【2020年3月末閉店予定との情報あり】姫路「あらき酒店」 城下街の角打ち、日曜も朝から営業中!

【2020年3月末閉店予定との情報あり】姫路「あらき酒店」 城下街の角打ち、日曜も朝から営業中!

2019年3月10日

世界遺産・姫路城をランドマークに、人口53万人が暮らす姫路市。大阪・神戸からのアクセスもよく、新幹線はのぞみ(一部の列車)も停車します。駅周辺はお城への観光アクセスや近隣の都市圏から集まる人で賑わう繁華街が広がり、酒場の数も豊富です。

また、姫路は日本酒づくりも盛んで、八重垣や奥播磨、灘菊など、地域密着のお酒を飲み比べるのも楽しみの一つです。

そんな姫路の駅前で朝から飲める角打ちがあると聞けば、飲みに行きたくなるものです。1964年(昭和39年)、東京オリンピックの年に創業した酒販店「あらき酒店」です。

 

姫路駅から姫路城は、徒歩15分。路線バスやタクシーで向かうのも良いですが、この街は立派な商店街があるので、ぜひそちらを歩かれてみては。きっと素敵な飲食店も見つかります。

 

縦に横に、大小様々な商店街があり、まだまだ元気。街の息遣いが感じられます。

 

あらき酒店も、そんな賑わいの中の1軒。日曜営業(木定休)で、観光で姫路を訪れた際にもおすすめ。朝9時から夜まで通しで営業中です。近隣にも立ち飲み、昼酒の大衆酒場はありますが、ここはとくにオアシスのような存在です。

 

姫路駅前は駅と周辺の大規模再開発が行われ、現在はとてもすっきりした雰囲気ですが、かつてそこで営業していた角打ちや駅前食堂の多くが移転となりました。ここ「あらき酒店」もそのひとつ。現在の場所に移転してからは、ほぼ立ち飲み屋と言っても過言ではないほど、整備されたコの字カウンターとなりました。お店がキレイ、と言っても、そこは歴史ある酒販店。人情味あふれた女将さんが迎えてくれます。

 

瓶ビールはアサヒとキリンで、大瓶がなんと390円ととてもリーズナブル。樽生はキリン一番搾りで、こちらも中ジョッキ300円と、さすが角打ちと言える安さです。チューハイは230円。

キリン岡山工場のレギュラーラガーをトトトと注いで、では乾杯!

 

名物はおでん。姫路おでんと言われるこの界隈のおでんは、生姜味が特長で、その歴史は長いです。

 

すじ(120円)や板こんにゃく(100円)は、味がシミシミで、ちょっぴり濃い味。それが苦味感じるキリンラガーを進ませることは間違いありません。平天(100円)やきつね色の豆腐(100円)も人気です。

 

串あげ(150円)や、リーズナブルな100円つまみでしそにんにく、もずく、いりこなど。冷蔵ケースには200円~250円でひねポンやポテトサラダなどの小鉢もあり、今日は「たこの酢の物」がたくさん並んでいました。

 

西灘・姫路といえば、やっぱりタコ。旨味が強くてやわらかい。これに合わせるならば、そろそろ日本酒でしょう。1杯250円から。地元のお酒・名城のにごりや龍力など、いろいろ飲み比べてみましょう。

こんな感じに、お昼から気軽に立ち寄れる素敵な角打ちです。駅から近いので、アクセスの良さもポイントです。

お好きでしたらぜひ。ごちそうさま。

 

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

 

あらき酒店
079-222-1125
兵庫県姫路市東駅前町57
9:00~20:30(木定休)
予算1,000円20円