茅場町『香味亭』株と酒の街にある老舗洋食。ミックスフライに大満足

茅場町『香味亭』株と酒の街にある老舗洋食。ミックスフライに大満足

2022年9月13日

茅場町にキリンビールが美味しい洋食店があります。店の名は『香味亭』。茅場町の交差点で長く営業している老舗の洋食店です。お昼はお手頃価格で本格的な洋食ランチ、夜はしっかり楽しめる欧風居酒屋として常連さんに親しまれてきました。今回はランチ(もちろんビール付き)の様子をご紹介します。

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証券マンと酒類関係者御用達の洋食店

東京都中央区茅場町。証券会社や酒類・食品企業が立ち並ぶビジネス街です。東京証券取引所もある兜町(茅場町)が証券マンの街というのは知られていますが、茅場町に隣接する新川周辺が江戸時代から続く『酒の街』というのはあまり知られていません。

いまでも、酒類卸大手の日本酒類販売の本社や、日本盛、白鷹、辰馬本家酒造、宮崎本店といった錚々たる日本酒メーカーの東京支店が立ち並んでいます。かつてこの地にあったキリンホールディングスの本社は移転しましたが、今でも首都圏の営業拠点である「キリン日本橋ビル」があり、多くのキリン関係者が勤務しています。

外食に詳しい酒類関係者が贔屓にする店がいくつかあり、茅場町駅すぐの老舗洋食店『香味亭』もそうした一軒です。

ビルの地階にあるため、気づかず素通りしてしまいそうです。居酒屋「香味亭」と書かれた看板が目印。

日中洋食店、夜は昔ながらの欧風酒場として営業しています。

長く続く洋食店特有の、親しみやすさとパリッとしたムードが融合したような雰囲気が心地良いです。階段を降りるときには想像ができないほど店内はひらけています。

※喫煙可能店

品書き

お酒

大樽(樽生)はキリン一番搾り生ビール:500円、ランチビール:300円。瓶ビールはキリンラガー中瓶:500円。

ほかには、陸ハイボール:380円、米焼酎白水:500円など。日本酒は岩手鶴あさ開:400円や高清水:500円など。

品書き

洋食店ながら刺身があるのはなんだか素敵。イナダ:550円、鰹のたたきなど。

自家製スペアリブ:990円、自家製メンチカツ:660円、豚の角煮とそぼろのレタス包み:1,100円、ニシンのオリーブオイルマリネ:880円など。

ランチメニュー

本日の日替わりランチ:900円、特製ビーフカレー:850円、サービスビーフステーキ:980円、テキサスステーキ:1,300円など。

あぁ、すばらしき洋食飲み

一番搾り生ビール(500円)

街の蕎麦屋や大衆中華で飲むのと同じように、街の洋食店もお酒の注文ができれば立派な飲み屋です。

今日はお昼から飲もうと足取りも軽く開店直後の香味亭へ。奥のテーブル席に案内いただいたところで、まずは生ビールを注文しました。ランチビールもありますが、たっぷり入る中ジョッキがやっぱり嬉しいです。

銘柄はキリン一番搾り。しかも状態は素晴らしくいいです。それでは乾杯!

ミックスフライ(950円)

ステーキで飲むか、ビーフシチューで一杯楽しむのも捨てがたい。何にしようか店内をみまわすと、となりのテーブルで慣れた感じで食べている常連さんがエビフライを美味しそうに頬張っています。決めた、「ミックスフライランチをください」。

まずはじめに、カレーをいれるようなソースポットに山盛りのタルタルソースがでてきました。続いて揚げたてのフライが到着。

サーモン、ホタテ、白身魚、エビフライの4点。なかなかボリュームがあります。

揚げたてのフライにはもちろんウスターソースがよくあいます。衣がソースを軽くはじき、エッジを保ったまま染みていきます。

そして、この特製タルタルソースが驚くほど美味しいです。たっぷりと出してくれるので、いつもより多めにたらしてもなくなりません。

サーモン、ホタテも入って、大満足の内容です。

昔ながらのビジネス街にある飲める洋食店『香味亭』。懐かしい雰囲気も含めて、ビールが進むお店です。

ごちそうさま。

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(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

店名香味亭
住所東京都中央区日本橋茅場町1-11-2 フジビル B1F
営業時間11:00~14:45・17:00~23:00(土は11:30~14:45/17:00~22:00・日祝定休)
公式サイトhttps://sumamoba.com/koumitei