョッキで登場、ビールはアサヒスーパードライ(530円)。日中は定食を食べている人もいますが、そんな店内なのでアサヒビールの黄金色がちょっぴり眩しいです。
お通しは自家製のお漬物。
ビールは樽生、瓶(中びん530円)ともにアサヒスーパードライ。ボトル売りが大きく書かれているとおり、常連さんが多くボトルキープが盛ん。甲類はキンミヤ、本格焼酎(乙類)は若大将印のオリジナルです。
チューハイ類は350円から。ホッピーセット(ホッピー※一般的に白と呼ばれるもの・黒ホッピー、各480円)もあります。
200種類から選ぶのは大変だけど楽しい
まずは黒板メニュー。お店の人気メニューを中心に紹介されています。
さぁ、ここから怒涛の料理ラッシュ。刺身盛り合わせ(1,050円から)、やきとん(4本380円)、ポテトサラダ(420円)は自家製、骨付きカルビ(680円)、えびカツステーキ(480円)など。
まだまだ続きます。串焼きはやきとんだけでなく鶏もあります。唐揚げば常連さんに人気、最近はメディアで紹介されてハンバーグも話題になりました。丼ぶり、焼きそばとごはんものが続き、この他にも定食があります。
悩んだ末のいつものおつまみ
薬味たっぷり冷奴(310円)
悩んだら、基本に立ち返り、品書きの左上を注文。豆腐は味がしっかりとしたものでややおぼろ寄り。薬味たっぷりで、夏場の一品目には丁度いい一品です。
串かつ(380円)
人気は揚げ物料理。私のオススメは串かつです。関西のようなソースに潜らせるスタイルではありません。ですが、肉は厚めでロースの脂が滴る美味しさ。揚げたてなのでソースをかけてもへたらないサクサクの衣が嬉しいです。
おすすめの飲み物は緑茶ハイ
最近はチェーン店もそろって濁った緑茶・抹茶ハイを提供しています。若大将はそうしたブーム以前からずっと濁った緑茶ハイをだしています。ビールのつぎは、ぜひこれを。大きめ中ジョッキなので飲みごたえあり、焼酎はしっかり効いています。
探索としての赤羽ではなく、日常の赤羽として日中飲みたいときに、若大将はぴったりです。
ごちそうさま。
(取材・文・撮影/塩見 なゆ)
店名 | 居酒屋若大将 |
住所 | 東京都北区赤羽1-16-5 |
営業時間 | 営業時間 平日 10:00~2:00 祝祭日 14:00~2:00 日曜日 14:00~23:00 日曜営業 定休日 無休 |