暖かくなると、ますますお酒が美味しくなります。(冬が近づくと、年末の酒がイイとか書くタイプ)
縮まって過ごす寒い日も終わり、心から開放感を感じられる今の季節。なんだか日常ではない街に足を伸ばして飲みたくなりませんか?
ということで、今回は国分寺の記事です。国分寺市周辺にお住まいの読者様には当然の日常だと思いますが、都心メインで徘徊している私としてはちょっと遠い場所。
一時期、小平市の一橋学園に住んでいたことがあるので実は馴染みの街ではあるのですが、あの頃と今は駅前の雰囲気がガラリと変わっていて、なんだか知らない街に来た気分になります。
さて、まずは目指すお店は「四文屋」です。ご存知中野区発祥のもつ焼き店で、自由が丘から北は札幌にもお店を展開するちょっとしたチェーン居酒屋です。とはいっても、お店それぞれに個性があり、店長さんはじめ働かれている皆さんの雰囲気は個人系酒場のそれ。だからこそ、四文屋は全店制覇を目指したいのです。
四文屋といえば、もつ焼きに合わせるお酒の定番は「キンミヤ焼酎」ですが、本日はそのキンミヤ焼酎を製造販売されている宮崎本店東京支店の”エース”と同行訪問です。
エースは海外営業も担当する多忙な人。わざわざ私の全店制覇の野望に付き合ってくださるなんて、どうもスミマセン。
そんな彼がいようとも、私は気にせず黒ラベル。やっぱり最初の乾杯はビールでしょう。乾杯!
うんー、やっぱり飲み飽きない味が一番です。
飲み飽きないといえば、甲類焼酎も飲み飽きないですよね。そのまま飲むのならば、やっぱり梅割りでしょう。下町の人気もつ焼き店よりも大きいグラスに並々と注がれる25度のキンミヤ。
そこに梅エキスをぽちょんと。私は甘さ控えめが好き。エキスは最近知名度がぐんぐん伸びている下町のシロップメーカー天羽飲料製造有限会社製。ネット上に情報があふれる昨今、一般の方も梅エキスは「天羽がいい」とか「梅の香ゴールド(オエノン)」がいいとか言う時代になりましたが、私が飲みだしたころはそんなこと言うのはマニアか業者くらいでした。
と、話がずれてしまいましたが、梅割りをきゅっと飲みましょう。喉を流れるアルコールを快感と思えれば私と同じ変人の域(笑)
四文屋は煮込みが美味しいです。何も悩まず、まずはそれを。白味噌ベースで豆腐以外はほとんどシロを中心としたモツ。味がしっかりコッテリしているのが梅割りとよく合うんです。
レバーは中がプリプリしているのが幸せです。ここはどの部位も1本100円というのが素敵。丁寧な仕事のされた焼きとん、これが100円で食べられれば文句なしでしょ。
そして部位の種類が多いのも特長で、タン、ハツ、シロなどの定番だけでなくテッポウ、トロ、アゴ、チレなんかも100円です。
フエスジは四文屋でしか見かけない豚の喉周辺の部位。それぞれ美味しい味があるのでタレ・塩悩んだらおまかせで間違いなし。こだわってくると「アゴよく焼いてにんにく醤油で」なんて言う人もいます。
小皿料理も100円から150円、刺身系はなくてもこれだけの品揃えならば、やつぱり四文屋に行きたくなりす。
四文屋オリジナルのハイボールは、下町の焼酎ハイボールのようなもの。やや甘めですので、ドライなボールを期待しているとちょっと違うも?でも私は大好物です。
キンミヤのエースとクイクイと飲んでいい気分。こういうときの情報交換はとっても大事で、イイお店を教えてもらえますし、逆に私もキンミヤファンの想いを伝えられています。
キンミヤがとっても愛されているこちらのお店。カウンターで飲むお客さんのほとんどが梅割りという光景にエースも私も驚きを隠せず。東京で一番売れているお店なのでは?
国分寺でもつ焼きならば、やっぱり四文屋は外せませんね!
ごちそうさま。
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(取材・文・撮影/塩見 なゆ)
四文屋 国分寺店
042-326-2552
東京都中野区本町3-5-1
15:00〜23:00(無休・串がなくなり次第閉店)
予算1,800円