風光明媚な観光地として人気の福岡県糸島市。JR筑肥線の糸島高校前駅からわずか徒歩2分という便利な場所に、旅の最後にぜひ立ち寄りたい一軒があります。
糸島観光の締めくくりに。駅徒歩2分の実力派酒屋

店名は『蔵屋』。昭和39年(1964年)創業の、地域に根ざしたお酒屋さんです。一見するとごくありふれた国道(唐津街道)沿いの酒屋さんですが、暖簾をくぐると、そこにはお酒好きにはたまらない“角打ち”コーナーが併設されています。
明るいうちから飲ませてくれるのが、なんとも嬉しいところ。糸島の美しい景色を堪能した後、電車に乗るまでの小一時間、心地よい余韻に浸りながら一杯、という最高のひとときを過ごせます。
発酵のプロが営む、糸島の「食」の発信基地

『蔵屋』の魅力は、ただお酒が飲めるだけではありません。社長自ら醸造・発酵の知識を活かし、自家製の味噌や漬物なども製造・販売しています。まさにお酒と食のプロフェッショナル。
店内には、糸島産山田錦を100%使用したオリジナル日本酒『糸島 蔵屋SPECIAL』や、人気のクラフトビール『糸島ビール』など、ここでしか手に入らないお酒がずらり。旅の思い出話に花を咲かせながら、どれを飲もうかと悩む時間もまた楽しいものです。
まずは瓶ビールから。ゆるりと流れる島の時間

角打ちの作法に則り、まずは瓶ビールから始めましょう。銘柄は定番のサッポロ黒ラベル。日常的に飲んでいる銘柄もこうして旅先の角打ちで飲むとひと味違うんですよね。

乾きものをつまみながら、店内に並ぶお酒を眺める。聞こえてくるのは、地元の方の穏やかな話し声。大都市・福岡の喧騒から離れたこの場所には、ゆっくりとした時間が流れています。これぞ角打ちの醍醐味です。
ビールで喉を潤した後は、ぜひこの土地ならではのお酒を。女将さんにおすすめを尋ねると珍しいお酒をいくつか提案してくださいました。頂いたお酒は全量糸島産本格芋焼酎 糸島。紅あずまと米麹を100%使用、こくのある良い焼酎です。

電車の時間が近づいてきたら、お土産に気に入ったお酒や自家製のお味噌を買って帰るのもおすすめ。
旅の〆は、糸島ならではの一杯を

福岡市内から少し足を延せば出会える、温かな角打ち。唐津・糸島観光の際には、JR筑肥線を途中下車して『蔵屋』にふらりと立ち寄られてみてはいかがでしょう。私はのんびりと気分転換になる取材になりました。さあ、夜はは福岡でがっつり屋台巡りをしよう!
店舗詳細

- 日本酒 糸島 田中六五:500円
- 日本酒 大分 西の関:500円
- 白糸酒造ハネ木搾り純米酒 糸島70:500円
- 瓶ビール大瓶:500円
- チューハイ:310円
- 本格焼酎:1杯390円
- あじたたき:350円
- かきのどて鍋:350円
店名 | 蔵屋酒販 |
住所 | 福岡県糸島市浦志1-7-5 |
営業時間 | 9:30~22:00(日曜日は21:00まで) |
創業 | 1964年 |