京成関屋駅と東武牛田駅をつなぐ50mの通り道にある、不思議な蕎麦屋『立ち食い雑賀屋 本店』を訪ねます。昭和の海の家や古い公園の売店を思わせるノスタルジックな店構え。豊富なメニュー数を誇る立ち食い蕎麦店でありながら、生ビールや本格的な肉料理も揃います。今回は名物の唐揚げ太麺蕎麦をご紹介!
昭和の面影を残す駅間で、朝から晩まで賑わう立ち食いの人気店

足立区にある京成関屋駅北口を出ると、すぐ目の前が東武線の牛田駅。そのわずかな隙間の通路沿いに、赤い日よけと紺色の暖簾を掲げた『雑賀屋 本店』が店を構えています。

以前も「冨士三屋」として立ち食い店が営業していた場所に、2018年3月にオープンしました。
周囲には近隣で展開する同グループの焼き鳥店や居酒屋もあり、仕入れが共通からか立ち食い蕎麦ながら、つまみも充実。ノンベエ的には完全に立ち飲み酒場です。

店内は厨房に向かった立ち食いカウンターのみ。すだれが下がり、手書きの短冊メニューが並ぶ空間は、2018年オープンとは思えない雰囲気。

一方、店先には白いテーブルと丸椅子がいくつか用意されており、座ってゆっくり味わうことも可能です。中休みなくで朝7時から夜23時まで営業しており、通勤途中の会社員から地元で散歩を楽しむ人々まで客層は様々。
名物の太麺蕎麦や鶏天だけでなく、和歌山ラーメン、松阪牛ホルモンを使ったカレーまで存在し、立ち食い蕎麦屋としては日本一のメニュー数を誇ると紹介されることもあるようです。
キリン一番搾りとジャンボ唐揚げ、極上太麺の完璧な組み合わせ

まずは食券機で「生ビール(キリン一番搾り)」を購入し、店先のテラス席(テラスというか縁側というか…)へ。
平日の昼間、忙しなく乗り換える旅客を眺めつつ飲むビールは背徳感の極み。向こうからどう見られているかは、この際気にしません。

合わせる料理は、名物のジャンボ唐揚げ太蕎麦。唐揚げ(単品なら200円)は別皿でお願いすることもできるので、まずはこれをバリバリとつまみとしていただきます。
1個100gほどあるずっしり系。かぶりつくと、醤油やニンニクの香ばしい風味が口いっぱいに広がり、鶏もも肉のジューシーな旨味を感じられます。この唐揚げをつまみにビールを飲み進め、さらに鰹や鯖から取った少し甘めで旨味的なものと醤油の立った蕎麦つゆを一口すすると、最高のお酒のお供にぴったり。
主役の極上太麺は、平打ちで特注とのこと。
きしめんを思わせる太さとモチモチとした食感があり、温かい汁に浸ってものびにくいから飲酒重視のノンベエさんでも安心。

〆は、残しておいた唐揚げをトッピング。つゆをたっぷり吸わせていただきます。コクのあるつゆと肉の脂が馴染んで、ボリューム満点のB級料理の完成です。
駅と駅の隙間に息づく、懐かしくも新しい立ち飲みスタイル

駅前の屋外テーブルで風を感じながら味わえる『雑賀屋 本店』は、これからの季節にぴったり。隅田川と荒川に挟まれた場所だから風も心地いい!
単純な立ち食い蕎麦の利用から、休日の明るい時間帯の軽い一杯まで、様々なニーズに応えてくれる頼もしい存在です。足立区はまだまだディープです。
| 店名 | 立ち喰い 雑賀屋 本店 |
| 住所 | 東京都足立区千住曙町2−3 |
| 営業時間 | 7時00分~23時00分 無休 |
| 創業 | 2018年 |
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