三越前「室町砂場」 明治三年創業、あさりを摘みに瓶ビール

三越前「室町砂場」 明治三年創業、あさりを摘みに瓶ビール

2014年11月23日

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蕎麦は神田の藪だ、麻布の更科だ、虎ノ門の砂場だ。いや、藪は並木がいい、更科は神田錦町がいい。ならば砂場は室町だ。

こんな会話、一度や二度はありますよね。文豪たちも様々な著書でお気に入りの蕎麦店を紹介しています。皆さまはどこのお店がお気に入りですか?

老舗蕎麦店のひとつ、室町砂場は「天ざる」、「天もり」発祥のお店として有名ですが、ここは蕎麦の前につまむ「あさり」がとにかく美味。これを食べたくて定期的に通っています。

神田駅からも日本橋界隈からも近くたいへんアクセスが良く、立派な店構えでも料理は庶民価格ということもあり大変重宝しています。

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それでは目的のあさり(600円)とサッポロ黒ラベルで乾杯しましょう!

あさりはさすがお蕎麦屋さん。醤油や酒の使い方はまさに秀逸。そのひとくち・ひとくちが次のビールを誘います。この組み合わせを求めてやってきました。

蕎麦前を楽しむ人が多いのも特長で、お昼から飲める貴重な場所でもあります。日本酒は菊正宗。キクマサは樽酒も置いていて、まさしく東京の蕎麦屋。

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お蕎麦は更科粉(ざる)と一番粉(もり)があり、どちらも甲乙つけがたいです。

中庭におりてくる穏やかな日差しを眺めながら大びんをゆっくり飲み干して、最後にすすっと蕎麦をいただく。まだ明るい時間から大人のちょっとした贅沢です。

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建物は改装されてバリアフリーにもなり、とてもきれいな店内。
広々とした空間なので、せかされることなくのんびり蕎麦前が楽しめます。

お蕎麦にビール、実は結構よい相性なんですよ。夏場のぐーっと飲む生ビールではなくて、ビヤタンに継ぎ足しながら飲む冬の瓶ビールがよくあいます。

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上品なお客さんたちが静かにお酒やお蕎麦を楽しむ空間。
穏やかに飲めるキクマサや黒ラベル。濃い目のおつゆで食べる締めの蕎麦。とても幸せです♪

ごちそうさま。

 

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(取材・文・撮影/塩見なゆ)

 

室町砂場
03-3241-4038
東京都中央区日本橋室町4-1-13 砂場ビル
11:30~21:00(土は16:00まで・日祝定休)
予算1,700円