神楽坂『龍朋』活気ある町中華、ぐっと進むビールにチャーシュー&炒飯

神楽坂『龍朋』活気ある町中華、ぐっと進むビールにチャーシュー&炒飯

2020年3月20日

1978年創業、神楽坂の「龍朋(りゅうほう)」は、一日に400食以上もチャーハンが注文される店として知られています。神楽坂界隈で仕事や生活をしたことがある人には超おなじみの一軒で、お昼前の11時から夜10時まで、途切れることなく活気に満ちる街の中華料理店。

チャーハンやラーメンだけでなく、ここは町中華で飲むことが好きな人の心を満たしてくれる、ステキな一品料理がいろいろ。ちゃちゃっと〆の一軒にと立ち寄ったはずなのに、気づけば瓶ビールをおかわりしてしまう、そんなお店です。

神楽坂の飲み屋街からすぐ。東京メトロ東西線の神楽坂駅から徒歩1分の便利な立地。下り坂に面した黄色いファサードに、動物的本能で吸い寄せられる感じがあります。

カウンターなし、テーブル席がずらりと並ぶ36席。ランチタイムは相席になる繁盛店なので、飲むのはアイドルタイムや夜のピークを過ぎてからがおすすめ。周囲のお客さんも慣れた感じでお酒を楽しんでいます。夕飯時のラッシュを乗り切った店内は安堵感に包まれていて、そこに身を置くとじんわり癒やされていく気分に。

お酒は酎ハイなしの、ビールと日本酒だけ。ビールはキリン一番搾り(中ビン530円)、日本酒は菊姫の純米(400円)と大吟醸(900円)のみ。

中華料理店のテーブルに置かれる瓶ビールはいつも以上に凛々くみえます。それでは乾杯!

老舗の中華ながら、料理はおもしろいアレンジがきいたものが揃っています。人気のおつまみは自家製チャーシュー(820円)、チャーシューとかまぼこの辛子和え(820円)など。

私が好きなおつまみは、チキンチャーシュー(820円)。甘く独特な中華系香辛料が効いた味付けで、中までしっとり。軽く煮こごりのようになっているのも美味しさのポイントです。カンズリのようなピリカラ味噌が添えられ、これで味を引き締めると、ますますビールが進みます。※お酒は適量で。

回鍋肉(ホイコーロー)は八丁味噌風味。シャキシャキキャベツとしっとりピーマン、味噌がたっぷり絡んだ豚バラの濃厚な味が刺激的な美味しさ。

一番人気のチャーハン(770円)は、チャーシュー、ねぎ、卵のみのとてもシンプルな内容。それでも人気の理由は、おこげごはんのような醤油の香りではないかと思います。表面はパラパラ、中はしっとり。

お米料理でビールが進むものはお寿司だけだと思っていた頃がありました。いまではすっかりチャーハンをおつまみにビールが進む人になりました。塩、コショウは思った以上に控えめ。チャーシューの旨味が全体を包み込んでいます。

りゅうほうめん(750円)は、濃厚なたんめん風のもの。チャーハンスープもラーメンも、ここのスープはにごりととろみがあり、魚介と豚骨も両方の香りがします。

遅い時間にも次々〆の中華とビールを飲みにお客さんが絶えない店内。ちゃんと飲んでちゃんと食べて、お腹を満たしたらささっとお会計。

元気な中華で元気をもらいます。ごちそうさま。

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

龍朋
03-3267-6917
東京都新宿区矢来町123 第一矢来ビル
11:00~22:00(平日は23:00まで・日および祝日月曜定休)
予算2,000円