神田明神✕サッポロビール『大えびす様展』見学、そして神田の街で乾杯!

神田明神✕サッポロビール『大えびす様展』見学、そして神田の街で乾杯!

2021年3月26日

神田明神では、2021年3月20日から4月18日(日)まで、神田明神資料館2階展示室にて「大えびす様 ~史上初!神田明神&ヱビスビールコラボ~展」を開催中。

神田明神のご祭神の一柱である、少彦名命ことえびす様にまつわる肉筆画や浮世絵などが特別展示されるほか、ヱビスビールを展開するサッポロビール株式会社が保管している、ヱビスビールにまつわる歴史的なアイテムも公開されています。

えびす様の祀る江戸総鎮守神田明神。ヱビスビールもご存知の通り東京・恵比寿生まれ。江戸東京つながりから、神田明神とサッポロビールが初めてコラボレーションしたイベント「大えびす様展」。その様子を取材しました。

「商売繁昌」と「医薬健康」えびす様の神社は飲食業界にとっても大切な存在。お参りと特別展の見学、そして最後はご近所でヱビスビールを頂きたいと思います。

(取材協力:サッポロビール株式会社)

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神田明神

「江戸っ子には明神様」の名で親しまれる神田明神。神田、日本橋、丸の内、築地市場など、東京の中心の総氏神です。秋葉原の氏神でもあることからサブカル系とのコラボも多く、若い世代には人気アニメやゲームなの舞台としても有名です。

新しく建てられた「神田明神文化交流館 EDOCCO」が資料館への入り口です。縁起もののグッズなどが並ぶほか、神田明神のお神酒も購入可能。散策の休憩にもおすすめです。

さてさて、それでは特別展に向かいましょう。資料館へは神社の地下を通る不思議な体験も。

資料館はえびす様でいっぱい!

神田明神が所蔵するえびす様の資料が、今回の企画に合わせて一般公開されています。江戸時代にかかれた貴重なものばかり。

だいこく様やえびす様の絵巻物をみているとポジティブな気分になってくるから不思議です。今年こそは飲食・酒類業界が盛り上がる年でありますように。

大黒様やえびす様、七福神のことをしっかりと理解することができる貴重な機会です。大漁の神様だから鯛を持つ、海に囲まれた日本だから、大漁=商売繁昌なのですね。

ビックリマン世代に響く!?えびす様のイラストシールがもらえます

歴史ある資料の横には、なんだか見覚えがあるテイストの絵もあります。かつて大ブームとなった”ビックリマン”。そのイラストを手掛けたエサカマサミ氏が描いたえびす様で、本展示のためにかかれたものです。入館する際にシールがもらえるので、ビックリマン世代の人には当時の記憶がよみがえりそうですね。

サッポロビール所蔵のアイテムも貴重なものばかり

サッポロビールは社名の通り、北海道札幌で北海道開拓使によって設立されたビール会社です。ですが、ご存知の通り、ヱビスビールも同社の歴史あるブランドです。

1906年に、大阪麦酒(現在のアサヒビール)、日本麦酒(ヱビスビール)、札幌麦酒の3社が合併し大日本麦酒となります1949年に大阪麦酒(アサヒビール)と日本麦酒(ヱビスとサッポロ)に分割され、日本麦酒はのちにサッポロビールに社名を戻します。そんな関係で、ヱビスはサッポロビールの1ブランドとしていまに至ります。

はじめて王冠で栓をした大瓶のヱビスビールなど、珍しいものが展示されています。展示品はヱビスビール記念館に展示されているものではなく、通常は非公開で保管されてきたもの。展示される機会が少ないため、ファンならば一度は見ておきたいものです。

ヱビスビール、なつかしのポスターたち。東京・恵比寿の地名のもとになった「ヱビスビール」。本社は銀座にあり、昭和初期には1階にビヤホールを併設した新社屋(現在のライオンビヤホール銀座7丁目店)を建設。ヱビスは現存する最古の東京地ビールです。

江戸三大祭のひとつ、神田祭。その様子が模型で再現されています。また再びにぎやかなお祭りが開かれることを楽しみにしています。さて、この神田祭の模型の中に、ヱビス様が隠れています。見つけられますか?

なんだか「えびす様」「ヱビスビール」と言っているとのどが渇いてきました。そろそろご近所へ飲みに行きませんか。

会場入口には、神田明神周辺のヱビスビールが飲めるお店一覧も掲示されています。これを参考に喉を潤しにいきましょう!

大えびす展は、本来は2020年(令和2年)のヱビスビール130周年記念行事として開催する予定だったもの。こういうご時世なので延期となりましたが、今年は感染対策をとりながら開催。境内にビヤガーデンを開く計画もあったそうですが、それはまたいつかのお楽しみということで。

【データ】

拝観料:大人300円、学生200円

期間:4月18日(日)まで

時間:9時から16時

公式: https://www.kandamyoujin.or.jp/bunka/detail/?id=94

神田でヱビス

YEBISU BAR(ヱビスバー) 御茶ノ水店

11時30分から夜まで、毎日日中も通しで営業しているヱビスバー御茶ノ水店(御茶ノ水ソラシティ)へ。神田明神からと徒歩3分ほどです。

ヱビスの世界観を楽しむバーをコンセプトにした、サッポロライオンのブランドのひとつ。独特な弧をえがいたカウンター席は一人飲みでもテンションがあがります。ついたてあり、感染対策あり。

ヱビスバーは、毎月最終金曜日は開店から18時まで、ヱビス全品が50%オフです。今日(掲載日:3月26日)はヱビスバーがオトク!

ヱビスビール(550円)

現在サッポロビールから発売されているすべての樽生ヱビスが味わえるのがヱビスバーの魅力。ゴールドなヱビスビールが一番好き。長年ヱビスビールのこだわりの製法である、バイエルン産アロマホップを使用し、麦芽とホップだけでつくるビールです。二杯目以降は、プレミアムブラックをゆっくり味わうのも格別です。

ヱビスマイスター(670円)

繊細で上品な味のヱビスマイスターは白身魚との相性が非常にいいです。真鯛のカルパッチョ 昆布のソース(900円+税)をおつまみに、じっくりと味わいたい一杯。

ゑびす様の“めで鯛”大判かまぼこ(750円)

えびす様は江戸時代に描かれたものにも鯛が描かれています。それは、ビールのヱビスのロゴでもいっしょ。そんな鯛をモチーフにしたかまぼこがあります。これ、結構な力技だと思うのですが、美味しくてヱビスバーではよく注文します。

ヱビスビールとプレミアムブラックを混ぜた、ハーフアンドハーフ。飲食店限定の琥珀ヱビスも味わえます。

公式情報:

創業明治32年の老舗ビヤホールを運営する「サッポロライオン」のホームページ
www.ginzalion.jp

かんだやぶそば

1880年(明治13年)早業のかんだやぶそば。東京を代表する蕎麦店の一軒。春は白魚そばや若竹そば、夏はじゅんさいそばなど、旬の食材をつかった蕎麦が長年通う人を魅了し続けています。

ヱビスビールが似合う老舗、かんだやぶそば。長年世代をこえて親しまれてきた味をいただきます。こちらも日中通しで営業しており、お昼から蕎麦店のおつまみでお昼酒が楽しめます。

ビールは樽生、瓶ともにヱビスビール。落ち着いた雰囲気の中、じっくりヱビスを味わうの至福のひとときです。

かまぼこ(750円)

お酒を頼むと一緒に供されるそば味噌。そして、蕎麦店のおつまみの代表的なかまぼこ。どちらもヱビスビールがよくあいます。

あいやき(1,400円)

合鴨と長ねぎを炒めたもの。合鴨の濃厚なコクとうまみが秀逸です。

春のおそば、白魚そば。白魚の天種でおつまみとして楽しむこともできます。かつて東京湾で多くとれた白魚は、桜の花が反射し桜色にみえたのだそう。

ヱビスビールは東京の伝統的な美味しさに寄り添ってきたビール。それを改めて実感し、奥深い魅力に出会えるお店です。

神田でヱビスビールを取り扱う居酒屋

かんだ串亭

神保町で40年続く魚と焼鳥の店。新潟のお酒を多く揃え、塩味の肉豆腐が名物料理。

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みますや

1905年創業のみますや。東京らしいおつまみが豊富です。とくに煮穴子とヱビスビールの相性ば抜群。

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(取材・文・撮影/塩見 なゆ 取材協力/サッポロビール株式会社)