いつも甲類・甲類とネット上でも飲み屋さんでも言い続けている私。
たまに、本格焼酎は苦手なのですか?なんて言われます。
いえいえー、もちろん乙類(本格焼酎)も大好きですよー!
ただ、一般的に本格焼酎は話題になることが多い中、甲類の存在が忘れられがちのように思えて、それで今再びの甲類を!と思っていました。
でも、やっぱりたまに飲みたくなるんです。乙類。兼八だって赤霧島だって、いいちこだって和ら麦だって♪
焼酎って蔵の数が多いので日本酒のように覚えられないというのもありますが、そういうときはプロの酒屋さんに聞くのが一番。中野に酒屋さんが経営する立ち飲み屋さんがあります。
中野駅南口から徒歩2分。角っこの元気なお店「鎌倉酒店」です。
前割りの焼酎が定番。これが程よくまるくなっていて美味。
あまり飲んだことがないという方もいらっしゃいますが、焼酎の水割りは寝かしたほうがまろやかになります。アルコールの周りを水が包むという現象が起きて、アルコールのトゲが隠れるんです。これが美味しさの秘訣。寝かす期間は5日ほどですが、待っている間に飲んじゃうなんてことも(笑)
そんな手間のかかるけど美味しくなる前割りを280円で飲ませてくれるところです。時々、この前割りが無性に飲みたくなります。
はい、乾杯。おつまみは茶豆(180円)で。
焼き鳥(100円)と煮込みもあり、酒屋系の立ち飲み屋さんとはいえかなり本格的。立ち飲みですが居心地がいいので、ここを一軒目としてしっかり飲んで食べてしてもいいと思えます。
前割り一杯だけ飲んで梯子かるつもりが、やはりここではそうもいかず、取材と言う名の飲酒会に♪
期間限定の焼酎や定番ものなど種類が実に豊富。しかも、酒屋さんということもあり、これらの焼酎は単品で販売もしています。
ご主人は和歌山のご出身ということで、料理も随所に紀州の色があります。
梅干し単品なんて言うのもありますが、お湯割りに入れずチビチビと摘んだらいいですね。あ、文章を書きながらよだれが出てきちゃいました(笑)
そして、なによりオススメ(なゆコレ)は、この金山寺味噌。380円と他のメニューと比べひとつ飛び出しているのですが、これは美味。お酒好きはこの味、嫌いな人はいないでしょう。
甘すぎず旨味のしっかりとした金山寺味噌は街で見かけるものよりも美味しい。きゅうりがおまけという、いつもと立場逆転なのがお店の気合の証拠。
抹茶でつくるお茶割り。
東京の酒場で飲む甲類のお茶割りとはまた違って、複雑な味わいの中に美味しさを感じます。
冷たいのもありますが、寒いときはホットのお茶割りもほっこり暖まりいいものです。
清酒大関のプレートが飾られています。4代目ということは、結構歴史のある酒屋さんですね!
中野は北口も南口も個性的で中身のしっかりとした飲み屋さんがいっぱいです。ぜひ、飲み歩きをしてみてください♪
ごちそうさま。
(取材・文・撮影/なゆ)
鎌倉酒店
03-5342-9054
東京都中野区中野2-30-14
16:00~23:00(日定休)
予算1,500円
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