酒屋の一画でお酒を楽しむ角打ちは、少しずつ確実に広まっています。登戸にも2021年6月、『地酒本舗 小島屋』という角打ちが誕生。日本名門酒会加盟店で、日本全国から仕入れた地酒が1杯150円~で楽しめます。
カフェのような洒落た酒販店。奥に角打ちスペース発見
外観
登戸に新しい酒屋がオープンしました。
正確には、昭和初期創業の業務用酒販店『小島屋酒店』が、小売向けの実店舗を新たに構えたというのが正しいです。現代において酒販店が新しい実店舗をオープンすることは非常に貴重なことです。
内観
世代交代もあって、従来の業務用配達だけではなく、試飲会やイベント開催など積極的に取り組みだしている同店。新店舗も、お客さんとの新たな接点をつくるために開いたそうです。若い世代が中心となって運営する酒販店だけあって、お店はカフェ風の雰囲気ですし、お酒のラインナップも個性的な銘柄が多いです。
店は奥へと長く、突き当りが角打ちスペースになっています。清酒通函を重ねたスタンディングテーブルが用意されており、6人ほどが利用できる広さです。お手洗いもあります。
角打ちについて
- 有料試飲は30ml 150円~
- ボトル(ワイン、ビール等)の抜栓料は300円
- 滞在時間の目安は30~40分
- 料理はありませんが、乾きものはあります。
ラインナップ
いづみ橋、萩の鶴、開運、五橋、相模灘などの日本酒は30ml 150円。ボトルワインなども楽しめます。
クラフトビールや大手の瓶ビールもあります。例えば、サッポロラガー中瓶は308円ですので、プラス300円で角打ち飲みが楽しめます。期間限定で、2023年夏は抜栓量150円とのこと。
少量でも燗をつけてくれます
雰囲気のよい角打ちスペースで、ちびりと飲むお燗酒。最高です。
頂いたお酒は、同じ小田急沿線の海老名にある酒蔵・泉橋酒造の「いづみ橋」。ふんわり香るお米の風味がたまりません。乾杯!
角打ちなので料理はありませんが、乾きものは用意されています。この海苔は、「酒屋さんが選んだ味付けのり」(朝日海苔)という、角打ちにぴったりなもの。
「グラスで飲む冷えたお酒ならば」と提案していただいたお酒は、CASARECCIO 純米生原酒(舞鶴・池田酒造)。カサレッチョはイタリア語で「手製の」という意味を表すそうです。
甘みと酸味、巨峰のような渋みがあるワインに近い味のお酒。これは美味しい!
ごちそうさま
いろんなお酒を少しずつ味わいつつ、お酒の話が聞けるプロの店です。小売の営業中は角打ちコーナーも利用可能ですので、お昼から楽しめます。角打ち入門の一軒としてもオススメ!
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(取材・文・撮影/塩見 なゆ)
店名 | 地酒本舗 小島屋 |
住所 | 神奈川県川崎市多摩区登戸新町362 |
営業時間 | 営業時間 平日12:00~20:00 土日祝10:00~20:00 定休日 火曜日 |
開設時期 | 昭和初期創業 2021年6月6日より現在の店舗で角打ちスペース開始 |