銀座『銀座スイス』創業80年!イギリスの国民食にもなった「カツカレー」発祥の店 実は焼売も名物

銀座『銀座スイス』創業80年!イギリスの国民食にもなった「カツカレー」発祥の店 実は焼売も名物

イギリスでは今、ロンドンの日本食レストランが広めたカツカレーが国民食と呼ばれるほどの人気を集めています。向こうでは日本料理として親しまれる一方で、国内ではれっきとした洋食の扱い。海を越えてジャンルが入れ替わるのは興味深いですね!今回は美味しいお酒も一緒に楽しめる、カツカレー発祥の老舗洋食店をご紹介します。

※カツカレー発祥の店は諸説あります

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世界で愛されるカツカレーのルーツ

1947年(昭和22年)創業の「銀座スイス」。歴代首相に料理を提供してきた岡田進之助氏が、戦後の混乱期に高価だった西洋料理を多くの人に味わってほしいと開業しました。次男の義人氏が帝国ホテルで修業していた縁もあり、カレーは帝国ホテルと同じレシピを用いたカルカッタ風で提供されていたそうです。

カツカレーが誕生したのは創業の翌年となる1948年。常連客だった巨人軍の千葉茂選手が、試合前に「カレーライスにカツレツを乗っけてくれ」と注文したのが始まりと記録されています。

当時のメニューにトッピングの概念はなく、カレーとカツレツは別々の料理。最初はカレーを煮込む手鍋にカツを入れたカツ煮スタイルだったようですが、サクサクの食感を楽しめるようにカツの上からカレーをかける今の形に進化し、誰もが知るカツカレーが出来上がりました。

プロ野球選手のゲン担ぎで生まれた一皿が、いまや海を越えて世界中で食べられている歴史を知ると、目の前のカレーがさらに味わい深く感じられます。

伝統の洋食をおつまみにグラスを傾ける至福の時間

お店の入り口にはステンドグラスがあしらわれたレトロな扉があります。横にはSORACHI BASEの看板。

まずはサッポロビールSORACHI 1984から始めましょう。オリジナルのマグカップで提供される冷えた一杯。それでは乾杯!心地よい苦味が喉を潤します。

合わせて注文したのは、人気のおつまみである自家製ポテトサラダです。

なめらかにマッシュされたポテトはマヨネーズの酸味が抑えられ、芋の甘みが引き立っています。シンプルながら奥深い味わいで、ビールの小休止にぴったりです。

洋食屋さんのシュウマイ ※3コで750円

続いて洋食屋のシュウマイが運ばれてきました。

かつて築地にあった系列のビールバーで裏メニューとして提供されていた一品です。シイタケやタケノコなどの中華食材は一切使わず、ベーコンと2種類のタマネギを練り込み、ブイヨンと白ワインで仕上げた完全な洋食。

千葉さんのカツカレープレミアム:3,500円

肉の旨味とタマネギの甘みが凝縮されており、ここで赤ワインのグラスを追加します。豊かな果実味を持つ赤ワインが、シュウマイの肉汁と見事に調和します。

そして本日の主役「千葉さんのカツレツカレー プレミアム」(3500円)の登場です。

茨城県産のブランド豚「常陸の輝き」の最上級ロースを150g使用した贅沢な一皿。純製ラードと生パン粉でカラリと揚げられたカツは、衣が薄く肉厚です。

カツのカレーは別添えになっているのがプレミアムの特長。

まずは付け合わせの塩で豚肉の甘みを味わい、その後カレーソースを絡めるのがオススメの食べ方です。

小麦粉を使わず、すりおろした野菜とミンチ肉をとろとろになるまで煮込んだカレーソースは、スパイシーさの奥から野菜の優しい甘みが現れる。

サクサクのカツとコク深いカレーソースの組み合わせは、何度食べても新鮮な感動を与えてくれます。

フランス・ローヌ マリウス グラスワイン:600円

カニクリームコロッケやハンバーグなど、カツカレー以外の洋食メニューも充実しています。複数人で訪れて様々な料理をシェアしながらワインを楽しむスタイルもおすすめです。

昭和から受け継がれる本物の味を銀座のまん真ん中で

2022年に移転した本店は、ゆったりとした40席の空間が広がっています。昔ながらの丁寧な仕事を守りつつ、時代に合わせた新しいメニュー開発にも取り組む姿勢が、長く愛される理由だと実感します。

銀座のまん真ん中で、昭和の洋食文化に思いを馳せながらグラスを傾ける。日常の喧騒から離れ、上質な食事と酒を堪能する大人だけの贅沢な時間です。

洋食も豊富なので、カツカレーを食べなくても十分楽しめます。※2018年 旧店舗時代に撮影

店舗詳細

メニュー
店名銀座スイス 本店
住所東京都中央区銀座3丁目4−4 大倉別館 2F
営業時間11時00分~20時30分
創業1947年

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