開業から30年以上、牛久で地元に愛されてきた大箱の焼鳥店「すぎうら」。牛久市内の同名の焼肉店とは親戚関係。毎日仕込んだフレッシュな焼鳥がカウンターのネタケースにキレイに並ぶ様子は圧巻です。
牛久で一番大箱の個人店
日本初の大規模ワイナリー「シャトーカミヤ」(現在の牛久シャトー)で知られる茨城県牛久。牛久シャトー内のワイナリーレストランや牛久沼周辺の鰻・川魚料理などが知られていますが、実は駅前に「すぎうら」という総席数150もある大箱の串焼店が地元では有名です。
創業は1988年、店の雰囲気は地方の料理旅館のよう。一人飲みから宴会まで幅広く使えます。
牛久駅から線路沿いを3分ほど。神社近く、古い門前町にあります。
入るとすぐに若い焼き場の担当の男性とお手伝いのお姉さんが迎えてくれます。地域密着の個人系ですが、チェーン店てきな利用もできるようになっています。それでも、カウンターならば、町の小さな焼き鳥屋の雰囲気が楽しめます。
ずらっと並ぶ串は圧巻。開店前に調理場スタッフ総出で仕込むのだそう。すべて近隣から仕入れたものといいます。
ビールは以前と銘柄がかわり、アサヒスーパードライ一択となりました。焼き鳥店のカウンターに銀色のラベルが輝く、瓶ビール(中びん550円)で乾杯。
お通しは日替わりで、この日はスパゲティサラダでした。
メニュー
樽生ビールも瓶同様にアサヒスーパードライ。ウイスキーハイボールはブラックニッカクリア(390円)。チューハイ(樽ハイ倶楽部)類は390円。
注目は日本酒で、霧筑波、武勇、一人娘と3つの地酒。全国の人気銘柄もあります。
串焼きの種類豊富
串は24書類。味付けの選択肢にオリジナルのニンニクダレがあり、これが格別です。
500円前後の料理たち。ボリュームが結構ありますので、一人飲みならば注文は控えめに。
じゃがいもパリパリサラダや串揚げもありますが、人気はお腹に優しそうな「キャベジン」(310円)。ほぼすべてのお客さんが頼んでいます。
謎のキャベジンに週末食べたいニンニクダレ
キャベジン(310円)
こちらがそんなキャベジン。キャベツときゅうりのしそ漬けというシンプルな料理ですが、これがビールとの相性がとにかくイイ!
塩気はこうみえて控えめで、ビールだけでなく日本酒も進ませる一品です。
焼鳥はお店オリジナルのニンニクダレが絶品。大きい身にも負けないパワフルなタレをまとっています。ねぎま、もも、せせりなど、いずれも筑波地鶏を使っています。
クセのつよい串ですが、大変にあとひく美味しさです。味は濃い目、洋辛子をぐりっと塗って頬張ります。
すかさず、キンキンに冷えたチューハイ(390円)をぐっと追いかけます。
街の人気店で間続いてきたお店ならではの安定感があります。
牛久を訪れた際はふらっと立ち寄られてみてはいかがでしょう。
ごちそうさま。
(取材・文・撮影/塩見 なゆ)
店名 | 串焼きすぎうら |
住所 | 茨城県牛久市南1-4-27 |
営業時間 | 営業時間 17:00~23:30 日曜営業 定休日 不定休 |
開業年 | 1988年 |