サブカルと庶民的な商店街、そして巨大な飲み屋街がマーブル状に広がるエネルギッシュな街、中野。この街で老舗のお好み焼き屋さんといえば、『かもん&あっこ』です。近年数を減らしている正統派の大衆鉄板料理屋さん。もちろんお酒が進みます。今回は、フワフワ食感があとひくお好み焼きと、具材がたっぷり乗ったもんじゃ焼きをご紹介します。下町のお好み焼き屋さんとはまた違った魅力があるんです。
サブカルチャーの街で愛されるレトロな鉄板酒場

中央線沿線の中でも独自の発展を遂げてきた中野は、迷路のように入り組んだ路地に個性豊かな飲食店が密集するエリア。その一角、商店街の賑わいを抜けた先に店を構える『かもん&あっこ』は、地元客に長年親しまれてきた人気店です。学生街のお好み焼き屋さんが、そのまま常連客の世代とともに年輪を重ねたような印象。

店内は木目を基調とした昔ながらの落ち着いた内装。ボックス席の各テーブルに大きな鉄板という、都内の路面店ながら空間を贅沢に使っているのが魅力ポイントその1。
壁には短冊メニューやポスターが貼られ、雰囲気は飲み屋さんそのもの。
大箱ではあるものの、時間帯によっては満席になることもあるので、週末などは予約が安心。一人で飲みに来る常連さんもいますが、いろいろ食べるならばやっぱりグループが良さそうです。
山芋たっぷりの生地と香ばしい干し海老がクセになる

まずは瓶ビールで乾杯します。銘柄は「サッポロ生ビール黒ラベル」と中野に本社を構えるキリンの「キリンクラシックラガー」、そしてサントリーザ・プレミアム・モルツ中瓶の3種類。ちなみに樽生はパーフェクト認定された黒ラベル(中670円)です。

品書きには、鉄板焼きの一品料理から種類豊富なお好み焼き、もんじゃ焼きがずらりと並びます。
干しエビ香る名物のお好み焼き

名物のお好み焼きは種類豊富で悩むところ。私は「干しエビ天」がイチオシ。生地が隠れるほどたっぷりと干しエビが乗った状態で運ばれてきます。お好み焼き一枚に玉子2個使うのも「かもん&あっこ」のこだわり。

鉄板に広げてじっくりと焼き上げると、店内いっぱいにエビの香ばしい匂いが立ち上がります。

一口食べると、新鮮な山芋を練り込んだ生地の、ふわっとしてとろけるような独特の食感に驚くはず。

エビの濃厚な旨味とサクサクとした歯触りが、柔らかな生地と絶妙な対比を生み出し、ビールが進む味わいに。

粉モンとビールはお腹がふくれちゃいますが、やっぱり最高ですね!
定番めんたいチーズもんじゃと緑茶割り

続いて、もんじゃ焼きの人気メニュー「めんたい、チーズ」をお願いしました。山盛りのキャベツの上にチーズと大きな明太子が豪快に乗せられた一品。

今回は土手(もんじゃ焼きの焼き方のひとつ)をつくらず、広い鉄板を豪快に使って伸ばして焼いてみました。自分たちで焼き上げる過程も鉄板酒場での楽しいひととき。焼き方に迷った際は、気さくな店員さんが手伝ってくれるので安心です。

熱々の鉄板から小さなヘラで直接すくって頬張ると、明太子の塩気とチーズのコクが口いっぱいに広がります。チーズを入れるとより伸びるのがまたいいですね!

この濃厚な味わいには緑茶割りを。あっ、結構濃い!
昭和のお好み焼店が好きです
お好み焼きやもんじゃ焼きは、しっかりとした食事のイメージが強いものの、『かもん&あっこ』の料理はお酒の肴になるよう具だくさんなんです。山芋をふんだんに使った重すぎない生地のおかげで、お腹がいっぱいになりそうな二軒目でもぺろりと食べ切れそう。
昔ながらの温かな接客の家庭的なお好み焼き屋さんをお探しでしたらぜひ。筆者はここで、子供の頃、家族で食べたお好み焼きを思い出しました。
| 店名 | かもん&あっこ |
| 住所 | 東京都中野区中野5丁目54−6 |
| 営業時間 | 17時00分~22時00分 火木定休 |
| 予算 | 3,500円 |
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