中野『永世屋』再開発でタワマン1階へ!「まんさくの花」で楽しむ大人の酒屋飲み

中野『永世屋』再開発でタワマン1階へ!「まんさくの花」で楽しむ大人の酒屋飲み

再開発が進む中野駅周辺。北口から少し歩いた先に広がる「パークシティ中野」のタワーマンション1階に、酒販店『永世屋』が移転オープンしました。1987年から囲町エリアで愛されてきた老舗が、装いも新たに復活。天井が高く開放的な店内。小売だけでなく立ち飲み営業も開始。手頃な価格でビールや豊富な日本酒を楽しめます。今回は、中央線沿線では貴重な”角打ち”、お酒好きが集うコミュニティスペース復活の様子をご紹介!

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囲町の歴史を受け継ぐ、集って囲える酒場

かつての囲町エリアには昭和でときが止まったような路地が広がっていた。

中野駅新北口西側の囲町エリアは、現在再開発によって新しい街並みへと生まれ変わっています。江戸時代は、徳川5代将軍 綱吉によってお囲い(犬小屋)が設けられ、明治維新後は陸軍中野学校、警察学校と姿を変え、現在はキリンホールディングスなどがオフィスを構える先進的なオフィス&パーク街「中野セントラルパーク」として栄えています。

かつての永世屋

そんな囲町エリアでは再開発が続き、この地にあった地元の酒屋さんも開発に飲み込まれました。

『永世屋』のルーツは炭屋に遡り、1987年に現店主の笠井正尚さんが酒販店へ業態を変更して事業をスタートさせました。

長年地域のイベントにも関わり、コミュニティーの中心として親しまれてきたお店です。再開発に伴う仮店舗営業を経て、「ザ タワー ブリーズ」の1階、おまつり広場の横へと移転を果たしました。

新店舗は明るくセンス抜群の雰囲気。

ガラス張りの店内は天井が高く、明るく開放感に溢れる造り。壁際には日本酒や洋酒が並び、ギターが飾られた温かみのある空間が広がります。

比較的広い立ち飲みスペースが設けられており、休日は近隣にお住まいの方々の憩いの場になっています。お店のロゴは、先代が手書きした「酒」の文字を四角で囲ったデザイン。「集って囲える酒屋」を掲げ、人と人のつながりを生み出す場所を目指しているそうです。

また、店舗前の石畳には以前の道路に描かれていた「ケンケンパ」の模様をさりげなく再現。古き良き囲町の名残を残す工夫が随所に凝らされています。

蔵元との絆を感じる「まんさくの花」を堪能

こちらのお店では一般化した「角打ち」という呼称を使わず、「酒屋飲み」と呼ぶスタイルにこだわっています。店内奥の冷蔵ケースにはビールや酎ハイも揃いますが、注目すべきは豊富な日本酒のラインナップ。特に秋田県・日の丸醸造が醸す「まんさくの花」は品揃えが充実しており、蔵との深いつながりが窺えます。

まずは「まんさくの花 純米吟醸 一度火入れ」の特別限定酒をお願いしました。

グラスの置かれた木の升へ、一升瓶からなみなみと注いでもらえます。このクラスの特別なお酒が、数百円の手頃な価格で味わえるのは酒販店ならではの醍醐味。

華やかな香りとすっきりとした旨味が広がり、次の一口へと自然と誘われます。

お酒の肴には、店内で販売されている乾き物を合わせます。手軽につまめるスナックや珍味が揃い、お好みのお酒とのペアリングを探るのも楽しい時間。

続いていただいたのは、同じく日の丸醸造が手掛ける「まんさくの花 よーぐるしゅ」です。白い濁り酒のような見た目で、ヨーグルトの酸味と日本酒のまろやかさが調和したユニークな一杯。

複数の銘柄を少しずつ飲み比べできるため、新しいお酒との出会いを楽しめます。

中野散策の途中に立ち寄りたい憩いの空間

中央線の新宿以西エリアにおいて、気軽にお酒を楽しめる酒販店は少なく、貴重な存在です。アットホームな家族経営の温かさが随所に感じられ、初めて訪れても自然と街の空気に溶け込めます。

駅から少し歩きますが、広大な緑地が広がる中野セントラルパークや、日々変化を見せる再開発エリアの風景を楽しみながら向かう道のりも一興。「酒屋飲み」を愛する方はもちろん、散策の途中でふらりと立ち寄って喉を潤すのにもぴったりです。新しい街の景色と、変わらない人の温もりが交差する中野の新しい拠点で、お気に入りのお酒を探してみてください。

店名永世屋(ながせや)
住所〒164-0001 東京都中野区中野4丁目16−1パークシティ中野ザ・タワー ブリーズ1F
営業時間11時00分から20時00分
水定休
創業1987年より酒販店
2026年5月末 移転再開