「そんな遠くまで、よく飲みに行くねー」と昔から言われていました。だって安いんだもんという言い訳は山手線沿線ならばまだ通用しますが、それが神奈川県ともなると使えない。いまは、「これも仕事だから」なんて言ってごまかしていますが、いいお店があるならば、電車賃がいくらかかっても無条件で行きたくなってしまうのです。
神田や新橋なんかは、まぁ毎日のように徘徊(仕事です・笑)していますが、隣県といえども横浜はプチ遠征というレベル。やはり重点的に良いお店に入りたいものです。
で、今回は久しぶりの新杉田ということで3軒目に入りましたお店が「じぃえんとるまん」。以前上大岡店を紹介しましたが、その支店にあたり2008年のオープンです。
神奈川県では「市民酒場」という文字がつく老舗は多いですが、「じぃえんとるまん」は国民とついています。大きいね。うん。
JR新杉田駅寄りにあるお店で、店構えは小さく見えても結構奥に大きなお店。赤ちょうちんに惹かれて土日は13時から常連さんたちで賑わいます。この界隈、ほかにも早くから開くお店も多く、磯子区昼酒ならば杉田で間違いなし!
さて、本日のおすすめはなんでしょうねー。上大岡店はショーケースに並んでいますが、こちらはホワイトボードで確認するスタイル。旬のホタルイカ、いわしもいいねー、レバフライといえば立ち飲みの基本だもんね。
なにはともあれ、3軒目とはいえ喉がカラカラなので瓶ビールをもらいましょう。なんと大びん380円!いくら立ち飲みとはいえ、380円なんて価格は都心では考えられません。「ここは大阪天満なのかいっ」などと若干テンション高めの私。
さて、ここのドリンクで語らなければいけないのは、えーっと男梅サワー…ではなくて、樽詰めの生ホッピーの存在。大ジョッキ420円でいただけます。出荷制限のある幻の樽詰めということでファンの間で話題の生ホッピーですが、根岸線ならばここでしょ。
ささみチーズ揚げとひじきまめで、なんとなく華のない色合いになってしまいましたが、いいのです。飾りっけのない瓶ビールにはこういうつまみが丁度いい♪
おつまみは基本200円前後で千円札一枚でも十分楽しめます。二枚だしても、たぶん使いきれません。
じぃえんとるまんといえばピザ。注文を受けてから焼き始めるコダワリのピザは人気メニュー。シラスたっぷりでチーズがふわーっと伸びる薄生地ピザはビールのおつまみに最高です。大びん380円なのだからこういうちょっと贅沢メニューも安心。
元祖酎ハイが250円で置いてある中、上には上がいまして獺祭シリーズも並ぶ幅広さ。立ち飲みでもそんなハイレベルを飲む方がいらっしゃるのですね。私も見習わなくちゃ。
キャッシュオンで飲んだ分・食べた分だけその場でお金が引かれるシステムは、やっぱり駄菓子屋さんですよね。いくつになっても、こういうお店で遊びたいものです。
なんだかんだで2時間近く立ち飲んで、すっかりお隣の大手重工業にお勤めという会社員グループと意気投合したところで、ごちそうさま。
また来まーす。
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(取材・文・撮影/塩見 なゆ)
じぃえんとるまん 新杉田店
045-775-5022
神奈川県横浜市磯子区杉田4-8-2
平日16:00-23:00 土日13:00-22:00(第2日定休)
予算1,200円