平井「金門」 土日も夜まで通しで営業。昼から飲める街の中華。

平井「金門」 土日も夜まで通しで営業。昼から飲める街の中華。

JR総武線の平井駅周辺は、亀有や小岩ほどは商店街は広くないものの、個性的なお店や老舗がいくつか存在します。お昼から飲めるお店もいくつかあります。例えば、町中華という選択肢も。

金門は家族経営の昔ながらの中華屋さん。休憩を取るお店が多い中、「金門」は中休みなくやっているお昼酒ファンの強い味方です。

 

店先には出前用のスーパーカブ。よき店構えです。

 

一階はカウンターと数卓のテーブル席。二階、三階もあり、宴会にも対応しています。はいってすぐに見えるビールサーバーは、キリンのもの。一番搾りがつながっています。

 

親子で中華鍋をふる様子は、とてもほっとする感じ。カウンター席で一人飲めばきっと癒やされます。常連さんが新聞広げて昼酒タイムを満喫中です。

 

さてさて、まずは大ビンのビールから。トトトとビアタンを満たしたら、はい乾杯。

土曜の午後2時。強い日差しが差し込みますが店内はとっても快適。ビールはいつも以上に黄金色に輝いています。

 

何から行きましょう。まずはホワイトボードから、マグロカツやネギチャーシューヤッコなど、おつまみをチェック。

 

ビール(大ビン700円)、レモンハイ(400円)、紹興酒(500円)など。

ラーメン屋ではなく、中華屋さん。確かにラーメンの品揃えは多いですが、冷菜、主菜、点心も充実しています。値段は600円前後と良心的。カレーライスやオムライスまであります。

 

最近見かける機会が減った協和の赤青帯を巻く酎ハイタンブラーが現役です。レモンハイ(400円)。

 

ニラがたっぷり入った餃子は6個で440円。醤油皿まで店の電話番号が入っています。昔は当たり前だったオリジナルのお皿。

 

八宝菜(860円)はこの通りボリューム満点。青梗菜は油をくぐって絶妙な具合にしんなりしています。

 

白身魚甘酢かけ(650円)は、これまたボリューム満点。どれも味付けは日本人が昔から慣れ親しんできた、日本式中華。具だくさんで、ここの中華を肴に飲んでいれば、日頃の飲み歩きの不摂生もすべてリセットしてくれるような気になります。

 

紹興酒(500円)は徳利で登場。ビールで飛ばして(※自分のペースの範囲内で)、酎ハイで満たし、紹興酒でじんわりと酔いを愉しむ…。そういえば街の中華屋さんではだいたいこの流れです。銘柄は永昌源。

 

濃いめの味付けがお酒を誘う春巻き(520円)。

派手でなくていいのです。休日に、だらだらと1時間くらい飲んで食べて過ごせるということが大切です。そしてなにより、お店の皆さんの丁寧な接客が一番のお酒のお供です。

そろそろ良いお時間。ハシゴ酒といきましょうか。

ごちそうさま。

 

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

 

金門
03-3617-6622
東京都江戸川区平井5-25-6
11:00~22:00(火定休)
予算1,800円
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